

水栓の取出しは床から650mm、ライニングの天端は床から750mmと、やや高めです。今どきは浴槽には自動給湯が付き、水栓はほとんど使わないので、洗い場と浴槽の兼用で水栓は1つとします。浴槽の設置高さは、またぎの安定から浴槽の底面と洗い場の床面の高さを近づけたいので、一般的な浴槽の設置より50mmほど高くしています。そのため、水栓のパイプが浴槽にあたらない高さにするため、やや高くなっています。
一方、洗い場の方は、姿勢が楽なように、高めのイスに座って洗面器置き台を使います。洗面器置き台は、http://kurade.269g.net/article/12748910.htmlの時のバスラックです。イスとバスラックの天端高さは、どちらも400mm弱なので、床に洗面器を置く前提の水栓高さよりは、かなり高い必要があります。この浴槽と洗い場の条件から、高さ650mmがどちらにもちょうど良い高さでした。
もうひとつ特徴的なのが、シャワーフックを吸盤式にして、初めから固定していません。そのため、各人が使いやすいシャワーフックの位置を、設定することが可能です。写真のような、右側の低い位置にシャワーを掛けることもできます。この位置は、座りながらシャワーを使ったり戻したりするのがとても楽です。
照明は、昼白色(ナチュラル色)の電球形蛍光灯に交換しています。浴室は、色々と作業をする場所なので、やや暗く赤っぽい電球より、蛍光灯の方が良いのではと思っています。モザイクタイルと白いタイルの色の対比を、ちゃんと見えるようにしたいというのもあります。器具は、電球タイプのモノでしたが、電球形蛍光灯に交換可能なことを事前にチェックして、選定しています。
■混合栓とバスラックとシャワー




吸盤式シャワーフックも、三栄水栓製作所のleafyです。http://www.san-ei-web.co.jp/3a-park/wet_design/leafy/leafy.htmlにあります。吸盤は強力で、フックも掛けやすく、回転したり角度が変わったりしてとても良いのですが、その分、やや大きいです。素材の関係か、色がブルーとグレーの2色しかないので、ブルーを選んでいるのですが、これも色がやや浮いています...。
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