2013年12月14日

【建物を考える】床や壁などの取り合いと部材を考える


 仕上げの切り替わる、床や壁などの取り合いに付ける巾木や廻縁は、見た目を印象を整理するだけでなく、機能的な面や、仕上材の加工精度や伸縮を吸収する役割なども担っています。意匠的な面からは、無しにしたくなる部材ですが、住む人の使い方や箇所や大工さんの加工などの状況から簡単に無しとはできず、その都度、検討することになります。るんるん

s131214a.jpg これは床と壁の取り合いに付く巾木です。巾木は、床材の端部と壁下地の下端の隙間を隠す役割と、足や掃除機などが壁に当たった時に、壁が傷むのを防ぐ役割などをしています。
 巾木にも種類があり、写真は、床を先行して、壁下地の石膏ボードより巾木を先に付け、巾木のしゃくり(凹み)に石膏ボードを乗せる方法の巾木です。巾木のしゃくりと間柱との隙間は壁の胴縁部分にあたり、室内側の凸部が壁からの出幅にあたります。このような製作する巾木は、壁からの出が三分(9mmほど)が多いと思います。

s131214b.jpg こちらの右端の巾木は、木製の巾木ですが、床仕上と壁下地まで完了した後に、壁に接着剤とフィニッシュで貼付ける方法で、一般的な既製建材の巾木と同じやり方です。
 床の仕上が切り替わる箇所には、見切りを入れています。写真の場合は、建具などは無い場所なのですが、床材の樹種と縁甲板の働き幅が異なるので、30mm程度の床同材で見切っています。目

s131214c.jpg 壁と天井の取り合いに付く廻縁です。写真は、吹抜け部分の下がってきた壁と下階の天井との取り合いです。見た目を単純にするには、写真の作業中の廻縁が無い方がいいのですが、下階の天井がやや幅の広い杉材のため、板のやせと伸縮による動きがあります。大工さんは、廻縁をしゃくって天井板をのみ込んで納めています。

s131214d.jpg こちらは、壁仕上の上端を天井よりやや下がった位置で止め、廻縁に相当する部材をアルミ製のピクチャーレールで見切った例です。石膏ボードはビスが効かないので、壁に掛けるものは、ピクチャーレールのフックを利用するようにするためです。ひらめき

s131214e.jpg 窓の窓枠やドアの戸枠は、開口部の壁の端部を覆うことと、壁を見切る役割などをしています。通常は見た目には、開口部の縁取りのように壁とは部材を変え、巾木のように壁から出て納めます。写真は、逆に枠を目立たせないようにした例で、壁が杉の羽目板張りだったので、戸枠も杉材で作り、表から見える見付幅もなるべく細くしています。家

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 23:50| Comment(0) | 建物進行中など
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。