2010年04月09日

【色々と見て】室内だけど外にいるような住宅

■単純な形状と平葺きの外装
s100409a.jpg 先月、都内の住宅のオープンハウスに行ってきました。延べ面積が40坪弱の住宅で、設計は鈴木アトリエさんhttp://www008.upp.so-net.ne.jp/atelier555/です。
 駅近くの区画整理地内で、まだ周囲には何も建っていません。それ故か、「プロポーションの良いシンプルな『かたち』を求めるうちに、草原に建つ小さく可愛らしい小屋のような建築が良いと思いました。」とのことです。軒高も通常より1mほど低くして、建物が小さく見えるようにしているそうです。
s100409b.jpg 単純な形状に見せる、妻面を伸ばした袖壁?と連続しているような軒先の納まりや、その部分にそっと沿わせたような雨樋の見せ方など、なるほどと思ってしまいます。妻面のほとんど存在感無く納められたけらばや、ぽつ窓も印象的です。ですが、一番気になったのは、グレー色のガルバリウム鋼板の平葺きの外装仕上です。コーナー部材やシールのような継ぎ目が無いので、とても単純に見せられそうです。板金屋さんの技?も感じられて、好きな感じです。
 外装は、他に同色同材の波板張りと組合わされています。屋根は、色違いの平葺きのようです。

■室内だけど外にいる感
s100409d.jpg 内部も印象的ですが、私のデジカメは、特に広角でもないので、うまく撮ることができません...。手前の吹抜けているところがダイニングリビングで、見えている白い壁の中に、1,2階の各室が配置されています。リビングは、建物の形の内側そのままのような空間になっています。「...室内でありながら外部を感じるようにLDの天井を高くして、天井面を一続きにしました。」とのことです。

s100409c.jpg 木の表情の床と天井と、白い壁の対比で、白い壁の部分が家の中にもう1つ建物があるかのように感じられ、リビングや2階のホールにいると、家の中だけど外の公共空間?にいる感じがします。
 これらの空間を実現するための軸組を成立させたり、キッチンまわりの木部を白っぽく塗装しているあたりなどに、さすがな鈴木アトリエさんを感じたのでした...。

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posted by ki at 23:50| Comment(0) | 色々と見て
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