2週間ほど前になってしまったのですが、東京ビックサイトのJAPAN SHOP 2008と建築・建材展 2008へ行ってみました。面白そうな材料探しと、今年は店舗のディスプレイ関係も見てみたかったので、JAPAN SHOPも練り歩いてみました。ディスプレイや広告用の巨大なプリンター?やフィルムの技術のすごさに感心しながら、マイナーな建材関係で、気になったものを少し載せてみます。小規模なブースに、変わったモノがたまにあるような気がします。
館内撮影禁止なのですが、リボールさんとワンルーマーさんは、許可をいただいて撮影させてもらいました。
●ニューリボールマイティZ
塗膜防水材です。特徴はFRP防水と違って、柔らかくて多少の伸縮性があること、非常に接着力が強いこと、防水材単体で不燃材料でかつ、下地合板で屋根飛火性能のDR認定を受けていることです。リボールは、http://www.rivall.com/です。
堀崎町の家でもルーフバルコニーの防水として使用することにしています。認定施工制なのですが、FRP防水と異なり、サッシを先付してシールを打ち、その上からマイティZを塗れるそうです。接着力が強いので、サッシにも充分接着するそうです。ただし、水性のためオープンタイムが2週間ほど必要なことに、施工上で考慮してくださいとのことでした。
在来浴室の防水としても非常に簡単で、合板下地にマイティZを塗るだけでも充分とのことでした。なおかつトップコートをしない状態で、一般的なサイズのタイルが普通のタイルボンドで充分貼れるそうです。このタイルが簡単に貼れることは事前に知らず、堀崎町の家の在来浴室はシート防水とモルタル下地になっているのですが、ギリギリのタイミングですが変えたくなりました。防水材料としては高価ですが、施工が単純なので、逆に良いかもしれません。
●essence
伊吹物産が展開しているessenceエッセンスという室内装飾品のシリーズです。写真は、カタログの一部です。水栓まわり、手洗鉢、スイッチプレート、棚やカーテンの装飾などを自社企画で生産しているそうです。essenceは、http://essence-i.com/です。
住宅を設計される場合、水栓などの金属モダンデザインを好まない方は以外といるのではと思うのですが、大手にはほとんど選択肢がありません。外国製のものを使う場合も、排水等との施工性や、パッキンなどの消耗部品の将来手配などに不安が残ります。
会場を歩いていたら、非常に雰囲気のある水栓が展示されていて、個々の製品の仕上がりがきれいで、かつ値段があまり高くないということで、話をしてしまいました。
単水栓が3種、混合栓が1種あって、それぞれおもに3色あります。そこに、磁器製の主に3種類の形で各8色のハンドルを組み合わせることができるそうです。さらに、排水金具や配水管、さらに止水栓まで、水栓と同色のものを用意して露出配管に配慮しているそうです。
●和室用のミニキッチン
ホールの片隅に、座っての利用を想定した和室用のミニキッチンを発見しました。販売はワンルーマーhttp://www.oneroomer.jp/で、製造は亀井製作所とのことです。国際福祉機器展とかの方が適しているような、まわりとの違和感に惹かれてしまいました...。
主に、高齢者施設向けに、天板高さの低いミニキッチンを販売しているようです。そのブースに、試作品としてこの座って利用の和室用ミニキッチンが展示されていました。企画者の方?と話をさせていただき、どうですかと逆にきかれてしまったので、「2世代同居パターンの住宅で、和室がおばあちゃんの部屋とかになることが多いので、そこに別にミニキッチンが欲しくなった時とかですかねえ...。」と、適当なことを答えてしまいました。
座ってのミニミッチン利用が、便利か楽かはちょっと分からない感じです。でも、畳の部屋で立ってのミニキッチンというのも多少変なので、座ってというのがあり得るかもしれません。
2008年03月16日
【建物を考える】JAPAN SHOP 2008と建築・建材展 2008にて
posted by ki at 23:20| Comment(0)
| 建物進行中など
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