2016年05月06日

【色々とみて】96_上田市のサントミューゼと越ちひろさん展へ


 GW前に、長野県の上田辺りへ行ってきました。越ちひろさんhttp://www.chihirokoshi.org/の展示会などが目的ですが、別所温泉なども半日ほど見たりしてきました。寄った順では最後でしたが、まず展示会をやっている「サントミューゼ」https://www.santomyuze.com/(上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館)の建物です。何の前知識も入れずに行ったのですが、ビル型の建物ではない、なかなか面白い建物でした。家

s160506a.jpg 上田駅から歩いていくと、ショッピングセンターの向かいにこのように見えてきて、コンクリートの四角い建物なんだ…と最初は思いながら、アプローチを進んで行きます。近づいていくと、遠目では開口のように見えていた部分は、コンクリートの壁の縦凹凸で、一部着色してこういう表情になっているのがわかります。大きなコンクリート壁面の、印象を和らげるような意匠で、庇のようなデザインと合わさってとてもいい感じです。

s160506b.jpg さらに進んで施設の中心へ近づいてくると、だいぶ様子が変わってきます。コンクリート製の大きなゲートや、写真の通路屋根のようなゲート?の向こうに大きな芝生の広場が見えます。この日は、平日の月曜日だったので閑散としていますが、休日などは市民の方々でにぎわうようです。この写真の通路屋根は一般的な屋根の高さよりだいぶ低く、この低いものをくぐって入っていくという感じが印象的です。

s160506c.jpg これは建物内にあった案内図ですが、平面図はこのようなことになっていてちょっと驚きです。左のホールと右の美術館自体は普通な感じですが、そのエントランスホールにあたる空間が、丸い芝生の広場と、その周りを一周する屋内の通りの空間からできているようです。この屋内の通り(呼び名があるかもしれませんが…)の両側に、個々に独立した様々な機能空間がぶら下がっていて、箱の中に居る感じが全くないのがとてもイイです。ちなみに、メインエントランスは駅とは反対の駐車場側のようです…。目

s160506d.jpg 広場全体はカメラに納まらないですが、赤い部分がホールへの階段室、青い部分が美術館への階段室、その手前にある小屋の形をした部屋は子どもアトリエです。広場に展示されいてる2本の丸太は、ちゃんとは見てこなかったのですが、建物にも使われている上田の木材を紹介しているもののようです。

s160506e.jpg 小屋の形をした離れのような部屋は10室くらいあり、写真はスタジオですが、このような形をしています。RC造の平屋ですが、勾配屋根に板を張った外壁の意匠で、違う建物が紛れ込んだような不思議な感じです。空調などは結構考えて設計されているのだろうと、感心してしまいます。るんるん

s160506f.jpg 右側の、屋内の通りの丸い建物の外周には、細い角の木材がずらっと縦に張られています。左の美術館の建物は、上記のホールと同じでコンクリートの壁面に縦と庇の凹凸を付けた意匠です。間に立って見比べると、左の考えて創られた表情よりも、右の角材の張った都合による完全には意図できない表情の方が、私は惹かれるものがあります。

s160506g.jpg 屋内の通りは平面上丸いので、このように常に先が曲がっており、見通せない先に何かありそうな期待を感じます。芝生広場側の内側は開口ですが、反対の外側は角材張りになっているのも、通りの曲がっていることを引き立てているようです。上を渡るブリッジは美術館へのアプローチです。天井に伸びる柱は丸い鉄骨?CFT?なので、ここはRC造やS造の組み合わせなのですかね。

s160506h.jpg 張られている角材は、このようなことになっています。サイズが2種類?あることと、角でなく一面を斜めにカットしているのが、壁のランダムさを創り出している勘所でしょうか。それにしても角材張りの面積を考えると大変な施工手間ですが、その手間の分、魅力になりますよね。ひらめき

s160506i.jpg 公共施設なので、屋内外とも誘導ブロックが通っているのですが、誘導ブロックも通りの円の中心に合わせて?、きれいなRを描いて貼られています。こういうのは案外珍しいかもしれません。床のタイルは、当然ながら通りのRに合わせてキッチリ張られているのですが。

s160506j.jpg 余談ですが、屋内の通りに置かれていたイスです。細い鉄骨のフレームに、小さい木の背もたれ、白い柔らかい座面で、置かれている姿がイイ感じです。頼りなさそうだけど存在感がとてもある…という感じです。

s160506k.jpg 越ちひろさんの展示会は、想像と違って、とてもパワフルというかエネルギーに満ちている展示でした。あさって5/8(日)までやっています。日にちの都合でライブペインティングの作業は見れなかったのですが、作品のキラキラ感とは少し違って、その大きな作品を描かれる熱さをとても感じました。様々なものを描いていたり壁面や和の内装で描いていたりと、その作品の持ってる強さにとても驚きます。アート

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posted by ki at 22:27| Comment(0) | 色々と見て
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