少し忙しくなりまして、こちらのブログは更新あまりできてません…m(__)m。
4月に入って、2つの、主に木製品製作のための工房を、みせていただく機会がありました。どちらも、とてもワクワクしてくる雰囲気があったので、少し紹介しておきます。
■カヌー製作の工房
工房の写真は撮れなかったのですが、久喜市で木製のカヌーを独学で製作している方の工房を、見せていただきました。左の写真も、その方が作られた20数隻のカヌーの1つだそうです。http://kurade.269g.net/article/17161819.htmlに関連を少し書いてます。
2階建の古い母屋を改造した工房で、建物に入ると、仕事のできる方というか本物な空気感が伝わってきます。1階には設計図を描く設計スペースがあります。形などを検討したと思われる1/10〜20くらいのスケールの、模型がいくつも置いてあります。広い製図台には、A1サイズくらいの今設計している船の図面が広げられています。お話をきくと、カヌーのカーブの美しさをとても大事にしているそうで、ご自身で製作されたたくさんのスイープが、机の周辺に置かれています。
1階には、板の組立てスペースがあり、細い杉板を船の型に合わせて積層し、接着作業中でした。厚さ6mm幅30mmほどの、非常に繊細な実加工のされた細い板を、クランプで押さえながら、一枚ずつ曲げながら接着させていくそうです。その際に、板の表情や色を見ながら、良い板はアクセントになるようにもするそうです。天井には、魚の骨のような何種類ものカヌーの型が吊られていて、興味をそそります。
2階に上がると、広く明るいスペースは、FRP加工の作業場です。やはり、外側をFRP加工したカヌーが1隻置かれていました。奥にはガラス繊維のロールが置かれていたりします。また別棟には、厚板から積層するための板とその実加工をするための、木加工機が置かれています。
これらの製作は、この方が主に一人で、他の仕事もしながら進められているとのことで、物静かなすごい方でした…。
■「銀杏工房」養蚕農家から工房へ
こないだの土曜日は、山梨県北杜市の「銀杏工房」さんhttp://ichou-kobo.blogspot.jp/へ行ってきました。リンクのブログにあるガレージの上棟をやる予定だったのですが、雨天で日曜日になり、私は仕事で埼玉に戻らねばで…。
「銀杏工房」さん、私が以前勤めていた設計事務所の方が、養蚕農家を少しずつ改築しながらつくっている、自宅兼工房です。元々、7棟の建物があったそうですが、その中で建物を選び、必要な部分を作り直しながら工房と生活のスペースを作っているそうです。
写真は、工房のある建物ですが、入口や窓なども、少しずつ製作されていて、それぞれに雰囲気があります。今後、母屋の部分解体と改修なども予定されており、また手伝いに行こうと思っています。
工房の中の、設計などの作業をするスペースです。この右側に薪ストーブがあって、寒い日でしたがとても暖かいです。左の奥を入っていくと、木加工機などが置かれる、作業スペースがあります。広いワンルーム的な空間は、雰囲気が良く、使い勝手もよさそうです。このあちこちに、魅力的な工具や道具が置かれています。材料などもあわせ、それらがとても気になってしまいます。
左が、翌日曜日の上棟したガレージです。土台敷きから棟上げまで、やりたかったです…。奥に見える蔵も、いずれ改修してゲストハウスなどを考えているそうです。今の母屋にある囲炉裏を、こちらの蔵に移すというのも考えているそうです。広い敷地内を、少しずつ作っていくのは、とても素敵なライフワークだと感じます。
この日は、工房さん以外も見たりしたので、それらのことも、そのうちアップします…。
くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ
2012年04月17日
【色々と見て】カヌー製作の工房と「銀杏工房」
posted by ki at 22:45| Comment(0)
| 色々と見て
この記事へのコメント
コメントを書く