2009年03月03日

【色々と見て】江戸東京たてもの園へ_その2

 http://home.kurade.net/article/27090854.htmlに続きまして、江戸東京たてもの園へ行ってきたことの2回目です。江戸東京たてもの園は、http://www.tatemonoen.jp/にあります。

●とてもモダン?な大正時代と戦時中の住宅家
s090303a.jpg 西ゾーンの方へ行きまして、クリーム色の外壁と白い窓額縁の「田園調布の家(大川邸)」の細部です。平屋の建物の感じから、庭が広かったんではないかというのが想像できます。平屋なのを除けば、今ならありそうな住宅ですが、約85年も前に、大川さんという日本の人?が住み始めた家というのが、不思議な感じです。折しも、関東大震災の後で、目蒲電鉄の駅ができたばかりで「調布」だった頃ですか...。はいからさんが通るの時代の後ってことだから、あっても不思議ではないのかな...などと色々想像してしまう感じです。

s090303b.jpg こちらは「前川國男邸」の室内です。周りが複雑な建物が多いせいもあって、単純さが際立っています。機能を割り付けていくのではなくて、空間をつくっているという感じがとても実感できます。なんともカッチリ?した外観からは、おだやかな内部の想像がつかない感じです。約65年前の第二次大戦中に建てられたのだそうです。

s090303c.jpg 住宅の中では最も印象的だった「小出邸」です。軒先と白い壁と開口と真っ直ぐな雨樋を見ると、いかにも?バウハウスっぽい感じです。こちらも「田園調布の家」と同年1925年に建てられたそうで、ちょうどバウハウスが元気だった頃でしょうか。そこ開口部をよく見ると、日本の縁側と雪見障子が見えます。バウハウス+縁側でおばあちゃんがお茶を...を想像すると、なんだか楽しくなってきます。
 さらに、勾配のキツい、とんがった三角屋根が組み合わさっています。グレーの瓦なので日本の屋根に見えなくもないですが、スペイン瓦の入ってきた大正時代と考えると、オリジナルはスペイン瓦だったりしないんですかねぇ...。その方が、3様式?共存でしっくりくる気がするのですが...。
 上の「田園調布の家」も、オリジナルはスペイン瓦とかだったんでは、ないのですかねぇ...。

●礎石立て柱と写真スタジオを白い洋風の厨房カメラ
s090303d.jpg がらっと変わりまして、西ゾーンにも農家が3棟あります。その中では、この「綱島家」が印象的です。西側から撮った写真で正面ではありません。正面も良い感じなのですが、撮り忘れてしまいました...。ボラの方々が色々やってらして、中は遠慮してしまったのですが、シンプルな屋根と軒の形がとてもいい感じです。礎石立て?の軒柱も、力感みたいな何かが伝わってます。でも、ぶつかると軒柱動いちゃいそうで、触らないようにしてしまいました...。

s090303e.jpg こちらは外観一押しの「常盤台写真場」です。まさにという感じで、こういう色々な表情のみえる建物が並んでいたら、通りは楽しいだろうなと思ってしまいます。1937年(昭和12年)に建てられた建物だそうです。何事も余白とか余裕みたいなトコが大切なのだと思ったりしました。端から端まで使ってしまってはイカンのですねぇ...。
 プランは、予想と違って写真スタジオが2階にありました。屋根というか天井が高く、北側に採光?のための大きな窓があります。写真スタジオの基本形を満たそうとすると、2階でなくてはということのようです。

s090303f.jpg 最後は「三井八郎右衛門邸」です。「衛」の字が違うのですが、出ないのでhttp://www.tatemonoen.jp/で正確な字を見てください。
 前記のどの建物より新しく、戦後の昭和27年に建てられた住宅だそうで、一部、明治時代の建物を京都から移築してきているそうです。しかし、前記のどの建物より古い時代の建物に感じます。感覚としては、江戸時代のお屋敷を見ているかのようで、間取りも設えも造作も、意図的にそのように造られたのかなと感じます。
 ですが突然、写真の真っ白な洋風モダンの厨房が現れます。当初からなのか改修なのか読んでくるのを忘れてしまったのですが、この建物と厨房のギャップは相当です。http://kurade.269g.net/article/13986545.htmlに書いた、車いすエレベーターの方が違和感ないぐらいです...。伝統和風の家に住んでいても、さすがに食事は洋風が中心だったてことですかねぇ...。

 お寺とかとは違って、人々の暮らしていた建物なので、その人たちの生活を想像する楽しさがあります。
posted by ki at 23:09| Comment(0) | 色々と見て
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