2019年02月05日

【日曜大工仕事】32_片手で袋入れ作業するための道具を試作する


s190205a.jpg 昨年の12月に、写真のような「片手で袋入れ作業する機(仮名のまま…)」を試作していました。片手だけの操作で、ビニル袋の口が開けられ、ビニル袋に中身を入れてる間、ずっと口を開けといてくれる…という道具です。

 埼玉県立小児医療センター内の"おかし屋マーブル"で、月に1回、"パレスホテル大宮"による「シェフ弁」販売(→”シェフ弁配達と店番”)があります。そのお弁当に付ける、ナプキンやカトラリーをビニル袋に入れたセットを、"マーブル"に関わる方々が事前に用意します。その中に、片手の不自由な方などもいるので、何か道具が簡単に作れないか話しがありました。

s190205b.jpg 極力単純な構造にして壊れる箇所を減らし、予算が無いので費用をかけず…という作戦で考えます。ビニル袋を一時的にくっつけるのに、耐震ジェルが便利という話しを聞いていたので、そのジェルで挟んだ後、バネのように勝手に開くように考えます。色々パーツや道具を見てまわった結果、食品を挟むトングが、バネもあり単純で安く良さそうでした。
 ということで、100円ちょっとでレモントングだけ購入して、それをウチにある床フローリング材のサンプルに結束バンドで括る…、というシンプルな案にします。トングの先に、こちらもサンプルでもらっていた耐震ジェルを養生テープで留め、テープ穴の大きさでくっつき具合を調整します。床材サンプルの裏に足として、ウチに余ってる家具用のすべり止めを四隅に貼ります。

s190205c.jpg 結果、そこそこビニル袋を開けておけるのですが、レモントングは長さ10cmほどで、写真の袋も小さな8号でこんな感じなので、ちょっと小さかったようです。実際に使うビニル袋は9号で、もう少し開いた方が良さそうでした。

s190205a.jpg なので、ひと回り大きいケーキトングを物色して、最初の写真のようになりました。大型化してビニル袋の開きが大きくなり、中に入れやすくなりました。本当は、バネ入りトングの方が操作性が良かったのですが、ジェルを貼る部分が平らなトングが見つかりませんでした。バネ入りは葉っぱ型の"万能"しかないみたいですね…。目

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posted by ki at 21:21| 日曜大工仕事など