前回、
http://home.kurade.net/article/11543173.htmlの続きで、ミニ灯りの庭のミニハウスを試作して、点灯実験をしました。どんな紙で作って、どのくらいの大きさがいいか、光量が足りるかどうかなどを検証してみました。
●ミニハウスづくり


まず、普通の灯りの庭と同じで、ダンボールで作ってみます。茶色の無地の適当なダンボールが無かったので、セキチューで100円くらいで買ってきたのものを使いました。ダンボール箱なので厚さは5mmです。12cm×12cm×18cmくらいで作ってみたのですが、このサイズのダンボールを手加工で精度を出すのは、かなり困難でした。ダンボールのこでは小さすぎ、カッターではダンボールのきれいな切断は難しいです。
屋根の形は、底辺が正方形なので、やはり方形屋根にしました。屋根を後から載せる作り方をしたので、少し軒先が出っぱるような形になりました。土台の板には、壁面の角にひっかかりを作って、ただ載せるだけにしています。

ダンボールでの反省をふまえて、次は、東急ハンズで見つけた1mm弱厚くらいの、クリーム色のボール紙で試作します。本当は、パッケージに使うような、もう少し薄くて張りのあるボール紙が良かったのですが、少量入手は困難なようでした。
今度は、CADで設計して印刷したものをボール紙に仮貼りして、それに沿ってカッターで切ります。高さが18cmではちょっと高かったので、壁面を12cm×12cmの正方形にして、軒が出ないよう壁面と屋根面がつながった作り方に変えました。ちょっと設計を間違えて、屋根の勾配が緩くなりすぎました。土台に載せる引っかかりは、切り込みを入れ内側に折り曲げるタイプに変えました。
単純な穴抜きだけでなく、1つの面は細かい模様をカッターで切り抜いていく図柄にしました。壁面には猫っぽい顔を、その屋根面には「で」という字をデザインしてみました。斜めの線は、図柄をあまりジャマせずに各パーツがバラバラにならないようにするためです。ボール紙がしっかりしているので、細い線もOKですが、この厚さだとカッターで一発で切れないので少々手間です。

●載せて点灯テスト


上の写真は、土台に載せて点灯して、まだ部屋の照明が点いてる時の様子です。ちょこっと見えるキャスターが、短足で歩いているようにも見えます。床から浮いているだけで、ハウスとは違って見える気がしますが、まあいいかなと。
いざ、部屋を消灯します。こんな感じに見えます。予想よりいいかもしれません。この時は、青い方は0.7W青色LEDのナツメ球で、明るい方は10Wクリアのナツメ球です。

電球を逆にしてみます。

クリアのナツメ球は、ハウスの模様が壁に映り込みます。ただ、このナツメ球は、装飾用なのでフィラメントが二重になっていて、影が2つにぶれてします。なので、できるだけ近くに机を立ててみました。単純な形だけでなく、近くであれば顔のような細かい模様も映り込みます。ハウスからの直接の光だけでなく、壁などへの映り込みを意識して模様を考えると、面白いかもしれないです。

前回と今回の試作をふまえて、次回は、土台の修正と、より模様を楽しむためのハウスを作ってみたいと思います。ゴールデンウィークとかにやれるかな...。