先週、「Gift Show」の「LIFE × DESIGN」見本市にちょっと寄ってきました。基本的には、雑貨等を扱う小売販売業向けの卸し見本市なのですが、招待もあったので、暮らしにつながるような洗練された雑貨の世界が、どんな雰囲気なのか寄ってみました。興味惹かれるものが色々あって良かったので、その中の暮らしにつながりそうなモノを、少し紹介してみます。


Studio PI-PA (スタジオピーパ)さんの「いろくみ」
http://www.irokumi.jp/というカードパズルです。「色彩のプロがつくった『いろくみあそび』のためのカードセット」で、「さまざまな色や形の『いろくみカード』をくみあわせるだけで、立体的で、色の美しく響き合うオブジェが簡単にできます」というものです。子ども向けのトレーニングだけでなく、「大人向けの本格的な造形ツール」のシリーズもあります。きれいな色とやさしい形状を組み合わせるので、完成した立体もやさしく楽しい感じになるようで、とてもいいです。紙製だそうですが、丈夫な芯材を挟んでいるので「カード」呼ぶピースもしっかりしています。

仲吉商事さんの「NY-craft」という天然孟宗竹を使った食器類で、「agney*」
http://www.agney.jp/と「RIVERET」
http://www.riveret.jp/という、2種類のブランドから構成されているようです。「agney*」の方の、竹の表情を活かしたとてもかわいい、ランチプレートや「おうちおべんとうばこ」などに興味惹かれました。後でカタログを読むと、ライフサイクルの短い竹を自社の竹山・工場で製材していて、製品の表面コートも独自開発のクリアコートで、洗剤で洗うこともでき、70℃程度まで耐熱性能があり、そのような食洗機ならば対応するようです。これらの成形から塗装まで行う自社工場は、越谷市にあるようですね。


地図のゼンリンさんの「mati mati」
http://www.zenrin.co.jp/goods/matimati/という、地図データをデザインした雑貨です。現在、12の都市の地図デザインがあるようで、それぞれの特徴が見えて地図好きとしてはとてもいいです。その中で「STREET MEMO TAPE」という、はやりのマスキングテープが気になります。各都市の地図の中から、通りに沿って切り出したようなデザインで、広げると通りが伸びている感じになり、アクセントなどにすると楽しそうです。

同じマスキングテープで、本業のカモ井加工紙さんのマスキングテープ「mt」
http://www.masking-tape.jp/です。こちらは、サイズもカラーも模様もかなり種類があるようです。さらに「mt CASA」というインテリア用のマスキングテープもあり、「弱粘着仕様」なので、「服を着替えるように、お部屋も気軽にイメージチェンジ」できるそうで、テープ状のものだけでなく三角形や六角形のパターン形状のタイプもあります。インテリアだけでなく家電などの製品も、自分の好みするために、面倒な塗装などに代わって、このようなテープを貼るのが主流になっている感じです。それに役立つ「my mt」という、オリジナルデザインのテープをオーダーできるシステムも用意されていて、ラッピングの時代というのを実感します。


こちらは、COTA-laboさんの「いろあみど」
http://iroamido.jp/です。「看板の担う重要な役割である『街を美しく演出する』その力にこだわります」というCOTA-laboさんによる、「どこの家にもあるアミ戸を、アートやグラフィックのキャンパスに変える」という製品だそうです。白か黒かの選択肢しかなかった網戸ですが、ここまで派手に絵柄がなくても、レースカーテンのような感じで雰囲気が演出できると、普通のお宅でも良い感じになるのではと思います。

最後は、ペーパーワールドさん
http://www.paperworld.jp/の、ダンボール製スケルトン(骨組み)の「K11-FrameWork」です。室内の中に、もう一つ空間を簡単に演出することができ、軽量で扱いやすいことも良さそうです。単なるダンボールのフレームではなく、かなり強度がある感じに設計された部材を、しっかりと噛み合わせる構造になっていて、全体がガッチリした印象です。そのため、脚元を梁間方向につながくても、床に置いてしっかりと建っているようです。
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