
少し前、インターホンの交換作業をしました。室内の親機の位置も変えたいとのことで、まずは天井裏へ上がって、既設のインターホン用のコードを探します。築40年以上の建物なので、天井裏は広いのですが、リフォームで壁が、古い小舞壁と新しい大壁の二重になってます。
アウトレットボックスから見つけたインターホン用コードを、親機を付けたい場所の新しい方の壁の内側へ落とし込んでおきます。親機を設置する箇所の壁に穴を開け、そこからコードを出しておきます。


取付けるのは、パナソニックのVL-SWD300KLで、室内子機がワイヤレスでモニター付きになっている機種です。親機には、標準で電源コードが付属しており、親機を取付ける箇所の近くにコンセントがあれば、電気工事をしなくても取付けることができます。
インターホン用コードを接続して、壁にこんな感じで取付けます。下に伸びている白いコードが電源コードで、この下の方にあるコンセントに差しています。


ここのお宅の場合、メインで使うのは親機ではなく、このワイヤレス子機の方です。この子機は、普段は充電台に載せておくのが前提の機種なので、充電台をどこに設置するか考えます。テーブルの上などで、電源コードがジャマにならないうまい場所が無く、こちらも下にコンセントのある壁に付けることにします。
写真のように、持たなくてもそのまま話せる高さに取付けました。インターホンなので、持って長く話すことはほとんどないので、充電台に載せたままボタンを押して話せるといいかなと。ただ、子機は充電台に載っているだけなので、落ちにくい設計にはなっているのですが、落とした時が不安とのことで、バネストラップを付けました。フックは丸いタイプにして、外せるようになっています。


一方、玄関子機は、RC造の塀に、大型の埋込みボックスタイプのものが付いてました。現在主流のタイプよりひと回り大きいので、新しい玄関子機は全く合いません。そこで、そのボックスを利用して、アルミ複合板を取付け、そこに玄関子機を取付けることにします。
アルミ複合板は、超低頭ビスでボックスと固定するのですが、壁に凹凸があるので、壁から数mm程度浮くように固定します。その三方の隙間にはシールを打って、ボックスに雨が入らないようにしておきます。配線は、玄関子機に合わせた位置に出して、ビニルテープで雨が入りにくくしておきます。


あとは、カメラの向きを少し調整してから、玄関子機を取付けて完了です。
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