2013年01月26日

【色々とみて】「計画力を支えるものは」にある意識と経験


s130126.jpg http://kurade.269g.net/article/17419064.htmlで紹介しようと思って、1ヶ月以上経ってしまいました…。
「計画力を支えるものは」伊丹勝編著 (株)日本設計都市計画群 非売品、です。
 上記の講演の際に配布された冊子なのですが、計画者やコンサルとして、広い視野と束ねていくことの大切さを、改めて文章に表現されています。私にとっては、現在、様々な方々と仕事などしていく上で、とても重要な意識を経験させていただいた期間のことでもあります。家

 その中から、一部を紹介させていただきますと、
「都市の実情は千差万別なのだから、まずは現状を正確に理解すること。そのために、地勢や地形、歴史、諸々のデーター、そしてなによりも歩き回って、問題の把握や課題の抽出をし、それが正確かから問われよう。その時に、いたずらに数多く設定するのは分かっていない証左であって、数本の重要項目に絞れたかが鍵。絞るとは選択であるから、総合感覚力やひらめきも問われる。
 もう一つは計画と実現性の両立。計画は実現のシナリオを持っていなければならないし、一方、実現は計画に基づくものでなければならない。この両立が出来るかは計画者のバランス感覚による。だいたい計画者は計画重視のロマン派か実現一方の現実派に偏るので、自分の体質をよく理解して、意識して両立を図るバランス感覚が重要だ。」と。目

「これから人口減少の時代をむかえて、都市はもうこれ以上膨張しないだろうと思うのです。そうなると都市の外縁部にある土地の使い方を考えなおさなければいけない。そういう時期に来ているのではないかと思います。
 都市の中心部をいかに魅力的にするかというところをやりながら、そこのエネルギーを外縁部のほうのコントロールに使うというようなシステムができていかないと、都市の外縁部というのは、非常に荒廃して、荒れた地域になるだろうという気がするんですね。」と。

「建築は一品設計、一品施工、管理も一品。この根本が希薄になって、グローバルで自由な競争を、というスタンダードが今は幅をきかせています。
 建築は試作はできない。イニシャルコストの低下がいいことのように評価されますが、イニシャルコストが高くても、残存価値が高ければ、その建築は高く評価されるべきだと思います。」と。ひらめき

「国境はもとより、業種、業態、専門、所属を超えた活動に深化することがこれからのボーダーレスであって、そうすると自分の部署にこだわらず束ねていける人が何人も出てくると面白くなると期待しています。『会社として』よりは、まず『個人として』何ができるかだと思います。」、「自信を持って進むためには、自分の中に過去最悪と過去最善を座標軸としてもつことです。」と。

伊丹さんは、前身の会社の「入社の時に『原寸から1/3000までやりたい』…」と話したそうです。また分社の際は、「日本設計は、1967年に日本の超高層建築の先駆けとなった『霞が関ビル』を手掛けた人材を中心に、個人の集合体として機能する新たな組織を作ろうという思いから設立されました。現在でも個人の志向性を常に全社に反映させる企業体質を持っています。」ということだそうです。この個人の集合体のような組織は、思い返すととても特徴的で良い面があると思います。るんるん

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posted by ki at 21:21| Comment(0) | 色々と見て
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