2015年10月30日

【ばり研通信】71_新しいメガネと目で見るということ

「ばり研」(=ノイエ)は、http://blog.goo.ne.jp/neue-blogです。
以下、「ばり研通信」175号(2015年5月末発行)の私の連載より、一部、修正して掲載してます。
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とりあえずいってみますかぁ♪ #71

* 新しいメガネと目で見るということ *

s151030.jpg ノイエメンバーのAさんは、新しいメガネを作って、いつも掛けるようになりました。新しいメガネを作りに行った話しは、同じ「ばり研通信」の別なページに載っているので、そちらを参照ください。Aさんが自分で選んだメガネは、ズレたり曲がったりしづらいイイ感じのフレームで、以前「ばり研通信」144号の#40に書いたような、掛けたくない…ということはない?ようです。以前は駅ホームからの転落があった時で、その時に持っていたメガネを掛けて慣れるようにと考えましたが、古いメガネはAさんに合っておらず?掛けにくかったようです。メガネを掛けてもレンズの外側から見ているような状態で、またすぐに掛けなくなってしまいました…。あせあせ(飛び散る汗)

 再びメガネを掛けるようになったのは、踏切で電動車イスを縁石に乗り上げてしまった…こともあると思います。歩道と車道の間の白線部分にある縁石に乗り上げたのですが、Aさんを追い越していった自転車を、自分の方へ向かって来ると見誤って?、避けようと車道側へ寄ってしまったようです。Aさんはその白線を「見えてました」と言いますが、白線をまたいで進んでしまいました…。

 Aさんは踏切以外でも、交差点で車を確認する時は、耳で車の音を聞いて判断することがあるようですし、足元の段差や縁石は、車いすから伝わってくる振動で?判断しているようにみえます。そのため、やや一か八かという判断があり、その一か八かを避けるために、目からもう少し情報を得て使えるようになれば…とノイエで話してました。目

 Aさんは「ハッキリ見えた記憶が無い」とのことで、目で見て物事を確かめることが、ずっと難しい状況だったのかなと思います。最近でも、他の人に状況を伝えたり指示する場合でも、リアルタイムに目で見たことで話すことは少なく、すでに頭で把握している情報と、用意している台本を使って話すことが多いそうです。そういわれてみると、何か話をする時に、相手の人を見ていたりすることは少ない気がします。その裏返しなのか、Aさんは耳から聞いた言葉の認識と記憶が、とても良いのですが…。

 目で確かめるのが難しい…ということは、言い換えれば、目で確かめる必要のある状況が少なかったのかもしれません。私の場合、日常生活で文字や人の顔などがよく見えないと困るのですが、Aさんはひらがな以外の文字はあまり覚えていないこともあって、文字を読む必要はあまりないようです。少し離れた人が誰かを確かめるのも、顔よりは、持っているカバンの色や全体的な雰囲気?などから判断するそうです。さらに、Aさんはその人柄から、相手の人の方から先に声を掛けられることが多そうです…。モバQ

 私としては、電動車イスで街中を進むには、自分が自転車で走るのと同じくらい、目でも情報を集めなくては…と思ってしまいますが、それが難しいAさんとしては、自分なりに必要な情報を得ながら街を歩いてきたのだと思います。

 それでも、目から得られる情報が少しでも増え、脳の認識力も上がってくれば、もう少しリスク回避につながるのではと考え、Aさんにメガネを掛けることを勧めていました。新しいメガネによって、裸眼視力0.03から矯正視力0.3へ上がったそうですが、これ以上の矯正は難しいそうです。ハッキリとは見えなくても、多少は見やすくなったと思うのですが、Aさんとしては、「(見え方は)特に変わった感じはない…」ようで、やや「大きく見えるようになった」ぐらいのようです…。

 目で見ることも、意識して見ようとしないと見えてこない…という面があると思います。なので、周りの状況や相手の様子などをリアルタイムで見て話すようにしたり、暇な時にも考え事ではなく、目で見えるモノを観察してみるようにしたりを続けることで、もう少し見えるようになるのでは…と思ってはいるのですが…。るんるん

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posted by ki at 23:50| Comment(0) | ばり研通信
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