■様々に使えるテーブルとイス
ようやく、1階の作業場兼打合せスペースの土間の、打合せ機能の方が整いました。夜に写真を撮ったので、スクリーンが降りてますが、だいたいスクリーンのある範囲が窓です。
作業場としては、すでに様々な加工作業を土間でやっています。打合せ機能としては、靴を脱がずに土間で打合せができるようにして、奥のワークスペースとつながった使い方もできるようにします。打合せのない時は、テーブルやイスは全て片付けられるようにするのですが、この方法を、半年くらい考えて図面書いたりしてました。コンクリートの壁のアンカーを検討したり、テーブルの脚の仕組みを考えたりしました。が、個人では対応できない問題に色々出会いまして、結局IKEAになりました...。
テーブルは、1200×600mmのホワイトの天板に、ねじ込み式の伸縮脚を組合わせています。1Fは、コンクリの打放し面などでやや暗いので、ホワイトの天板にしてみました。伸縮脚を使うことで、天板レベルを土間から900mmにできます。土間と奥の床のレベルの差が200mm、ワークスペースの机が床から720mmなので、机とほぼ近いレベルになり、窓の外も見やすいようになります。
伸縮脚は、土間から600〜900mmの高さで自由に調整できるので、状況によって良い高さに設定できます。また、天板にねじ込んで取付ける単純な構造なので、天板と脚は簡単に取り外してしまっておくことができます。幕板なども無い構造なので、テーブルの下が広く、車いすの人などには使いやすいかもです。その分、華奢なのですが、それを意識していれば問題はないです。
イスの方は、やはり様々な使い勝手を考えて、座面のフラットなスツールです。左の1つが通常の高さで、右の3つはカウンター用の同型スツールの、脚を100mm切り詰めたものです。これらの組合せで最大4名までの来客に対応し、私はワークスペースのイスでテーブルに向かうことができます。
■IKEAの設計デザイン指向に感心
そのIKEAのスツールですが、スツールの形に合わせた、台形の段ボールパッケージに入っています。できるだけ組立て済みとしつつも、パッケージの大きさがなるべく小さく納まるという、最適なバランスが考えられていそうです。なおかつ、パッケージを台形に合わせてしまうことで、緩衝材のたぐいは最小限にされているようです。スツールの設計デザインに、どう組立てパックするかまで含まれているんでしょうねぇ。こういうところのデザインは、大好きな領域です。使用のとこだけでなく、生産、流通、販売、廃棄など、デザインしなくてはと思うことは思うのですが...。
スツールの組立てに使う金物も、合理的かつ必要な箇所は強度が出る組合せで、なおかつ木材の下加工がとても単純になっているなど、感心してしまいます。木がやや硬めで、六角レンチを多用するので、ちょっと力が必要で手が痛くなるのが気になるくらいでしょうか。
引き寄せ金物とかは、ホームセンターではあまり種類が売ってないけど、ダボ+引き寄せ金物は強度が出そうなので、使ってみたいと思うのです。ホゾ加工は難しいですし、ビス+接着だと強度はかなわない気がするのですが...。
くらしデザインスタジオ@考(><)トップへ
2010年02月25日
【堀崎町の家_アイデア】20_打合せスペースはIKEAの家具に
posted by ki at 23:50| Comment(0)
| 風.光.素材の家_アイデア
この記事へのコメント
コメントを書く