2009年06月18日

【色々と見て】空間をより広く感じさせる車いすの方の住宅

●デッキへつながる広いリビング晴れ
s090618a.jpg 先月、横浜市内の車いす利用の方の住宅の見学会へ行ってきました。設計は、関尾英隆建築設計工房さんhttp://www.ne.jp/asahi/sekio/studio/です。周辺は、非常に起伏の多い地域で、敷地も道路から3m程度の高低差があるのだそうです。そのような中で車いす対応とするため、道路と接する地下部分に駐車場とエントランスを設け、そこからエレベーターでも1階や2階へ行けるようなプランになっています。

s090618b.jpg 1階の広いデッキからリビングやキッチンの方を見ています。関尾さんらしく、室内のリビングと屋外のデッキの床と天井を、レベル的にも意匠的にもできるだけ近づけて連続しているように納めています。こうすることで、室内から見ると、デッキまでリビングがつながっているように見え、より空間を広く感じることができます。デッキの南側が開け視界が広く、とても陽当たりが良いので、とても気持ちの良い空間です。
 リビングの左側にちょっと見えているのがエレベーターです。LDKとエレベーターが、ダイレクトに行き来できるのは、きっと便利だろうと感じます。

●明るいトップライトと車いす配慮の水まわり家
s090618c.jpg 2階に、プライベートな空間と大きな収納などがあります。内部は、白い珪藻土系の左官仕上の壁と、杉の縁甲板の天井などの組み合わせて、落ち着いた感じです。建物の北側でも暗くならないよう、大きめのトップライトが入っています。実はこの下の床にはガラスの部分があり、トップライトの光が1階まで届くように設計されています。

s090618d.jpg 動線の他に、収納や水まわりなどは、住む方の車いす利用に合わせた設計になっています。トイレや浴室や洗面のスペースはそれぞれが広く、さらに細かく区切らず一体で使えるようになっています。それでも、車いす利用でない方が使う時など区切る必要がある時は、カーテン等で仕切れるようになっています。
 浴室は2坪近くありそうな、内外の床がほぼフラットの在来浴室です。入口も広く開く引戸ですし、広いので移乗台なども色々な使い方ができそうです。こういうところは、新築ならではだと感じます。写真にはちょっとしか写ってないですが、腰より上は、ヒバの板張り仕上です。この香りがとても良いお風呂です。

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posted by ki at 22:19| Comment(0) | 色々と見て
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