2008年01月20日

【堀崎町の家】プランの考え方など

■1階
s080120a.jpg 設計条件で優先順位が高く、1階にしか配置できない、庭、車庫、自転車置場、物置、流しで、敷地の3/4が埋まってしまいます。この時点で、3階建とする方向で調整となりました。

●各機能の配置
 庭 :ガーデニングなどのため、日照条件から南角の良い場所に。
 車庫:2面道路があるので、北側の端部に。
 残った場所の良い側に、住宅の玄関や1階部分を配置して、
 敷地の奥側に、物置や自転車置場を配置。

○やや面積の広く壁の少ない車庫や土間ホールの上階に、居住スペースを積層することとなり、成立させる構造として、最終的に、1階は鉄筋コンクリート(RC)造のラーメン(柱梁)構造としました。

○敷地と道路がほぼフラットといえども、1階土間と道路とのレベル差が300mm程度になります。
その間に段差をつくらず、スロープ処理をするために、住宅の入口は、道路から奥まった位置となりました。

●土間
 来客と玄関で立ち話をするような場合に、関東は、外が暑かったり寒かったりするので、中に入って靴を脱がなくても腰掛けて話しができるように、少し広くしました。
 車イスの方でも、降りなくても家の中に居られるスペースになります。
 一般には、家の中ではやれないような少し汚れるような作業を、家の中でも行うことできます。
 土間にトイレを設置して、靴を脱がずに行けるようにしています。トイレは、来客の個室となるので、使い勝手や雰囲気を考えています。猫

■2階
s080120b.jpg●各機能の配置
 ダイニング、キッチン等 :来客を想定して、1階からすぐつながる位置に。
 洗面、浴室等 :3階の個室とダイニング等との中間になる奥まった位置に。
 ダイニング(食堂)部分の上部が、小さめですが、吹抜けになってます。

※図面上は、諸般の事情により、食堂、台所、居間と書いてます...。

●居間
 2階の最南部にあって、小上がりになってますが、畳ではなく縁甲板張りです。引戸で区切って使うこともできます。
 寝転んだり座ったりして使う想定ですが、あまり外から見られ過ぎないようにということで、窓の大きさは控えめにしています。
 適当な名称が思いつかず、居間という名称になってしまいました...。

○2、3階は通常の木造軸組工法で、3階建混構造の2階部分に該当するため、耐力壁がかなり必要になる階です。特に、短て方向の耐力壁をどう配置するかがポイントになり、結果的に、少し機能の異なるスペース間を、なんとなく区切る袖壁としました。
 梁が現しになるので、木構造的には、できるだけ単純に構成しておきたいということもあります。喫茶店

■3階
s080120c.jpg 3つの個室と、奥さんの作業スペースを配置しています。作業スペースに連続して、物干を設けています。寝室、浴室、洗濯機、物干の洗濯物の移動が、できるだけ短くなるようにしています。
 一時、浴室と洗濯機も3階とする案がありましたが、水回りのリスクが大きいなどで、やめることにしました。

●個室
 3つの個室は、4畳半程度の広さですが、それぞれの雰囲気が変わるよう、開口部を変えています。
 どこが誰の部屋になるかは、完成してから決めることになっており、機能的にはできるだけ均等にしています。
 完成後、板張り壁の塗装や装飾など個々人で色々できる余地を、もたせるようにしています。

●作業室
 奥さんの布小物などの作業スペースです。ここも一部小上がりになっていますが、やはり縁甲板張りです。布を広げて裁断したり、アイロン掛けなどに便利なようにです。洗濯物を扱うのにも便利だと思います。
 物干は一部屋根をかけていますが、雨の日に、ここに洗濯物を干しておくこともできます。

○廊下、トイレ、階段の上には床を張って、ロフト的に使えるようにしています。したがって、天井裏、小屋裏などの見えないスペースがほとんどありません。眠い(睡眠)

■その他目

この住宅は、シンプル、スッキリとは逆の空間づくりをしています。
 :機能それぞれの単位空間を四畳半程度に小さく設定して、それらを緩く分節して配置。
 :収納は、それぞれ使う場所に分散して配置。
 :完成後の装飾や塗装などを住人が行うことを前提に、装飾などしやすく。
 :装飾や高さ確保などのため、ほとんど天井を張らず床組や小屋組をあらわしに。

したがって、住み始めて5年から10年ほど経過すると、この家としての姿になってくるのだと思います。
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