2011年03月20日

【建物を考える】「建築・建材展2011」他で樹脂製サイディングなど

 地震の直前、東京ビッグサイトへ「建築・建材展2011」などを見に行ってました。埼玉の私の周辺でも、地震によって、特に地盤があまり良くないと言われる所などで、外構の損傷や住宅設備の転倒などが少し起きていました。瓦屋根の棟ののし瓦ずれは、場所を問わず、いたる所で起きています。瓦屋根に対する相談を、何件か受けましたが、木材や屋根材が入手しにくい状態なので、思うようにいかない場合もありそうです。
 直接地震には関係ないですが、「建築・建材展2011」などで気になったものを、いくつか紹介しておきます。私が行った時は、店舗や建築や照明の展示ホールより、セキュリティやリテール用製品の展示ホールの方が圧倒的に混んでいたのを見て、世の中の重心が変わってきていることを感じました。目

■軽量で合理的な塩ビ系サイディング晴れ
s110320a.jpg 塩ビ系樹脂製のサイディングです。信越ポリマー(株)さんの「ポリマパネル」http://www.shinpoly.co.jp/product/construct/index.htmlと、ゼオン化成(株)さんの「ゼオンサイディング」http://www.zeonkasei.co.jp/product/c/intro.html、アメリカのPLY GEMさんの樹脂サイディングhttp://www.plygem.com/index.htmlの3社を協会で紹介していました。塩ビのサイディングは、知っていましたが、製品を見たのは初めてです。見た目なども、思っていたより、ずっと良くできています。軽量、安価で柔軟性があり、塗装も不要と、建物によっては非常に合理的な外装材に思います。あとは、紫外線による影響を、どの程度受けるのかで、交換が必要になるかどうかというところのようです。

■引戸のソフトクローザーダッシュ(走り出すさま)
s110320b.jpg 引戸のソフトクローズ機構の付いた上吊り金物です。スガツネ工業さんhttp://www.sugatsune.co.jp/が、色々展示していた中で、引戸のクローザーが印象に残ってます。上吊りレールのサイズも、基本的に従来と同じなので、既存の上吊り引戸を金物とレールの交換で、クローザー付きにできるようです。他社からも、同じようなのが出揃ってきたので、引戸のクローザーは、装備する機会が増えそうです。

■楽しそうなシャワーユニット霧
s110320c.jpg (株)小笠原さんhttp://www.ogasawara-agp.com/の、浴槽付シャワーユニット「コンフォートバス」です。高齢者施設や単身者住居などの、1100×1400サイズの浴室のリフォーム用に開発したユニットだそうです。中に座ることもできて、狭い浴室が楽しくなりそうですが、浴槽的な使い方やフタなどは難しそうです。なので、シャワーユニットと呼ばれるのかもですが、うまい使い方を考えたくなる形です。

■プリント模様がキレイな洗面ボウルたらーっ(汗)
s110320d.jpg (株)日本セラティさんhttp://www.ceraty.jp/の洗面ボウルです。中でも、強化ガラス製の「AQUAアクア」は色々な模様があってとても良いです。カウンターの下に照明を入れて、下から明るくすることもできます。製造法をきいたら、三層のガラスの真ん中のガラスに直接印刷して、それから加熱成形しているのだそうです。なので、色々な模様が自由にデザインできるようです。

■金属メッシュと石積みの壁家
s110320e.jpg (株)TAKAOさんhttp://www.takao.co.jp/の「ガビオス」です。以前、外国の建築などで見られた、金属メッシュの中に石を積んだ壁を、既製品化したもののようです。ステンレスのメッシュフレームの中に、火山岩や砕石など7種類の石を入れられるようです。パンフレットには、100厚で高さ1,200mmまで図面があります。あの石積みと金属メッシュの表情が、比較的に手軽に再現できるのは、面白いかもです。

■高輝度になってきたLED照明ひらめき
s110320f.jpg LED照明の方は、輝度の高い製品が出揃ってきて、屋外を含め、建物がらみの照明は、LEDでほぼ置き換えが可能なようです。住宅用の照明も、輝度が上がり、明るさとしては白熱球とほぼ遜色なくなったようです。まだ、電球のように照射角がとても広いようにはいかないようですが、クリア電球のような点光源を再現した照明が、オーデリックさんから出ていました。この高輝度の点光源LED電球?、それだけは手に入らないのかなぁ。

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ
posted by ki at 21:09| Comment(0) | 建物進行中など
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。