2012年12月23日

【建物を考える】木造住宅の基礎に使われる異形鉄筋


s121223a.jpg 木造住宅の基礎に使われるサイズの異形棒鋼、いわゆる異形鉄筋です。埼玉県あたりでは、木造住宅の基礎は、直接又は地業の上にべた基礎とすることが多いと思います。そのべた基礎は、鉄筋コンクリート(RC)造で、このような鉄筋を組み、コンクリートで覆って強固に固めた構造です。

 上は、SD295AのD13という規格の異形鉄筋です。前者は、鉄筋の降伏強度を表す規格で、木造住宅の基礎ではSD295Aがほとんどだと思います。後者は鉄筋の径の呼び名で、直径が約13mmということで、主に基礎梁の上端と下端の主筋や、底盤の配筋として使われます。写真は、基礎梁の上端主筋ですね。目
 写真にある凸マークは、圧延マークと呼ばれて、鉄筋の規格やメーカーを確認することができます。ちなみに調べると、(株)城南製鋼所製で、ポッチが無いのでSD295Aで、呼び径のD13はマークで表示されています。

s121223b.jpg こちらは、主に基礎梁の補強筋として使われるSD295AのD10の異形鉄筋です。写真は、基礎梁立上がり部分の水平方向の補強筋ですね。ちなみにこちらは、朝日工業(株)製ですが、このメーカーはD13以下は径の表示が無いようなので、一応、ノギスをあてて径を確認したりします。
 この他、木造住宅でも、基礎梁の間隔が広かったりして、底盤の鉄筋断面積の確保が必要な場合、D16などを使うこともあると思います。家

s121223c.jpg この鉄筋は、鉄筋の腐食防止やコンクリートとの付着確保のため、コンクートでしっかり覆う必要があります。そのための、鉄筋を覆うコンクリートの厚さ、かぶり厚の確保が重要です。

 写真は、木造住宅のべた基礎の底盤部の配筋です。上端筋と下端筋の二層のダブル配筋の例です。下端筋の下側筋と捨てコンの間のかぶり厚は70mm、上端筋の上側筋と底盤上面との間のかぶり厚は40mm確保するのが基本です。底盤厚は200mmなので、上端筋と下端筋の間隔が25mm以上になることを確認して、それに合わせてスペーサーを設置し、かぶり厚を確保します。手前の鉄筋製のスペーサーは上端筋を、奥の四角いブロックは下端筋を支持しています。

 ちなみに、奥の四角いブロックは、サイコロと呼ばれるコンクリート製のキューブで、三辺が50×60×70mmなどになっていて、スペーサーの役割をするものです。晴れ

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posted by ki at 22:41| Comment(0) | 建物進行中など
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