2016年06月15日
【光と風と素材の家_メンテ】54_照明器具の蛍光灯などをLEDで置き換えるが…。
7年が経過してくると、照明器具の蛍光灯類がぼちぼち寿命を迎えてきます。1日平均5時間程度の点灯でも約1,800時間/年になり、7年で12,600時間と、長寿命タイプの蛍光ランプでも耐用時間に達します。そこで、実質選択肢がLEDのみになった中から代替を探しますが、一般的な電球型や直管蛍光灯タイプ以外は、少し探さないといけないのが現状のようです。
奥側の横長の照明器具は、ダクト用プラグタイプの照明器具で、前に置いてるEFP20形という安定器内蔵コンパクト形蛍光ランプを使います。電球形蛍光灯と同様に安定器内臓なので、照明器具側がシンプルになり、器具全体として安価なので使っていました。しかし、EFP20形蛍光ランプはあまり普及せず、開発した東芝のみが製造していたような状況で、2015年3月で生産が終了し入手できなくなりました。
EFP20形蛍光ランプは代替ランプは全く無いので、照明器具自体の買い替えが必要になり、手前のLED素子が正方形に並んだプラグタイプの照明器具、オーデリックOS256037を仕入れてみました。壁付けダクトでは、若干照明の向きを調整しづらいですが、明るさはEFP20形とほぼ同じで消費電力7.5Wと約60%減です。
左は、E17口金の「パルックボールプレミア」のD形EFD15です。電球形蛍光灯の中では性能が良いので、「パルックボールプレミア」を多々使用してきましたが、こちらも2015年6月で生産が終了し入手できなくなりました。LED電球で代替品を探しますが、E26口金に比べてE17口金の電球はサイズがかなり小さく、LED回路の収蔵や放熱に不利なため、500lmを超える明るさの製品がなかなかありませんでした。昨年あたりから出回り始めた中から、右はアイリスオーヤマのLDA8L-G-E17-6T2です。760lmありEFD15より少し明るいくらいで、消費電力7.7Wと約20%減です。
明かるさはこのように代替できるのですが、左の、ダクトに白いカサと螺旋状の電球形蛍光灯という妙な見た目が好きだったのですが、LED電球に置き換えると、いたって普通になって若干つまらなくなります…。
他でも置き換えで少し考えるのが、レフ形電球を使った天井のダウンライトの電球です。一般的な電球形のLED電球に置き換えても大きな問題は無いと思いますが、なるべく光りを下向きに有効に使いたいので、やはりレフ形に適したLED素子の配置をした電球を探します。しかし、プロ照明ではなく、住宅の照明程度の製品は少ないのが現状です。
上は、100Wレフ形電球を置き換えた左のレフ形電球形蛍光灯を、さらに置き換えたLEDレフ形電球で、ヤザワコーポレーションのLDR10LHです。下は、E17口金の40Wレフ形電球を置き換えた、オーム電機のLDR4L-H-E17 A9です。
こちらは余談です。左は、天井裏などを照らす時に使う作業用ランプで、使われているF32W形電球形蛍光灯がとても大きいです。右が上記のD形EFD15電球形蛍光灯なので、大きさがよく分かります。同じくらいの光量があるLED電球を考えると、素子や電源はかなりの発熱量になりそうなので、現場で扱うには蛍光灯のままが良い気がしますが、蛍光灯はガラスなので割れる心配がありますか…。
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posted by ki at 15:15| Comment(0)
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