■氷点下での窓と天窓のサッシの結露


今朝7時の、気象庁サイトの気温アメダスです。北海道から九州まで、ほぼ全域が氷点下です。大島など島部を除けば、0℃以上の地点が、数ヶ所しかありません。かなり珍しいことで、相当寒いです...。さいたま市もマイナス5℃をちょっと下回り、ウチの外気温を計測する温度計では、マイナス6.5℃まで下がってました。

ここまで気温が下がると、結露しやすい低温の所を作らない全館暖房とはいえ、アルミサッシ+ペアガラスだと、さすがにカーテンの向こう側で結露します。今朝も、そこそこ結露していたようです。床暖房と吹抜けによる全館暖房については、
http://home.kurade.net/article/34422633.htmlにあります。このリンク先に記載のある補助暖房には、現在は小型の石油ファンヒーターを、たまに使っています。
今朝の窓の結露が、樹脂を使った断熱サッシ+断熱ガラスの仕様にすると完全に防げるかは、微妙なところだと思います。

ここまで気温が下がると天窓も結露します。写真では分かりづらいですが、窓枠にしずくのようなものができて、床にポタポタッとたまに落ちてきます。
天窓は、樹脂アルミ複合の断熱サッシに、遮熱断熱ペアガラスが入ってます。それでも結露するのですが、恐らく夜露が凍ることも影響していると思われます。夜露が凍ることで、天窓の全面に氷が接触していることになり、サッシがしっかり冷やされてしまうのでしょう。天窓に雪が積もった時に、結露するのと同じことが起きていると思われます。
このように天窓が結露するので、屋根下地の野地板合板も、室内側が暖かいと同じような結露が起きて、合板を痛めてしまいます。そのため、屋根の金属材と野地合板の間は、断熱材を挟んで金属の温度が野地合板に直接伝わらないようにしています。ですが、屋根の端部や軒付近、天窓付近は、なかなかそううまくはいっていないと思われます。また、野地合板の室内側は、断熱材を挟んでいても、室内に開放されいているに近い環境になるようにしています。
■野地合板での結露を抑える温湿度


そこで、そのためだけではないですが、全館暖房の室温と湿度のどちらもを、高くしすぎないようにしています。この気温の低い時期は、室温を15℃(明け方など)〜18℃(晴れた日の日中など)、晴天時の相対湿度を40%未満にしています。湿り空気線図によると、乾球温度が0℃でもギリギリ結露しないラインの、乾球温度16℃で相対湿度35%程度の空気中の水分量を、目安にしています。
湿度は特に調整していないのですが、調理や浴室、洗濯物、石油ストーブ程度の加湿であれは、無垢材と珪藻土漆喰の内装なので、晴天時の夜間でも30%〜40%に保たれるようです。
くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