2017年03月25日

【色々とみて】111_木を使ってリニューアルされた戸越銀座駅へ


s170325a.jpg 先月ですが、木を使って大胆にリニューアルされた、東急池上線の戸越銀座駅に寄ってみました。東急電鉄の「いい街 いい電車 プロジェクト」http://ii.tokyu.co.jp/に、プロジェクト全体のことが載っています。駅舎だけでなく駅ホームの屋根までデザインされる例は少なく、なおかつ、その屋根というか軒天井に木を使うというのが新鮮です。またその駅が、多少都内ローカルな東急池上線とはいえ、都心に近い品川区内にあるというのも驚きです。
 ホームの軒天は、集成材を編んだようなデザインで、まだ日焼けする前の木の色に加えて、その陰影とのコントラストもとてもキレイです。街中なので、周りにこのような色はあまり無く、行った日は快晴だったこともあり、輝くぐらいに目立っていました。私の他にも、戸越銀座に遊びに来た女性の方々が、駅のホームで記念撮影したりしていました。るんるん

s170325b.jpg 木の色がキレイに見えるのは、かなり高く設計された軒先によって、通常は暗くなりがちな軒天に、自然光が多く当たるようにデザインされているからと感じます。
 屋根は軽量な金属屋根だと思うのですが、集成材を多用した軒天はかなり荷重があると思われます。そのため、これらを支える軒桁の鉄骨はかなりせいがありそうです。でも、その重たさを感じさせないように上手いことデザインされていて、桁を支える黒っぽい丸柱もスッキリしたアクセントとしてデザインされています。

s170325c.jpg ホームは、軒天だけでなく、壁面も集成材をパターンに張った仕上げです。対向式ホームなのもあって、ホームにいると、なんだかログハウスというか木のテラスの空間にいるような感覚です。ホームの上屋は建築物でないのだと思うので、実はかなり自由にデザインできるのかもしれません。目

s170325d.jpg 柱を利用した案内表示などの駅設備も、ホームの特徴的な表情になってます。池上線だからかもですが、ここに表示や設備を集約できていて、木の表情をジャマするものがほとんどありません。また、ダークグレー色なのも、木の色に対していいアクセントになっています。

s170325e.jpg 改札の付近に、少し以前の屋根?の小屋組が残されています。積極的なものではないのかもですが、この部分があるために、階段を上がって行くホームの、特別な場所感が高まっている気がします。

s170325f.jpg 蒲田方面行き1番線の改札駅舎です。2番線方が切妻屋根のメインな駅舎だと思うのですが、旧駅舎のY屋根?を利用して、そこに鉄骨フレームの構えを組んだだけというこちらも面白いです。駅名の四角いデザインの切り抜き文字もイイ感じですが、木のホーム、グレー鉄骨の改札など、様々なデザインが組み合さっているのに、それぞれ違和感がないのはなかなか不思議です。電車

s170325g.jpg 新しい駅なのでホーム柵が設置され、乗車位置に関する情報が表示されています。そこにQRコードまであるので読みとってみると「3、2、3」のようです。乗車ドア位置をQRコードにしたようですが、どういう人がどういう時に使うモノなのか、想像ができませんでした…。モバQ

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【色々と見て】 一覧

 引き続きアップしていきます。目
111 木を使ってリニューアルされた戸越銀座駅へ
110 「It's a Sony展」でソニー製品のデザインを感じて
109 「LIFE × DESIGN」で暮らしを楽しくする雑貨など
108 さいたま新都心けやき広場と高田馬場駅の公共トイレ
107 行田市街の足袋蔵など歴史ある建物の再活用 その2
106 行田市街の足袋蔵など歴史ある建物の再活用 その1
105 赤羽の変則2車線の道路と都電荒川線に乗って
104 飛鳥山公園から音無親水公園と名主の滝公園へ
103 渋沢史料館「青淵文庫」と「晩香廬」の上流の空間
102 雑司が谷旧宣教師館のアメリカ様式とモダニズムな一面
101 旧松澤家住宅の茅葺きと土間と縁側の良い雰囲気
100 板橋区立美術館「ボローニャ国際絵本原画展」など
99 一人暮らしと車いすと、JR蕨駅周辺を歩いてみると
98 さいたま市西区役所の道路付きと交通弱者用押しボタン
97 別所温泉の北向観音様・常楽寺と上田電鉄など
96 上田市のサントミューゼと越ちひろさん展へ
95 上野公園と上野東照宮の見事な装飾など
94 大正〜昭和初期のままの旧安田楠雄邸の空間 その2
93 大正〜昭和初期のままの旧安田楠雄邸の空間 その1
92 アトレ浦和と蔦屋書店と「縫い−その造形の魅力」展
→ 全てを表示(01〜)
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2017年02月26日

