2011年09月15日

【色々と見て】岩手〜宮城〜福島〜茨城へ その3

■国道45号と志津川
 さらに国道45号を進み、本吉、歌津と通っていきます。歌津では、海沿いの国道45号の橋が落ち、旧道へ迂回になっています。その橋桁の破損の仕方を見ると、津波の威力がおそろしくなります。志津川に入って来ると、陸前高田のような、街があって津波を受けたと分かる風景が広がり、テレビで見ていた庁舎なども見え、土の黒っぽい色もあり、やはり怖い気持ちになります。

 戸倉からは国道45号のまま、内陸の方へ向かいます。国道396号の北上川に架かる橋が落ち、まだ不通なため、海沿いから女川方面に向かうのは難しい状況です。その橋の近くに大川小学校があるのですが、自分の目でどういう所だったのかを見たかったのですが、今回はあきらめます。内陸から三陸道を経由して石巻へ向かい一泊します。海沿いから少しでも離れると、私には普通の風景に急に戻るように感じられ、そのギャップから現実とは思わないようになりそうです。

■石巻とマンガと女川町
s110915a.jpg 石巻は駅近くに泊まっていたので、翌早朝、街の中を歩いてみました。この時は、海沿いまでは行ってないのですが、街の中心部でも、建物はかなり壊れたままになっていて、商店はほとんどやっていないようです。街の中には、「いしのまきマンガロード」という、駅から「石ノ森萬画館」http://www.man-bow.com/manga/にいたる商店街に、石ノ森章太郎さんのキャラクターのモニュメントが置かれています。写真は、「アカレンジャー」で、後ろの石巻商工会議所の建物には「がんばろう」のメッセージ寄せ書きが掲げられ、そこの交差点の信号は点いておらず、歩行者信号機にも×のテープが貼られています。

s110915b.jpg 旧北上川の中州にある休館中の「石ノ森萬画館」の様子も見に行ってみます。ジッと静かにしている感じです。周りの壊れた真新しい柵や橋の姿も加わって、今は、回復の時を待っているように見えます。

s110915c.jpg 女川町へ向かいます。女川では、建築関係の雑誌などで、RC造やS造の建物が、液状化の影響で杭が緩み、津波を受けて転倒したことが紹介されてました。その津波のおそろしい威力を感じようと思ったのですが、そう広いわけではない女川の低地部に、ほとんど建物が無くなっている方に衝撃を受けます。元の地形がこれだけ分かるのもなんだか複雑です。転倒建物は、もう1棟ほどが残る程度のようです。女川町では、「メモリアル施設保存事業」http://www.town.onagawa.miyagi.jp/として、被災建物の保存計画があるのですが、その計画がどういう建物をというのは、今回では分かりませんでした。

 女川から石巻に戻り、海沿いの道を通り日和大橋を渡って、日本製紙の工場の方へと抜けていきます。この時は、潮が引いている時間帯で、海沿いも冠水していない状況でした。それでも見通しの良さ、黒い土の地面、転がったままの大きな缶詰工場のタンク?、火災になった門脇小学校など見ていると、日和大橋がほぼ普通に渡れるのが不思議に思えるくらいです。

■松島とマリンピア
s110915d.jpg また国道45号に戻りまして、東松島市を通り松島へ向かいます。東松島市は、海沿いの野蒜の方へはまわりませんでした。松島へ入ると、観光客がたくさん、お土産屋さんも多くが開いていて、駐車場にも車がたくさん、遊覧船も何隻も走っていて、突然に別世界になる感です。津波の影響は受けていますが、幸い高さがそれほどでもなかったそうです。そうはいっても、私の身長の近くの深さはある...。写真は、まだ潮が引いている時間で、島が浮き上がるような風景が見れました。

s110915e.jpg 「マリンピア松島水族館」http://www.marinepia.co.jp/にも、なんとなく入ってみます。1階の大屋根のかかった広場の雰囲気が面白いです。懐かしさだけでなく、独特な世界をつくってます。おっさん一人で、アシカショーも見て、ペンギンの毛繕いも目の前で見てきてしまいました。なかなか楽しくて良いです。

■仙台東部道路と仙台空港
 さらに国道45号を進みまして、塩釜市、多賀城市へと入っていきます。国道沿いは、地震の影響はほとんど私には見つけられない感じです。塩釜港や仙台港の方に寄ろうとすると、まだかなり一般車進入禁止のエリアがあります。地震や津波の影響が残っていますが、実際に目で見て感じることは難しいようです。

 多賀城を過ぎたあたりから、津波を止めて、一部の人の避難場所となった仙台東部道路に上がって、仙台空港を目指します。仙台東部道路を走ると、左側の海側がずっと平らな低地で、高い建物もほとんど無いのが良く分かります。海岸沿いにまばらになって続いている松原とともに、津波がずっと入って来た感を感じることができますが、ずっとその風景が続くので、その広さも想像以上です。

s110915f.jpg 仙台空港http://www.sdj-airport.com/です。航空機も震災前とほぼ同程度の便数に戻っていることもあるのか、空港は、とてもにぎわってます。日曜日なこともあってか、広大な駐車場も満杯です。ちょうど、飲食店のある3階フロアと屋上展望デッキが再開された初日だったこともあるのかもです。写真は、3階フロアから2階出発フロアを見てるのですが、お土産店の灯りがいい感じです。実は、奥のガラスの向こうに、仙台空港駅に停まったままの空港アクセス線の車両が写ってます。このアクセス線も10月から全線で再開になるそうです。

s110915g.jpg 屋根の上にある展望デッキにも上がってみます。展望デッキから、海の方を見ると、まばらになった松原が結構近くに見えています。

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posted by ki at 22:23| Comment(0) | 色々と見て
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