
先週、板橋区立美術館でやってる「2016イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」
http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/ex160702.htmlに、20年ぶりくらいに寄ってみました。板橋での会期はあさって8/14(日)までで、この後は、関西方面へ巡回していくようです。
20年前の1990年代は、この展示会が好きで毎年のように通っていました。作品レベルがとても高いと感じ、作家の方の表現しようという気持ちが伝わってくるので、ワクワクしてきます。久しぶりに行くと、絵の表現方法だけでなく、取り上げているテーマも幅広くなったと感じます。展示されている作品数も多く、表現の観察していると飽きないですが、展示室が暗いので老眼でちょっと見にくくなる歳になりました…。

図録は、台湾のYI-CHIN HUANGさんの「It's A Good Thing? (About the nuclear plant)」(英題)のページです。このような、今日現在の世界における、社会的テーマを取り上げている作品がありますが、日本ではこのようなテーマを子どもたちに伝えていくための絵本って、あまり読まれている印象がないですが、どうなのでしょう…。
絵の表現では、やはり感覚が近いのか、気になると日本の作家さんだったりします。ポストカードは浅野成亮さん、ねこのしおりは稲葉朋子さんです。


板橋区立美術館では、入場チケットも凝っていて楽しいです。切り込みが入っていて折っていくと、こんな感じに立ち上がります。こういうところに、美術館や展示に関わる方々の気持ちが現れてくる気がして、とても好きです。

20年ぶりでしたが、男子トイレにあるマルセル・デュシャンさんの作品レプリカは、ちゃんと健在というかキレイになったような気がします。

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板橋区立美術館へは、成増駅か高島平駅からバスで行くのがスマートなのですが、この時は西高島平駅から歩いてみました。が、いきなり大きな「三園二丁目」交差点の、写真の歩道橋を通り、交差道路の下をくぐって交差点の反対側へ横断しなくてはなりません。上に首都高も通り、この交差具合は構造物好きなので面白いですが、普通の人が歩くにはあまり向かないですね。
さらにそこからも、新大宮バイパス沿いの歩きづらい側道を10分ほど進むので、西高島平駅からの徒歩ルートはおすすめではないですね…。

都営三田線に乗ったのも記憶がないくらいぶりで、随分前のローカルなイメージだったので、ホームドアが設定されたワンマン運転に、ちょっとギャップを感じたりです。写真は新板橋駅のホームですが、ホーム上に床置きクーラー?があり、手前には水道、その奥にはエレベーターと設置されていて、階段やサインも含めるととてもにぎやか?なホーム上です。

6300形の初期車に出会ったのですが、車両端部のクロスシートは健在なんですね。
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