2008年10月05日

【日曜大工仕事】子育て支援センターさいのこの本箱製作

 子育て支援センターさいのこさんから、テーブル上の本立てのかわりになる、木製の1段の本箱を作ってほしいとの依頼がありました。本立てでは、本が傷みがちで、雰囲気もさみしいとのことです。既製品では、雰囲気が合うものがなかなかなく、オーダーでは高価すぎるとのことで、日曜大工レベルでそれらしいモノを作ってみることにしました。

●設計と材料の選定 目
s081005a.jpg 大きめの材を精度良くカットしたり、板材を磨いたりする工具は、持ち合わせていないので、木材とカットは近くのドイトを頼ることにします。そのため、ドイトの店頭にある木材の中から、無垢の材でローコストの使えそうな部材を物色します。DIYでは、集成材や欧米木材や合板類が主流?なので、国産材の無垢板は、荒板か無節の高い材が多く、ローコストにするために、隅々まで材を物色します。
 目星をつけた木材の寸法を前提に、木取りを想定して、本箱の設計をします。今回は、W700程度のA4サイズとA5サイズの2つを製作します。当初は、板材で箱を作ることをイメージしましたが、幅広の無垢材の入手が難しいことや、集成材ではコスト的に高すぎるので、断念しました。なので、角材で枠を組み、そこに棚板と背板を張って、全体として構造的に成立する設計にしました。
 本箱の設計図の他に、木取り図も作成し、ビス穴の位置も落として、各部材図を兼用するようにしました。

●部材の加工と組立て アート
s081005b.jpg 左は、各部材のカットと磨きと面取りを終えたところです。これで、本箱2つ分の部材があります。この後、ビス穴加工をして、そこで出るバリをとりながらもう一度磨いて、各部材が仕上がっていきます。ビス穴は、コーススレッド系のビスを使用するので、下穴に加えて全て座堀りします。

s081005c.jpg 左は、枠まで組み上げたところです。両側の側板は、北欧材のホワイトウッドの19×45を2本立ててます。その下部は、同じ材でつなぎとすると共に、本が側板の間から出ないようにするガイドの役割をさせます。
 棚板の枠は、無節の杉材の12×14で組んでいます。側板間のスパンが約700mmあるのですが、1段本箱のため、本の主な荷重は下段だけにかかり、その下段は接地するので、それほど強固な部材は必要ありません。この枠に、壁用の厚12mmの杉の羽目板を棚板として張り、両者を合わせることで荷重を支えます。当初、中央に支えが必要かと考えましたが、必要ありませんでした。これで、上段も小さい子が座ってしまっても耐えられそうです。

s081005d.jpg 左は、棚板まで張って、背板を張る前です。組み手やホゾなどの接合加工は精度が出ないので、ビスと接着剤の併用で組立てる構造にしています。外側からは、中央に2本だけビスが見えるように工夫したのですが、裏を返して下からみれば、このようにビスだらけです。ちなみに、A4サイズの方で留め付けたビスの数は、なんと約100本もあります。

●完成と納品と設置 るんるん
s081005e.jpg これが完成した状態です。上がA5サイズ、下がA4サイズです。ホワイトウッドの白さと、赤身の杉の羽目板の組合せが特徴になりました。背板は、コストの関係で厚4mmのシナ合板です。この背板も構造的に重要な面材の役割をしています。
s081005f.jpg 塗装は不要とのことで、無塗装での仕上です。今後、使っているうちに、徐々に木の色味が濃くなってくると思います。本の荷重がかかっていたり、反りを押さえるようにビスを配置したとはいえ、無垢材なのでやはり少し動いてくるのだと思います。

s081005g.jpg さいのこに設置してみた様子です。この様に使われます。近づくと、少し杉の香りがします。これで、本の格が少し上がったでしょうか...。
posted by ki at 23:49| Comment(0) | 日曜大工仕事など
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