●床の縁甲板張り
床の上に巾木をのせて壁を仕上げていく形になるので、まず床張りが先行します。http://home.kurade.net/article/24691182.htmlで張った28mm厚の床合板の上に、15mm厚の杉の縁甲板というか無垢のフローリングを張っていきます。この3階の床下に電気配線スペースをとらず、3階の床音を緩和する遮音材なども挟まないので、床合板の上に直に縁甲板を張ります。3階の床のゴンゴンという音が2階に結構響きますが、この住宅では2階にも3階にも人が居るとう状況が少ないので、簡素化してこの仕様としています。杉の縁甲板は、赤味と白味の両方を含む源平の節有のモノです。この長さ六尺の縁甲板にすでにかなり表情があるので、あえて乱張りではなく三尺ずらしにして、張り方は単純にしてみました。張った後、養生がされてしまうので全体の感じはあまり見れないのですが、色味や小さめの節のちらばり具合など、部分で見てもとても良い感じです。
●間仕切り壁と巾木
床が張り終わると、壁の間仕切りが組まれていきます。3階の壁は、構造設計上必要な部分を除いて、将来の取外しも可能なように、床上と梁下の間の間仕切り壁として造ります。間柱などが取付けられた次に、左官壁部分は、石こうボードを受けるための巾木が取付けられていきます。巾木も杉材で、見える部分の高さは60mmとしています。
左の写真は、吹抜けと個室の間の壁を見ています。左半分は耐力壁なので筋交いが入っています。右半分は、個室と吹抜けのつながりとなる、窓のような開口になります。内装仕上も、左官壁と羽目板張り壁の2種類があるのですが、下地はどちらも横胴縁を付けるところは共通です。大工さんの向こう側に大きめの家具が見えていますが、大きいので壁を組んでしまうと部屋の中に入らないので、壁を組む前に各部屋に部材で搬入して組立てています。家具については、またそのうちに紹介します。
●引戸の鴨居と枠
個室の出入口となる引戸の枠も取付けられました。3階は上記のように床が響くので、上吊りタイプの引戸としています。鴨居に見える溝に、上吊りレールを埋込みます。当初、引戸面を壁の仕上面と近づけようと考えていましたが、横胴縁を打つ壁のため鴨居の持ち出しが大きくなってしまうためあきらめ、壁幅内で鴨居の下地までしっかりビス留めできる位置に、引戸を吊ることとしました。羽目板壁と取り合う枠の見付幅は12mm程度に小さくして、羽目板ができるだけ広く単純に張られているように見えるように、形状を考えています。
●石こうボード張り
外壁の室内側には、12.5mm厚の石こうボードが張られ始めています。外壁の防火構造の関係上、石こうボードが必要になります。珪藻土漆喰のエコクィーンの左官仕上となるので、角の面取りのされていない平ボードを使用しています。左官仕上は梁の下端までなので、石こうボードも梁下端まで張られていきます。壁の仕上りの雰囲気が見えてきまして、なかなか面白い感じになりそうです。