【色々とみて】110_「It's a Sony展」でソニー製品のデザインを感じて


 今月初め、移動の途中に駆け足で「It's a Sony展」http://www.sonybuilding.jp/の「Part-1」へ寄ってみました。私の世代には、展示されていたプロダクト製品を見ているとなかなか楽しかったです。ソニーの王道?の製品は当然ながら、王道以外の製品デザインも、あらためて見ると完成度がとても高く、感心しきりです。歴代製品のデザインに関しては、https://www.sony.co.jp/Fun/design/に載っているようです。目

s170226a.jpg 今振り返ると、一番代表的な製品は「WM-2 ウォークマンII」かなと感じます。こんな赤いカラーのバリエーションがあった印象はあまりないのですが、この赤が一番好きですね。中学生だった当時は、このブラックボックスのような箱+斜めのボタンというのが、やぼったく感じて好きでなかったのを覚えています。昔からへそ曲がりだったので、皆がこぞってイイという流れになると、オレは違う…みたいな見方もあったかもです…。

s170226b.jpg 「FX-300 ジャッカル」です。発売年を見ると小学生時代なのですが、CMなどからなのか、なんとなくこの手の製品のことを覚えています。立体キューブ型の、各面を最大限に活用するデザインの集大成のような完成度です。特に正面の操作系とグラフィックまで含めたデザインは隙が無いくらいです。現在、電動工具メーカーなどが発売している、キューブ型の現場オーディオのデザインの原型かもしれないですね。
 他にも展示されていた「ICF-5800 スカイセンサー」や「TV-501 Mr.Nello」など、この手の製品デザインが、私にはソニーらしく感じます。ですが、昔も今もですが、私は黒いモノがあまり好きではないのですよね…。あせあせ(飛び散る汗)

s170226c.jpg こちらは、トリニトロン管です。ブラウン管にも違いがある、というのを大学時代に教えてもらい、それ以降のパソコンMacintoshのモニターからテレビへと、20年ぐらいお世話になりました。ということで、表示部が円筒形というのが分かるように、真上から撮ってみました。

s170226d.jpg 「PTC-500 PalmTop」という、パームトップコンピューターだそうです。大学時代は、Apple中心とはいえ、こういう製品に詳しい人たちが色々いたのですが、ソニーにこういう製品があったのは全然記憶になりませんでした。Appleの「Newton」の発売の3年前に製品化されていて、真っ黒とはいえ全体のデザイン完成度はとてもスマートです。後から調べると、機能もかなり優れていたようですが、20万円もしたそうで、パソコンの陰に隠れてしまったのですかね。目

s170226e.jpg こちらは「My First Sony」のシリーズで、私はこういうデザインが好きです。左は、日本未発売?の「EJ-M1000」という、左奥の丸いカードを載せて音を使って遊ぶゲーム機だそうです。右は、「TPM-8000」というカセットプレーヤーのようで、どちらもただ機能を絞ってかわいくしたのとは違い、機能や操作や見た目など全てを一体で企画デザインされているように感じ、大人が所有していたのも分かります。ですが、肝心な子どもたちにとっては、幼稚園生ぐらいになれば、前記の「FX-300 ジャッカル」のような方が、はるかに興味を感じるのだとは思いますが…。

