2011年06月24日

【ばり研通信】大きなカサとバイクカバーに守られて

以下、「ばり研通信」134号より、一部、修正して掲載してます。
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とりあえずいってみますかぁ♪ #30

* 大きなカサとバイクカバーに守られて *

s110624.jpg 電動車イスは、街の中では、その大きさや重さをそんなには感じないのですが、自宅ではたいがい置き場に困ります。靴を脱ぐ日本では、自宅の中まで電動車イスで移動して生活できる住宅は、なかなかありません。電動車イスで生活できる住宅は特別なものになるため、同居する人や予算など様々な条件が解決しないと、実現は難しいのだと思います。なので、電動車イスを利用する方は、自宅では手動車イスに乗り換えたり、車イスから降りて生活している人が多く、玄関などに電動車イスを置いているのだと思います。目
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 そこで、ばり研のAさんの例を紹介します。Aさんの自宅は、一般的な木造2階建ての住宅です。やはり、自宅に車イスで入ることはできないので、室内は電動車イスから降りて、いざって移動しています。

 Aさんは、外出から帰って来ると、道路から縁石を上るスロープを通って門へ入ります。玄関は、段差と広さの関係から電動車イスは入れないので、Aさんは、建物と塀の間を通って庭の方へまわります。その庭に面した縁側に電動車イスを横付けして、縁側から家の中に入ります。電動車イスの乗り降りは、自分だけではできないので、ヘルパーさんなどに手伝ってもらって、どこならできるかを考えて、スペースのある縁側になったのだそうです。ただ、この縁側は、Aさんの部屋とは離れています。Aさんの部屋にも、掃き出し窓があるのですが、その前が車を停める車庫のため、電動車いすを置いておくことができないのだそうです。

 Aさんが家の中に入った後、電動車イスは、その場所で写真のような姿になり、次の外出まで置かれます。バイク用のカバーをスッポリとかぶせ、その上に大きなカサを差してあります。11年くらい前に、電動車イスが完全に覆えるカバーを探したところ、バイク用のものしかなかったのだそうです。カバーの上には、飛ばされないように木片を載せておきます。台風などの時は、さらにカバーをヒモでしばったりするそうです。今までに、カバーがはがれてしまったことは無いそうですが、座るシートが濡れてしまったことはあるそうです。

 大きなカサも、毎日差してあるのだそうです。この電動車イスを置いている場所は軒下からはみ出していて、雨がたくさん降ると、電動の部分はカバーだけでは「やばい」のだそうです。カサは、風で飛ばされないよう、持ち手を針金に引っ掛けるようになってます。カサの角度も色々と考えてあるそうで、できるだけ雨に濡れないようにだけでなく、家の中に朝日が入るよう、空が見える角度にもしてあるのだそうです。
 電動車イスは、専用に設置したコンセントにつないで、この場所で一晩充電されます。当初は、室内までコードを延ばしていたそうですが、縁側の窓や雨戸がちゃんと閉まらなく、隙間風で寒ったのでコンセントを作ったのだそうです。

 この場所が完全な軒下ではないため、雨が降っている時の乗り降りで、多少濡れることは仕方がないそうです。雪は降っても、車イスの雪下ろしと道路までの雪かきをしてもらえば、出かけるのは大丈夫なのだそうです。るんるん

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posted by ki at 21:57| Comment(0) | ばり研通信
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