2012年06月17日

【ばり研通信】駅ホームからの転落を、メガネから考える

「ばり研」は、http://blog.goo.ne.jp/neue-blogです。
以下、「ばり研通信」144号より、一部、修正して掲載してます。
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とりあえずいってみますかぁ♪ #40

* 駅ホームからの転落を、メガネから考える *

s120617.jpg Aさんは「目が悪い」といわれています。本人にきくと「右目の視野が狭いといわれ」「遠くは見えない」そうです。視力は左右とも「0.02ぐらい」で、過去に景色がハッキリ見えた記憶は無いそうです。生まれつき近眼のような状態なのかもしれません。
 学生の時は、メガネを使った「記憶はなく」、「資料を大きく書いてもらって」それで勉強していたそうです。卒業した後も、ばり研には、ずっと裸眼で通っていました。

 ですが、4年前ほど前、Aさんは初めて?メガネを作っています。作ろうと思ったきっかけは「覚えていない」そうですが、「ノイエの人に言われて」作ったかもとのことです。普段通っている眼科で視力を計り、その隣のメガネ屋で作ったそうです。Aさんの視力は、測定機器で測定されたようですが、その矯正レンズをかけても「C」だと見え方の違いを、あまり見出せないようです。
 メガネ屋へは、「たぶん親かな…」と行ったそうです。その時作ったメガネは、レンズは「近眼」用で視野矯正などは「入っていない」もので、フレームは「自分で選んでない」金属タイプのものです。最近分かったのですが、このフレームは少し小さめのサイズで、なぜこのフレームが選ばれたのかは、Aさんは分からないそうです。

 こうして作ったメガネですが、「1、2回ぐらいかけただけ」で、その後、ずっと使わなかったそうです。昨年末に転落事故があり、ばり研に来る時は、再びメガネをかけることが条件になりますが、2週間もすると、またメガネをかけるのを一人でやめてしまいます。

 なぜそこまでメガネをイヤがるのか、聞いてみます。「かけてもかけなくも同じと言われてるから」と言います。視力が変わっているので、同じではありません。目は見えているのですが、その見えている情報を取り出したり、使うことができないのではと、Aさんに話します。
 「かけなくても『生活』ができているから」と言います。その『生活』とは何かと聞くと、「危ないかどうか判断できていること」と答えます。判断が足らなかったから転落したわけで、道路で車をうまく避けられないのも、道路端の判断が足らないからではと、Aさんに話します。
 「めんどくさいから」と言います。何が「めんどくさい」のか聞くと、「かけるのが」と言います。かける時に耳がうまくいかないそうで、それは朝ヘルパーさんにかけてもらい、そのまま夜までかけていればと、伝えます。

 「四つ這いをすると落ちそう」とも言います。落ちそうなのやズレるのは、スポーツ選手でもメガネをかけているので、対策は色々あります。ばり研のBさんやCさんのメガネは、落ちにくいよう耳掛けを付け足しています。
 落ちそうに思っていることを、メガネ屋さんに伝えているかと聞くと、そうはしていないようです。Aさんと私でメガネ相談をした別のメガネ屋さんの話しでは、Aさんのメガネは、フレームもレンズもAさんに対してやや小さく、落ちるなどの対策がしずらいのだそうです。その時に、紛失防止ヒモの使い方を教わったり、耳掛けに付けるパーツもいただいたのですが、メガネのサイズがネックのようです。また、メガネは曲がったり緩んだりするので、そう感じたらすぐにメガネ屋に行って、調整してもらうよう教えてもらいました。

 Aさんと話しをしても、メガネをかけなくていい理由は見当たりません。逆に、メガネをかけて、実は目から見えている情報をキチンと取り出し、必要な情報を見つけ出せるよう、慣れた方がいいのではと、Aさんに話しました。ホーム端や道路端を、景色からの勘?ではなく、自分の目で見て確認できる方がいいと思います。
 ふと、Aさんが文字をほとんど知らないのは、手の不自由で本や教科書を開かず、極度の近眼でもメガネをかけないので黒板やテレビの文字も見えずで、今まできてしまったのかな…と思ってしまいました。別に、文字を知らなくても生きていけるのですが、それが自分の意志だったかどうか…、考えてしまいますモバQ

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posted by ki at 23:50| Comment(0) | ばり研通信
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