s170226f.jpg 実は意外に好きだった「PS one」の液晶モニタ一体型の「SCPH-140」です。丸みをおびたやさしい印象の本体に、丸い中に四角いモニタと両サイドスピーカーというのが、チープさが全く無くて親しみを感じるデザインがすごいと思ってました。可動部などの合わせ目のラインもとてもキレイだと感じます。こうなると、以前からのデザインのままのコントローラーが、荒く古くさいデザインに感じてしまいます。るんるん

s170226g.jpg 最後はソニーのトランジスタラジオです。こちらは「TR-55」で、置かれている姿はとても高質な雰囲気を醸し出しています。やわらかいカーブとグリーンの色と周波数スケールの文字の組み合わせは、とてもイイです。リバイバルということではなくて、生活の空間に、こういう雰囲気を提供するようなデザインの時代がまた来ると、気持ちも楽しくなりそうに思うのですがね。

s170226h.jpg さらに「TR-52」というトランジスタラジオですが、こちらは後で調べると、日本初のトランジスタラジオになる予定だったけれど、発売できなかった製品のようですね。https://www.sony.co.jp/SonyInfo/にあります。建物みたいなデザインで面白いなと思って見てたのですが、当時も「国連ビル」と呼ばれたそうで、テーブルなどに置かれて建っていると楽しそうです。リンク先にもありますが、フロントパネルが変形してしまったということのようなので、この展示品はフロントパネルは、今の変形しない樹脂で再現したものなんでしょうかね。TV

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2017年02月05日

【色々とみて】109_「LIFE × DESIGN」で暮らしを楽しくする雑貨など


 先週、「Gift Show」の「LIFE × DESIGN」見本市にちょっと寄ってきました。基本的には、雑貨等を扱う小売販売業向けの卸し見本市なのですが、招待もあったので、暮らしにつながるような洗練された雑貨の世界が、どんな雰囲気なのか寄ってみました。興味惹かれるものが色々あって良かったので、その中の暮らしにつながりそうなモノを、少し紹介してみます。目

s170205a.jpg Studio PI-PA (スタジオピーパ)さんの「いろくみ」http://www.irokumi.jp/というカードパズルです。「色彩のプロがつくった『いろくみあそび』のためのカードセット」で、「さまざまな色や形の『いろくみカード』をくみあわせるだけで、立体的で、色の美しく響き合うオブジェが簡単にできます」というものです。子ども向けのトレーニングだけでなく、「大人向けの本格的な造形ツール」のシリーズもあります。きれいな色とやさしい形状を組み合わせるので、完成した立体もやさしく楽しい感じになるようで、とてもいいです。紙製だそうですが、丈夫な芯材を挟んでいるので「カード」呼ぶピースもしっかりしています。

s170205b.jpg 仲吉商事さんの「NY-craft」という天然孟宗竹を使った食器類で、「agney*」http://www.agney.jp/と「RIVERET」http://www.riveret.jp/という、2種類のブランドから構成されているようです。「agney*」の方の、竹の表情を活かしたとてもかわいい、ランチプレートや「おうちおべんとうばこ」などに興味惹かれました。後でカタログを読むと、ライフサイクルの短い竹を自社の竹山・工場で製材していて、製品の表面コートも独自開発のクリアコートで、洗剤で洗うこともでき、70℃程度まで耐熱性能があり、そのような食洗機ならば対応するようです。これらの成形から塗装まで行う自社工場は、越谷市にあるようですね。るんるん

s170205c.jpg 地図のゼンリンさんの「mati mati」http://www.zenrin.co.jp/goods/matimati/という、地図データをデザインした雑貨です。現在、12の都市の地図デザインがあるようで、それぞれの特徴が見えて地図好きとしてはとてもいいです。その中で「STREET MEMO TAPE」という、はやりのマスキングテープが気になります。各都市の地図の中から、通りに沿って切り出したようなデザインで、広げると通りが伸びている感じになり、アクセントなどにすると楽しそうです。

