今月初め、都内へ行く機会があったので、「江戸川公園」
http://www.city.bunkyo.lg.jp/bosai/.../edogawa.html から「肥後細川庭園」
http://parks.prfj.or.jp/higo-hosokawa/ 辺りを歩いてみました。とても良い雰囲気で、この一画は、都内とは思えない別世界感があります。

江戸川橋駅から江戸川橋を渡り、神田川沿いの「江戸川公園」を歩いていきます。江戸川橋のたもとに、公園の管理施設やシェアサイクルのスペースがあり、曲線状の縦ルーバーによって、緩やかにイイ感じに隠しつつ区画されています。

川沿いの道はこのような感じで、左が神田川、右が台地端部の斜面になっています。神田川は1984年に拡幅工事が行われてたそうで、その際に、川に沿った細長い公園に改修されたようです。川沿いには、桜並木が植えられていますが、すでに葉桜で、きれいな黄緑色になっていました。

公園の途中には、"石の広場"や時計塔・藤棚など、散策を楽しめる要素が並んでいて、歩いていて飽きません。いわゆる広場状に広くなった所には、斜面を利用した滑り台があり、幼稚園生たちが遊びに来ていました。その様子を通り掛かった方が見ていたりして、とても温かな空気感でした。

その脇にあった公衆トイレです。車イス対応済みなだけでなく、同じルーバーデザインによって、ブロック造?のあまりよろしくない見た目を、スマートに覆い隠しています。

さらに進むと、右側の敷地が「ホテル椿山荘東京」
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/ になり、また違った雰囲気になります。写真は「椿山荘 五慶庵」前の辺りで、少し緩やかに曲がった道と塀、それに塀越しに見える建物とによって、とてもいい景観になっています。


その先の、橋のある十字路を右に曲がると「胸突坂」
http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/.../munatsukizaka.html です。「胸突坂」は、想像していたより細く急な坂道でした。車が通れないことで、人が歩くための懐かしい坂の雰囲気が残っています。

その「胸突坂」の坂下に「関口芭蕉庵」
http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/.../bashoan.html があります。通用口?から入ると、昔の住宅におじゃまするような感覚で、その建物の一画は休憩のできるスペースになっています。

池を囲んだ庭園は、様々な花や樹木が植えられているそうですが、この時期は、鬱蒼とするくらいの新緑に覆われていました。中に居ると、「蕉雨園」の樹木も加わり四周を木々に囲まれるので、東京の中心部に自分がいる感覚が無くなります。

「胸突坂」を上がって見下ろしています。

坂を上がった右側に、写真のような「蕉雨園」の建物が塀越しに見えました。「蕉雨園」は旧田中光顕自邸とのことですが、一般には非公開だそうです。なので、塀越しだけを楽しみますが、とても大きく立派な建物に感じます。この反対側に「永青文庫」
http://www.eiseibunko.com/ があるのですが、この日は展示替えで休館でした。なので、同じ日本画を展示する「野間記念館」
http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp/ も近くにあるのですが、こちらも寄らずに、次回は日本画を見に寄ることにします。


せっかくなので、「カトリック東京カテドラル関口教会」
http://cathedral-sekiguchi.jp/ まで行ってみます。半世紀前に丹下健三氏が設計された「東京カテドラル聖マリア大聖堂」は、遠目からでも圧倒的です。その威圧感から?遠慮して中には寄らず、来た道を戻ることにしました…。

長くなってしまったので、続きは(→
”122_肥後細川庭園・松聲閣と文京の湯「銭湯GALLERY」展”)に分割します…。
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