横浜市内の住宅のオープンハウスへ行ってきました。木造2階建て、30坪ちょっとのご夫婦のための住宅です。設計は、鈴木アトリエさんhttp://www008.upp.so-net.ne.jp/atelier555/です。一番の特徴は、「リビングスパを持つ住まい」ということで、リビング?にお風呂があります。お風呂のある2階は、ほとんど1つの空間になっていて、そこにダイニングキッチンと畳敷きのリビング?と写真のお風呂があります。写真は、畳のスペースからお風呂を撮っています。もちろん、お風呂はガラスの建具で仕切れるようになっていますが、大きいトーメイガラスなので、このように丸見え?の一体間のある空間です。
このお風呂の白い左官壁や杉垂木の天井も、ダイニングキッチンや畳のスペースから連続しています。このビッチの細かい登り梁のような背の高い垂木の天井の表情は、とても良い感じです。窓も比較的正形に近い大きめのサッシを配置しているで、窓らしい窓?感が良く、光や外の見え方がいい感じです。
○マンガの本棚
2階は「普段二人で過ごす場所」なのに対して、1階は「一人で好きなモノに囲まれて過ごす場所」とのことで、色々な趣味のためのスペースになっているそうです。その中の1つ、マンガのコレクションのための本棚は、階段スペースも使って、1万冊以上!を収納できるように設計されているそうです。写真の階段の真ん中のガラスは、階段下のトイレのためのトップライトになっています。スペースは、隅から隅までムダ無く全て活用しよう?という、鈴木アトリエさんの姿勢が感じられて、なかなか勉強になります。
○主張しない外観
外から見ると、こじんまりとしたシンプルな2階建ての住宅に見えます。中に上のような風呂があるようには、とても見えないところが主張してない感じでいいです。マンガなどの趣味の空間も含めて、外から家の中へ入った時のギャップは、訪ねてきたお客さんを、大いに楽しませそうです。濃い目のグレーの外装に、シルバーのサッシと板金、ライトグレーの木雨戸や2階デッキが組合せられています。雨樋やたて樋も、場所によって色が変えてあったりします。この2階のデッキは6畳ぐらいの広さがあり、透明の屋根も架かっているので、なんだか色々できそうに思えたのでした。
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