2013年07月05日

【色々とみて】清家清さん設計の「保土ヶ谷の家」の空間と活用


 先月、故清家清さん設計の「保土ヶ谷の家」を見てきました。オーナーさんと補修を手がけている(株)あすなろ建築工房さんhttp://sekio.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/---bc7f.htmlがご好意で、保存に向けた建物の価値を再認識するための見学会を開催してくださいました。

 詳しくは、上のリンク先にありますが、ネスカフェゴールドブレンドのCMで有名になった住宅です。建物の存命が難しい時代の中、なんとか相続でのマンション化などを回避して、この家が好きな次世代の家主さんに引き継ぐことはできたそうです。が、今後、この建物を地域などで有効に使っていくための修繕の費用が捻出できず、関係者の方々が方策に苦労している状況だそうです。建物は人が使っていないと、ただのモノになってしまい、寂しい姿になってしまいます。家

s130705a.jpg 横浜らしい丘陵地の中にあって、最寄り駅からはずっと坂道を登って行きます。途中からは、こんな階段になり、正面に見えている緑が生い茂った中に「保土ヶ谷の家」はあります。眺めの良い場所というのが、とても実感できる道のりです。晴れ

s130705b.jpg 門からの様子はとても落ちついた良い雰囲気ですが、見学の人が予想よりたくさん来ていて、とても混雑してました…。

s130705c.jpg このように、斜面から持ち出したコンクリートの土台基礎の上に、木造の架構が組まれています。建物からは、斜面に沿って各室から出入りができるように設計されいるそうです。屋根は反り返ったような形をしているのですが、外から見ることは難しいようでした。目

s130705d.jpg 室内に入ると、メインの大きな吹抜け空間があります。想像していたより、ずっと広く高いので、コンデジでは写真に全く収まりません…。この空間を実現するために、架構の部材は6寸か8寸の太さがあったように思います。

s130705e.jpg 大きな吹抜けのリビングを囲むように、ダイニングや各個室などが、スキップして面して配置されています。吹抜けの印象ばかりだったのですが、その他の室の作り方もとても凝っていて、家の各所から眺める吹抜けとその向こうの窓の景色の見え方も、それぞれに違っていて飽きないです。スキップするフロアは、全部で8層くらいあったと思います。

s130705f.jpg これはご主人の寝室から見下ろした、吹抜けのリビングの感じです。いい感じですけど、住宅とは思えない結構な高さです。るんるん

s130705g.jpg 窓はFIXなので、通風はこの窓の下のガラリから入ってきます。この日は、少し暑い日だったのですが、敷地の繁った緑の中を通って来る涼しい風が、とても気持ちよく通り抜けていきます。おそらく、南側の吹抜けの下の方から風が入って、北側の高い箇所から抜けていくように考えられているのだと思います。

s130705h.jpg 書斎の脇のテーブルに並べてあった、30年以上前の「暮らしの手帖」です。どういう暮らしをされていたのか分かる感じがして、いいです。中を見たくなりましたが、個人の方のお宅の物なので、触ってはだめですよね。モバQ

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posted by ki at 23:50| Comment(0) | 色々と見て
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