2018年04月03日

【光と風と素材の家_メンテ】66_腐食した板張りの部分張り替えを自前で_その2


(→”65_腐食した板張りの部分張り替えを自前で_その1”)の続きです。

s180402a.jpg 板の張替え作業の過程で、意外に簡単に塗膜が剥がれることに気付きました。前回の塗り替え(→”50_1階外壁の板張りの塗り直し その3”)からまだ3年で、塗装が下手とはいえ、まださほど劣化はしてないと思ってました。ですが、雨と日差しがまともに当たる南〜西面は、劣化が進んでいるようでした。
 原因はそれだけでなく、板張りが伸縮変形の大きいスギ材なこと、当初は油性自然塗料系のリボスを塗ったところから、前回から下地処理をいい加減なままに水性の「ガードラック」に変えたこと、もありそうです。なので、前回までの塗装の定着が悪いところを、養生テープなどを使って剥がしてしまいます。モバQ

s180402b.jpg そして、張り替えた板の境目目地をコーキングします。コーキングは初めてなので、教科書的に道具を購入しています。ガンはタジマ「コンボイジャスト」https://tajimatool.imagestore.jp/、マスキングテープはカモ井加工紙「No.3303-HG」、ヘラはプラや金属など何種類かと、そぎ落とし用の大きい金属ヘラなどです。細い目地埋めが多かったので、ヘラは結局、コーナー用のプラ製ヘラ1本でほとんど済ましてしまいました。
 シーリングは、セメダイン「POSシール」http://www.cemedine.co.jp/product/のアンバー色です。上から塗装しますが、一応、板張りの紺色に近いカラーということで。

s180402c.jpg シーリング打設する周囲をマスキングしていきます。目地深さが板厚15mmなので、目地幅が広い箇所は、発泡PEのバックアップ材を押し込んでおきます。プライマーは、コーキング長さが小さいのと木部なので省略して、掃除をキチンとするだけです。

s180402d.jpg 写真のガラスブロック枠の周囲は、三方をコーキングするつもりでした。ですが、そこから入る雨水を防ぐことは、他から中に入った雨水の出口もふさぐことになり、通気も止めて乾きも悪くなるので、張り替えた板の継ぎ目だけコーキングすることにしました。

s180402e.jpg ちょっと写真が遠目で分かりづらいですが、板の継ぎ目の目地をコーキングしました。シーリングの打設作業はとても楽しいですね。充填不足にならないよう注意しながら、一応、押さえて押し込むことを意識しながら仕上げます。仕上がりは、お見せするようなレベルではないです…。るんるん
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s180402g.jpg 北〜東面など、まだ塗膜が残っている範囲が広く、そのままだと撥水性があるため、同じ水性塗料を塗る用に表面をサンドペーパー#120で荒らします。

s180402i.jpg 塗料は前回と同じで、和信化学工業の「ガードラックアクア」http://guardlac.jp/の、ブルー3.5kg+ブラック270mlによる紺色です。「ガードラックアクア」はモデルテェンジ中で、今後この組み合わせは入手できなくなるかも、とのことです。次回塗り直しはどうしますかね…。

s180402h.jpg 普通に刷毛で塗っていきます。今年は日当たり良く暖かくとても乾きが早いので、撥水性がすぐ現れてきてしまうので、1回塗りで仕上げていきます。元々1回塗りの塗料ですが、プロと違ってやや塗膜が薄くなってしまう部分ができたりで、それが塗膜寿命にやや影響してきます…。晴れ

s180402j.jpg この距離で見ると、とてもキレイになりイイ感じです。

s180402k.jpg 近づくと部分張り替えの部分は、凸凹があるので、やはりハッキリ分かります。素人作業なので、こんなもんだと思いますが、自分では満足です。家
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posted by ki at 13:30| 風.光.素材の家_アイデア