2011年10月23日

【色々と見て】木造軸組工法で建てられたインテグラルさんのオフィス

■公園内のような敷地と自動車研究所晴れ
s111023a.jpg 先月、http://kurade.269g.net/article/16870923.htmlの時に見学会と研修に行った、インテグラルhttp://www.integral.co.jp/さんの新開発センターです。ですがまず、建物の敷地がすごい?トコです。左の写真は、研究学園駅前公園の案内看板なのですが、その左上の方、一番左の池の上に、小さいグレーの四角形があります。そこです。ほぼ公園の中の一角に建っている状況です。この土地が売りに出る時に、公園になじまない建物が建つよりは、つくばの会社である自分たちで、ふさわしいものを建てた方がいいと考えて、取得に動いたのだそうです。

s111023b.jpg ちなみに、研究学園駅周辺は、元日本自動車研究所の敷地だそうで、全周5.5kmの高速周回路などがあった場所なのだそうです。研究学園駅やインテグラルさんの建物は、この周回路の内側にあたり、写真の公園東側あたりの道路付近は、周回路が通っていた位置なのだそうです。

■板張りと窓が特徴の外観目
s111023c.jpg 開発センターの外観です。板張りの外観と、窓がつくる表情から、オフィスらしくないあたたか味を感じます。木造軸組3階建、延べ面積約115坪、基本的に自社による設計監理の建築物だそうです。
 木造建築物の構造や性能に関連するシステムを開発している会社なので、自社のソフトなどを用い、木造軸組住宅の造り方で、オフィス用の大空間と省エネルギー性能を確保し、住宅建築並みの工期とコストを追求した建物なのだそうです。
 3階が小さくなっているのには、意匠的な面と許容応力計算上の面と、両方の結果のようです。1,2階の外装材はレッドシダー、3階は高千穂さんの「そとん壁」です。屋根も、住宅と同じガルバ鋼板の立ちハゼ葺です。

s111023d.jpg 上の写真の反対側、公園内から見てます。とにかく窓の数が多いのが特徴です。オフィスなので開口は多くなるのですが、木造3階建や省エネ等級4ということを考えると、かなりギリギリを追求したのではと感じます。

■現しの軸組架構と木の内装るんるん
s111023e.jpg 1階の執務室です。照明を点けなくても、このぐらいの明るさがあり仕事できます。
 軸組は、タナカさんのナットレス金物構法「SSマルチ」+集成材です。材は、通常の流通にある長さ、せい、太さのサイズの中で設計しているそうで、約4.5間を飛ばさず、柱を落とす方を選択しています。その柱も4寸の住宅サイズです。
 天井は、梁を現すために、梁間に張っていますが、そのため上階床の根太を貫通する電気配線には、苦労をしているようです。

s111023f.jpg 窓サッシも住宅用です。ですが床レベルまで開口を配置するなどして、かなり明るくなっています。

s111023g.jpg 玄関ホールの奥にある階段も、光を最大限取り入れるよう、開口と階段が設計されています。階段も木で桁はささらで受けてます。手すりはスチールです。

s111023h.jpg 内装材は、高千穂さんの「シラス壁」、板張り、クロスと色々です。写真の玄関ホールは、外装と同じレッドシダー張りのキレイな空間です。板張りには、地場の茨城産材を探したそうですが、茨城県には木材があまり無く、その中で入手できた杉材が内装の一部に使われていたりします。

 社長さんのお話を伺っていると、木造建築物に対する方針や考え方になるほどと思うことが多く、その実行力も合わせて、ほんの少しでも見習わねばと感じます...。あせあせ(飛び散る汗)

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posted by ki at 21:36| Comment(0) | 色々と見て
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