s170205d.jpg 同じマスキングテープで、本業のカモ井加工紙さんのマスキングテープ「mt」http://www.masking-tape.jp/です。こちらは、サイズもカラーも模様もかなり種類があるようです。さらに「mt CASA」というインテリア用のマスキングテープもあり、「弱粘着仕様」なので、「服を着替えるように、お部屋も気軽にイメージチェンジ」できるそうで、テープ状のものだけでなく三角形や六角形のパターン形状のタイプもあります。インテリアだけでなく家電などの製品も、自分の好みするために、面倒な塗装などに代わって、このようなテープを貼るのが主流になっている感じです。それに役立つ「my mt」という、オリジナルデザインのテープをオーダーできるシステムも用意されていて、ラッピングの時代というのを実感します。ひらめき

s170205e.jpg こちらは、COTA-laboさんの「いろあみど」http://iroamido.jp/です。「看板の担う重要な役割である『街を美しく演出する』その力にこだわります」というCOTA-laboさんによる、「どこの家にもあるアミ戸を、アートやグラフィックのキャンパスに変える」という製品だそうです。白か黒かの選択肢しかなかった網戸ですが、ここまで派手に絵柄がなくても、レースカーテンのような感じで雰囲気が演出できると、普通のお宅でも良い感じになるのではと思います。

s170205f.jpg 最後は、ペーパーワールドさんhttp://www.paperworld.jp/の、ダンボール製スケルトン(骨組み)の「K11-FrameWork」です。室内の中に、もう一つ空間を簡単に演出することができ、軽量で扱いやすいことも良さそうです。単なるダンボールのフレームではなく、かなり強度がある感じに設計された部材を、しっかりと噛み合わせる構造になっていて、全体がガッチリした印象です。そのため、脚元を梁間方向につながくても、床に置いてしっかりと建っているようです。家

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2016年12月11日

【色々とみて】108_さいたま新都心けやき広場と高田馬場駅の公共トイレ


 2ヶ月ほど前になってしまいましたが、たまたま通りがかった、さいたま新都心のけやき広場下のトイレが、とてもキレイになっているのに気付きました。なので、一緒にいた車いすの彼に付き合ってもらって、女子以外のトイレ内を一通り見てみました。目

s161211a.jpg けやき広場の下階は、ピロティのような半屋外の空間に店舗などが並んでいるので、このトイレもガラスの自動ドアの特定防火設備によって区画されています。さらに、バリアフリー対応などのため自動ドアになるので、火災時などの停電時の非常用出口として、なんとくぐり戸付きのタイプです。

s161211b.jpg トイレ内は、車いすやベビーカーが移動しやすいように、曲がり角が無く曲面の壁で構成されています。公共トイレもトイレ内の設備が増えてきて、まだあまり見慣れない種類のピクトグラムが表示されています。ベビーベッド・ベビーシート・フィッティングボードは、ある程度普及してきたように思いますが、車いす対応トイレの一番下に表示されている、車いすの人など用の移乗ベッドや、写真にはありませんが、女性トイレの化粧直しスペースを示す口紅は、私はまだ見たことがなかったです。車椅子

s161211c.jpg 今どきなので、男子トイレ内にも、ベビーベッドが洗面スペースに装備されています。

s161211d.jpg 一般の男子トイレ内の個室も様々なタイプが用意されており、その中の一番大きい個室は、入り口が折り戸になっています。個室内は、便器サイドの手すりはなんと両側に設置されており、小さい子用の便座まで装備されています。あくまで、いわゆる車いす対応のトイレとは別の個室ですが、この個室であれば使える車いすなど利用の方も結構いると思います。

s161211e.jpg こちらが、いわゆる車いす対応トイレ内ですが、写真は便器とオストメイトのある側の半分だけを載せています。写真にない側に、大型の折りたたみベッドや車いす対応の洗面台などがあります。最近は、便器脇に設置するものが増えてきてしまって、L型手すり・ペーパーホルダー・手洗い器・ウォシュレットリモコンが窮屈です。このトイレでは、ペーパーホルダーが上にストックできるタイプのものが付いていて、その分だけTOTOの標準よりリモコンの位置が高くなってしまい、少し使いづらそうです。TOTOさんとかでは、このトイレ脇の装備は、どのように整理する考えに進んでいっているのか興味があります。ひらめき

s161211f.jpg 当然ながら、こどもトイレもあります。ここは、こどもトイレといえども、ちゃんと丸見えでない空間になっています。こども用の洗面台に加えてハンドドライヤーも装備されています。この右側に進んだ奥には、明るい授乳スペースもあるようです。

