■陽の光で季節や時間を感じる


各スペースが色々とつながっていて、窓もあちこちにあるので、陽の光や影の表情を楽しむことができます。夕方、階段の上にある窓から、階段吹抜けの手すりを透して、床に陽の光の模様が落ちていました。この光は、季節によっては、吹抜けを透って下階のダイニングも照らします。

屋根の厚さが薄いので、やや小さい天窓ですが、光がたくさん入ってきます。お昼頃、天窓からの陽の光が、小屋組を照らして、さらに壁に光が差していました。

ある日の午前中、3階の個室の天窓から、2階のダイニングに陽の光が差し込んでいました。吹抜けの下にあるダイニングは、季節や時間によって、色々なところから光が入ってきます。季節や時間を陽の光で感じられるだけでなく、予期せぬ光は新鮮な気分にしてくれます。
■夜の灯りの影や表情


照明も、単純にスペースを明るくだけではなくて、灯りが照らすところの表情や影を楽しむことができます。1階の照明は、よくある蛍光灯のベース照明ですが、その下に、スギの化粧野縁を吊っているので、こんな感じの光の表情になります。

各スペースがつながっているので、陽の光と同様に、夜の灯りも色々な影や表情を見せます。左は、階段上の灯りが、吹抜けの手すりを透して、下階のダイニングをうっすらと照らしていたりします。

建具を透して伝える灯りも、単なる小窓ではさみしいので、小さなステンドグラスにしています。トイレの引戸には、こんなステンドグラスです。その他、それぞれの戸には、ステンドグラスや
http://home.kurade.net/article/29331204.htmlのような型抜き板を入れています。こうすると、戸が閉められていても、それをちょっと楽しむことができます。
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