照明の費用を抑えるために、その個数を少なくするために、ブラケットを使うことをします。これまでは、天井のダウンライトが安価だったので、照射範囲の狭さから多少数が多くなっても、費用を抑えることもできました。しかし、ダウンライトもLEDが中心で個当たりの単価が高くなり、数多く配置すると照明代が膨らんできます。といって、安価な白熱球ダウンライトをLED電球で置き換えるのは、天井埋め込みという構造とLEDの放熱の必要から、特に住宅向け高気密型ではちょっとこわいです。そのためか、LEDダウンライトは、専用LEDユニットを使っているものが多いのかなと思います。
そこで、見通しの良い壁にブラケットを付け、平面的になるべく広い範囲に光が届くように配置して、照明の個数をなるべく少なくすることを考えます。ですが、ブラケットはシンプルなものでも、どのくらいの明るさがあって、どのように光が広がるのかは、カタログの写真や照度図ではなかなか分かりません…。ということで、使う数も多い場合は、実際の照明器具を取り寄せて検討します。
写真は、今回使ってみることにした東芝ライテックのIB30085というブラケットです。フロスト波レリーフのガラス製のブラケットです。上下は完全に開放になっています。標準はミニクリプトン球が付いてるのですが、これを写真右のLED電球に置き換えて使ってみます。ただ、ガラス製でクリプトン球と、いつ廃盤になってもおかしくないような製品なので、もうしばらくカタログ落ちしないでくれ…と。
LED交換は設置後に行うことにすると、価格と性能のバランスで、アイリスオーヤマのエコルクスhttp://www.irisohyama.co.jp/led/を候補にします。アイリスオーヤマ製品は、電材ルートでは流れていないので、普通に買って交換します。それでも、東芝製のLED電球などに比べ安価で、性能も見劣りしません。別なソケットを使って点灯テストしてみると光の範囲も広く、ガラスカバーとの感じもよさそうです。このLED電球を、場所によって電球色と昼白色を使い分けます。
こちらは、価格で最初候補にした、大光電機のD形電球形蛍光灯を使ったブラケットです。フラットな乳白色の樹脂で全面覆われたブラケットです。電球形蛍光灯を納めるためややサイズが大きく、電球形蛍光灯の光ムラをなじませるため、樹脂カバーは厚めです。そのため、電球の光量の割に暗くなってしまう印象です。また、樹脂で密閉型のため、LED電球への交換は、長時間点灯の場合はちょっと慎重な判断が必要です。
こちらも似た感じの、オーデリックのD形電球形蛍光灯を使ったブラケットです。ほぼ同じ構成なのですが、こちらは上下は透明の樹脂カバーで、光の演出や明るさを確保しようという感じがあります。こちらも樹脂で密閉型のため、LED電球交換は慎重さが必要です。
場所によっては、電球を裸のまま使うブラケット、レセップを使います。陶器製のモーガルソケットをそのまま使うのが一番安いのですが、なかなかそうもいかないので、製品になっているレセップを使います。その中で、ついでに取り寄せてみた遠藤照明のEG-2229Wというレセップは、その陶器製のモーガルソケットに取付金具とアルミ製カバーを組合せた面白いものでした…。
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2012年10月05日
【建物を考える】ブラケットとLED電球で照明を考える
posted by ki at 22:10| Comment(0)
| 建物進行中など
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