■やや高い水栓位置と使い方の自由度
ほとんどの住宅がユニットバスの時代に、タイルを張った在来浴室で造っています。費用を抑えたい(結果的にはhttp://home.kurade.net/article/27652379.htmlのような施工手間がかかり、あまり抑制にならず...)ことと、水栓を高くしたいこと、タイルが好きなこと...などからです。
水栓の取出しは床から650mm、ライニングの天端は床から750mmと、やや高めです。今どきは浴槽には自動給湯が付き、水栓はほとんど使わないので、洗い場と浴槽の兼用で水栓は1つとします。浴槽の設置高さは、またぎの安定から浴槽の底面と洗い場の床面の高さを近づけたいので、一般的な浴槽の設置より50mmほど高くしています。そのため、水栓のパイプが浴槽にあたらない高さにするため、やや高くなっています。
一方、洗い場の方は、姿勢が楽なように、高めのイスに座って洗面器置き台を使います。洗面器置き台は、http://kurade.269g.net/article/12748910.htmlの時のバスラックです。イスとバスラックの天端高さは、どちらも400mm弱なので、床に洗面器を置く前提の水栓高さよりは、かなり高い必要があります。この浴槽と洗い場の条件から、高さ650mmがどちらにもちょうど良い高さでした。
もうひとつ特徴的なのが、シャワーフックを吸盤式にして、初めから固定していません。そのため、各人が使いやすいシャワーフックの位置を、設定することが可能です。写真のような、右側の低い位置にシャワーを掛けることもできます。この位置は、座りながらシャワーを使ったり戻したりするのがとても楽です。
照明は、昼白色(ナチュラル色)の電球形蛍光灯に交換しています。浴室は、色々と作業をする場所なので、やや暗く赤っぽい電球より、蛍光灯の方が良いのではと思っています。モザイクタイルと白いタイルの色の対比を、ちゃんと見えるようにしたいというのもあります。器具は、電球タイプのモノでしたが、電球形蛍光灯に交換可能なことを事前にチェックして、選定しています。
■混合栓とバスラックとシャワー
浴室の混合栓です。一時止水付きの最もベーシックなタイプです。給湯温度を39℃程度の適温給湯にするので、水とのミキシングは基本的に不要です。なので、サーモスタットタイプではなく、単純な混合栓です。パイプを、浴槽とバスラックの両方に届くように、長さ300mmのものに交換しています。そのため、先の色が合ってません...。メーカーは、近くのホームセンターで補修パーツが手に入りやすい、三栄水栓製作所のモノにしています。
バスラックは、こんな感じです。洗面器置き台は、使い勝手の自由度や掃除や工事不要や費用の面から、壁に固定しないことにしました。このバスラックの左側にも、シャワーフックが付いています。タダプラの製品で、http://www.tadapla.co.jp/tadapla/bath.htmlにあります。
シャワーヘッドは、三栄水栓製作所のSHAMOZYに交換しています。http://www.san-ei-web.co.jp/3a-park/wet_design/shamozy/shamozy.htmlにあります。軽く持ちやすい形で、広く柔らかいあたりのシャワーになります。少ない水量でも、ちゃんとシャワーになるので、節水効果があります。色が華やかなのが良いので、スケルトンアイスグリーンを選択したのですが、元々グリーン系だった右側のモザイクタイルがイエロー系に急遽変わってしまったので、やや浮いています...。
吸盤式シャワーフックも、三栄水栓製作所のleafyです。http://www.san-ei-web.co.jp/3a-park/wet_design/leafy/leafy.htmlにあります。吸盤は強力で、フックも掛けやすく、回転したり角度が変わったりしてとても良いのですが、その分、やや大きいです。素材の関係か、色がブルーとグレーの2色しかないので、ブルーを選んでいるのですが、これも色がやや浮いています...。
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2009年07月05日
【堀崎町の家_アイデア】05_在来浴室でシンプルに使いやすくする
posted by ki at 23:58| Comment(0)
| 風.光.素材の家_アイデア
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