
正月休みあたりから、ちょこちょこ手入れ作業をしています。まずは、キッチン引出しのスライドレールの手入れです。キッチンはメーカー製品ではなく製作したもので、食器などを収納する引出しには、ソフトクローズ付のスライドレールを使っています(→
”10_ヒノキ集成材のアイランド型オープンキッチン”)。その中で、使用頻度の高い引出しの動作が重くなり、ジャリジャリとベアリングの音が少しするようになっていました。使い始めてから9年間ほぼほったらかしで、スライドレールを最大まで引き出すこともあまりやっていませんでした。

スライドレールを見ると、ベアリングのグリースと埃がかなり付着しています。なのでまず、アルコール系のお掃除シートで拭き取りをします。8コの引出しで計16本のレールがあるのですが、半分を掃除した時点で、これだけ汚れが取れます。

そのあと、防錆潤滑剤として色々に使っている"WD-40"
https://www.st-c.co.jp/st-trading/をレールに薄く塗ることで、引出しの動きと音は回復しました。スライドレールのベアリングには手を付けたくないので、ベアリングに影響しないよう、シリコンを含まない"WD-40"で、レール表面が滑るように薄く覆うようにします。スプレー噴射量は少量に抑え、それをペーパーで伸ばしていくような感じです。

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物干(ルーフバルコニー)の手すりは、アルミの既製品ではなく木製で作っています。木製だと、ねこたちも爪が掛かり、安心して手すりに上がることができます。しかし、木ゆえに一部腐食してしまい、3年前にヒノキで直しました(→
”49_腐食してしまった軒柱とバルコニー手すりの交換”)。その後、ヒノキなのをいいことに無塗装でほっていましたが、手すりの木肌のカサカサ感がだいぶ強くなってきました。そこで、ウチで余ってる浸透オイル"デュブノ"を塗ってみました。

塗装前に掃除をあまりしなかったので、黒っぽくなってしまいました。雨とともに落ちてくる空気中の汚れが、かなり蓄積していたようです。上面がフラットなため、徐々に収縮して中央が凹み、なおかつ割れが入ってくるという状態です。やはり、上面は少しでも山のようにして、水が流れるようにしておく方が良いようです。

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縦すべり窓は、上下にスライドさせるタイプの網戸が付いています。この網戸は、左右のレールをバネの力で押すことで落ちないようになっているのですが、押しながらも上下のスライドで滑ることと両立しなければなりません。そこで、バネに滑る用の黒い樹脂パーツが取り付けられています。しかし、樹脂ゆえに徐々に劣化して、網戸を外す時の衝撃などで固定部分が割れてしまうことがあります。

この黒い樹脂パーツがないと、網戸を保持することができなくなり、滑る時にはバネとレールの金属同士が擦れる音がしてしまいます。といって、樹脂パーツだけの交換手配は難しいと思うので、とりあえずアクリル両面テープで貼り付けてみました。網戸は、春になるまではあまり開閉しないので、耐えられるかは春になってからの判断になりそうです。
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やまとさん(ねこ)が噛み切った、プリーツ網戸(→
”プリーツ網戸の取付”)の、水平に通してあるヒモも修理しています。このヒモが無いと網戸が広がってしまい、ねこたちの行き来や風によって網戸の下が丸開きになり、網戸の意味がありません。

元々のヒモを巻き込む機構は複雑なため、元通りに戻すことはできません。なので、ゴムヒモを買ってきてその伸縮で代用します。ゴムの伸縮はあまり長持ちしないと思いますが、何度でも直せるので、また噛み切られても対応できると割り切ります。

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おまけで、20年近く使っているダイニングのイスが、徐々にグラつくようになってきています。外れるわけではなく木ボンドまでは入らないので、ビスを打ち込んで引き寄せたりしています。ビスの見た目は、思ったほどは気になりません。
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