2010年07月20日

【色々と見て】埼玉大学の「さいだい交流ひろば」の建物

 4月に、埼玉大学の埼玉大学共生社会教育研究センターのお知り合いの方から、食堂の裏の方に建っている「100年の森のテラス」を、ちょっと見てほしいと呼ばれました。共生社会教育研究センターとしても、この建物を活用することになり、日々の利用で何が問題になるか見てほしいとのことでした。

 このテラスは、「さいだい交流ひろば」として、6月にオープンして活用し始めています。先週、はあとねっと輪っふるで、このセンターの方とお会いしたので、お話しをきくと、昼間は環境NGOの方が入っていたり、夕方から夜間は、昼間は難しいNPOや企業の方を呼んで、学生さんたちと色々活動を始めているそうです。埼玉大学共生社会教育研究センターは、http://www.kyousei.saitama-u.ac.jp/top/です。
 で、4月に見に行ったことを思い出したので、4月の時の様子を載せておこうと思います。

■落とし込みの板壁と杉のテーブルと押すクスノキ
s100720a.jpg 外観はこんな感じです。10年ほどが経過した、広さは10坪の平屋の建物で、色焼けしてますが、杉の落とし込み板壁です。基礎石の上に建ってまして、屋根は、棒葺きのトタン屋根のようです。雨樋はあったようですが、どこかの時点で破損してしまったようです。

s100720b.jpg 内部はこんな感じです。小屋梁は丸太で、その小屋組が見えるようになっています。基礎石だったので床がどうかと思いましたが、ヒノキの床は平滑でしっかりしてます。常用する建物ではなかったので、断熱材は全く入っていません。もしかしたら、トタン屋根の音対策で、屋根部には少し入っているかもです。床と壁は、厚板のみなので、特に冬場は、足元が冷えそうです。サッシもシングルのアルミサッシなので。
 加えて、落とし込み板壁は、落とし込んだ板の収縮で、数cmの隙間ができてしまっています。9尺ぐらいの壁に20枚弱の杉板を積んでいるので、それぞれの板が縮んだ分、板が下がり、上の方に収縮を合わせた分の隙間ができたようです。落とし込み板壁の場合は、板の収縮を考慮しないといけないようです。
s100720c.jpg こんな、杉材を組合わせただけの、長いテーブルとイスがあります。どんな人たちが、どこに座って、テーブルの上には...など考えると、色々と楽しいことが想像できます。このテーブルとイスが創り出す雰囲気と、木の建物の内観が合わさって、それだけで魅力的な空間になります。

s100720d.jpg ですが、この建物、一部がちょっと傾いていまして、1つサッシが閉まりませんでした。原因は、建物裏のクスノキが、この建物の軒を押すようになっていたのでした。基礎石からも建物が浮き気味だったので、さすがにココは、クスノキに少し失礼させていただいたそうです。これで、閉まらなかったサッシも閉まるようになったそうです。

 現在は、このクスノキと照明とエアコン以外は、ほぼそのままで使い始めたそうです。木や家具の手入れなどは、学生さんたちと、使いながらどうするか考えていくそうです。学生さんに、こういう落ち着いて話しができるスペースがあるのは、色々考えるきっかけに良さそうです。あとは、お酒があれば...ですが、大学は禁酒だそうです...。

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posted by ki at 15:31| Comment(0) | 色々と見て
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