 このような、公共施設やショッピングセンターなどの所詮トイレに、これだけ思いやりと機能性を込められているのを見ると、ウォシュレットと共に世界に誇るトイレ大国なのが良い感じです。るんるん

s161211g.jpg おまけでもう一つ、撮影は夏頃ですが、西武鉄道の高田馬場駅の、通常の男子トイレの個室です。なんと扉が引き戸で、さらに便座がウォシュレット付きで、かつ音付きのタイプです。電車

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2016年11月11日

【色々とみて】107_行田市街の足袋蔵など歴史ある建物の再活用 その2


s161031f.jpg http://home.kurade.net/article/177487791.htmlからの続きです。こちらは、「足袋蔵ギャラリー門」や事務所などに再活用されている1916年築の蔵で、右側の蔵にはパン工房「蔵」さんがあります。こちらも、白い漆喰と墨色?の板張りの組み合わせで再生しているのがとても上手く、重みのある雰囲気を作っていると感じます。
 写真から見切れている左には、1930年築の木造住宅を再活用した「Café閑居」さんhttp://www.cafe-kankyo.com/kk_index.htmlがあります。抹茶ロールとコーヒーをいただきまして、とても美味しいです。かつての邸宅を再活用しているとのことで、広い庭に面した広い縁側と和室の懐かしい空間がいい感じです。テーブルは掘りごたつにしてあり、照明はレトロ感のあるテーブル照明で、この今どきの演出と組み合わせて、夜などはより空間の魅力が高められているのかなと思います。目

s161031g.jpg メジャーなスポット以外にも、いい感じのお店や建物があります。こちらは「日和cafe」さんhttps://tabelog.com/saitama/A1104/A110403/11032608/です。なんでもない古い木造建物を改装したカフェさんだと思うのですが、その改装と演出がとても上手くて、親しみやすくて入りやすい雰囲気になっています。中も屋根まで白い天井を上げて、小屋組を現していていい感じですし、メニューのスイーツも魅力的でしたが、この時は寄れませんでした。喫茶店

s161031h.jpg 武蔵野銀行の行田支店の建物です。1934年築のRC造2階建ての、いわゆる銀行建築だそうです。この日は土曜日だったので開いておらず、外の意匠だけを見ましたが、この真四角な姿と石を使った装飾はなかなかいいです。戦後、一旦銀行として使われなくなったそうですが、その後、再び銀行として使われるようになって現在に至ることが、建物が活きている感じがしてまた良いですね。るんるん

s161031i.jpg こちらは「たじま」という電気屋さんです。アートコースの見学スポットに入っていたのですが、この3階建ての建物の前面を覆うツタ類?のグリーンはすごいです。そこらのグリーンカーテンとはレベルの違う?、外断熱に近い緑の外壁だと思いますが…。

s161031j.jpg 最後は、電線が地中化されている行田市街の通りの、トランス類などの地上機器に被せられているモニュメントです。何種類かあるようですが、写真は小さいタイプのトランスに、木製の柱などを組んで瓦の屋根まで掛けて、そこに金属製の人形?などが飾られているというすごさです。
 詳しくは分からないのですが、「行田市モニュメント維持管理委員会」が主体に、電線が地中化された当初の平成10年から設置されて、現在まで維持管理されているもののようです。こういうのが地中化工事と一緒に考えられていたというのがすごいですし、街に対する地元の投資意識の高さに驚きます。ひらめき

