2015年01月24日
【日曜大工仕事など】テーブルの天板をラジアータパイン集成材に交換
15年くらい前に、島忠家具で買った普通のダイニングテーブルとイスのセットを使ってきました。テーブルは、180cm×90cmの最近では大きめのタイプで、天板も40mm厚、脚も無垢材でとても重さがあり、そこそこしっかりしたモノでした。
テーブルの天板は、おそらくパーティクルボードに全面突き板張りをしたものでした。ですが、パーティクルボードと突き板の接着面が脆く、突き板が濡れなどでひび割れてくると、そこから突き板が浮いてはがれるようになってきていました。
突き板がはがれてしまうとそこが凹むのですが、直しようがないので、初めのうちは写真のように木工用のエポキシパテで埋めていました。しかし、はがれる箇所が増えて面積も増えてくると、エポキシでは対応できなくなり、はがれも補修も汚らしい印象になってました。テーブル全部を換えると費用がかかるので、脚はそのままに天板だけ交換することにしました。たいがいのテーブルは、天板は脚とつなぎの幕板の上に載っているだけなので。
お付き合いのある地元埼玉の板材なども考えましたが、再利用するテーブル脚が写真のようなやや猫足なので似合わず、割り切って手に入りやすい安いラジアータパインhttp://www.wood-museum.net/radiata_pine.php集成材で済ませることにしました。その180cm×90cm×30mm厚の集成材を縦横5cmカットして、テーブルサイズを5cmほど小さくします。角を45度に落とし、角の面取りをして、脚の上に載せて固定するだけです。このテーブルは、木片を使って下からビスで天板を固定するタイプです。
脚の上に天板を乗せると、写真のような感じです。見た目も木の色も正直合ってませんが、テーブルは脚のデザインがあまり目に入らないので、気になる機会はそんなには多くないのかなと思います。
天板全体を上から見るとこんな感じで、前記の1枚目の写真の突き板と比べると、かなり明るく木目も目立ちます。ダイングの雰囲気は、明るく少しアクティブな印象に変わりました。
集成材の表情は、かなり細く短い材を貼り合わせていて、節や汚れが出ないようにしている感じです。この集成材、フィンガージョイントのギザギザ面が見える向きで集成されています。板材の場合、板面方向に動かないようギザギザが見えない方向で集成されることが多いように思うのですが、この向きの方が、フィンガージョイント部に薄くはがれやすい部分が出ないというのもあるのですよね。
塗装は、食卓なので、自然オイルだけのオイルフィニッシュを塗ったのですが、最初のうちから、いわゆる輪染みがどんどん残ってしまいました。そのため、輪染みをペーパーで磨いて、シリコン樹脂を含むオイルフィニッシュをその上から塗り足し、三分艶のような仕上にしています。これであれば輪染みも、ふきんで普通に拭けば残ることはありません。
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posted by ki at 21:02| Comment(0)
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