2009年02月05日

【デザインする】コンパクトな机にクリア塗装してみる

●「匠の塗油」と「クイックドライ」を塗布するアート
s090205a.jpg http://home.kurade.net/article/25312847.htmlで、作ったコンパクトな机に、クリア塗装をためしてみます。1つは、太田油脂さんの「匠の塗油」のクリアです。http://www.ohtaoilmill.co.jp/products/perrilaoil.phpにあります。以前、ビックサイトで見た時に、クリアも久米蔵色も墨色もマットなしっとりた色味が良い感じで、かつ、1回塗りで十分ということで、いつか使ってみようと思っていました。
s090205b.jpg とても塗りやすいです。缶から直接ウエスに染み込ませて、薄く伸ばしていくのですが、非常に良く伸びます。塗りながら拭き取りもしていくような薄塗りの状態で、塗布量としては適当な感じでした。塗って2,3時間でべたつく感じはなくなりますが、完全な乾燥には約2日程度を見込みました。特に乾くまでは、荏胡麻の油?の独特の香りがします。かみさんは「魚醤みたいな臭いがする」と言ってました...。
 写真の机は、ヒノキの無垢集成材ですが、同時にスギの無垢材とシナランバーにも塗布テストをしています。いずれも塗りやすさは同じ感じですが、シナは吸収が早いので、たくさん浸けすぎない方が良さそうです。

s090205c.jpg もう1つは、ターナー色彩さんの「エシャ」の「クイックドライ」のクリアです。http://www.turner.co.jp/paint/esha/index.htmlにあります。元々は、色がたくさんあるターナーのステインを使おうと思っていて、http://kurade.269g.net/article/13788119.htmlで、色を見に行ったりしている中で、いいなと思ったひとつです。最終的には、塗料の入手をどうするか考える中で、大橋塗料さんhttp://www.ohhashi.net/shop/index.htmlから性質や扱いの情報を得て決めたのでした。
 こちらは刷毛塗りで拭き取りです。この机は2回塗りですが、1日でできてしまいます。水っぽい液体なのですがあまり伸びない感じなので、塗りすぎないように少しずつふくませようとすると、刷毛のせいもあるのですが、あまりうまくない感じでした。オイルフィニッシュでありながら乾きが速いのが特徴なので、刷毛塗り後5分〜10分程度で、すぐ拭き取らないと間に合わない感じでもあります。なので、大胆に塗って大胆に拭き取るような感じが良いのでしょうか...。
 あまり手が速くない私には、別なものにテストで塗った同じエシャの「クラフトオイル」の方が、伸びる感じや拭き取りまでの時間も扱いやすいように感じました。

●塗ってみた結果の比較目
s090205d.jpg【左:クイックドライ2回塗、右:匠の塗油】です。
 天板の仕上りの色味ですが、結構違います。クイックドライの方は、よくあるクリア塗料の感じで、やや黄色味が強くなっています。つや消しですが、光を多少反射する光沢感が少しあります。
 匠の塗油は、白味は比較的白っぽい感じで、木目が引き立って見えてくる感じです。表面は、全くマットです。私は、こちらの方が好きな感じです。
s090205e.jpg

s090205f.jpg 逆から撮ってるので、今度は、
【左:匠の塗油、右:クイックドライ2回塗】です。
 天板木口と天板を横から見た感じです。かなり違います。匠の塗油の方は、白味のとこから木目の濃いとこまで色幅が広いので、木の微妙な色味の違いが引き立って、ムラがあるようにも見えたりします。

s090205g.jpg 今度は、
【上:匠の塗油、下:クイックドライ2回塗】です。
 水滴を落として、吸水性のテストをしてみます。どちらも20分経っても全く吸い込まず、拭き取った後に、水滴の染み跡みたいなものも、全くありませんでした。あらためて、塗料の性能に感心してしまうのでした...。
s090205h.jpg
posted by ki at 00:05| Comment(0) | デザインする
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