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2016年10月31日

【色々とみて】106_行田市街の足袋蔵など歴史ある建物の再活用 その1


 9月末に、ノイエhttp://blog.goo.ne.jp/neue-blogのスタッフで、行田市で行われた「バリアフリーウォッチング2016 & 交通アクセス in ぎょうだ」http://bit.ly/2f7JfPkへ参加してきました。「忍町アートギャラリーをめぐるコース」で街歩きしながら、行田市街に残る歴史ある蔵や建物を見てきました。行田の足袋蔵などに関しては、ぎょうだ足袋蔵ネットワークhttp://www.tabigura.net/や、「足袋蔵と行田市の近代化遺産」という行田市教育委員会発行のガイドパンフを参照していますが、後者はネットからは見つけられないので、現地でということですかね。晴れ
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s161031a.jpg これまで知らなかったのですが、行田市内には、蔵など歴史ある建物が約40棟ほど残っているそうです。そのうち10棟ちょっとが復元リニューアルされて、再び活用されるようになっているようです。
 こちらは、手打ちそば「忠次郎蔵」さんhttp://chujiro.chu.jp/です。1925年築、元足袋問屋さんの店舗兼住宅の二階建ての蔵を再活用しているそうです。とても立派ですし、とてもキレイな状態に復元されて使われていることに蔵への思いを感じます。
s161031b.jpg お昼は「忠次郎蔵」さんでお蕎麦をいただきましたが、とても美味しいです。写真は食事をしている時に撮ったものですが、土間から上がった畳敷きのみせの部分は良い雰囲気が再現されており、欄間の上には、この蔵の歴史を伝える資料が展示されています。喫茶店

s161031c.jpg こちらは蔵ではないですが、「牧禎舎」さんhttp://makitei.blog90.fc2.com/という、足袋などを製造していた事務所兼住宅と工場を再利用した、藍染体験&アーティストシェア工房です。1940年築の木造二階建ての建物だそうですが、墨色?の板張りの外装とすることで、歴史ある雰囲気を再現しているのがいいです。なにより、藍の色ととても合っています。
s161031d.jpg 建物内は、このように現した小屋組と白い漆喰壁を組み合わせた、ギャラリースペースになっています。藍など伝統的カラーの作品展示には、とても似合っていると感じます。藍染も少し見せてもらいましたが、その工程は単なる草木染めとは違い、化学反応を活用した染物であるということを初めて知りました…。目

s161031e.jpg こちらは、「足袋蔵まちづくりミュージアム」です。上記の「ぎょうだ足袋蔵ネットワーク」さんによって、観光案内とまちづくりの情報発信の場所として再活用されている蔵です。1906年築の、絵に描いたようなコンパクトな蔵ですが、白さも見事に復元されています。アプローチには、その雰囲気を損なわないデッキによって、車いすなどの人へ対応するスロープも設置されています。
 この蔵は、敷地の都合から、蔵の切妻面を見ながらアプローチしていくのですが、開口の無い真っ白な切妻面が正面になり、より蔵の姿の魅力的な面を感じることができます。蔵内は、小屋組が現しになっている2階へ上がることができ、広さなどがちょうどよい居心地の良い空間になっています。るんるん

 長くなってしまったので、http://home.kurade.net/article/177631715.htmlに続きます。

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2016年10月07日

【色々とみて】105_赤羽の変則2車線の道路と都電荒川線に乗って


s161007a.jpg 引き続き、アップに時間がかかってますが…、http://home.kurade.net/article/176564682.htmlからhttp://home.kurade.net/article/176924610.htmlにかけての時、8/11の時のことですm(__)m。
 赤羽駅から赤羽自然観察公園へ歩いて向かう時に、「ROUTE2020トレセン通り」というピンク色の道路名表示を見つけました。帰ってから検索すると、赤羽駅と十条駅からナショナルトレーニングセンターへ向かうルートに、北区がこのような愛称を付けたとのことです。良いリンク先がないのですが、http://www.city.kita.tokyo.jp/koho/kuse/koho/hodo/photo/201509/150913.htmlなどにあります。

s161007b.jpg このルートですが赤羽から歩いていくと、すぐに道幅が狭くなり、道路沿いに写真のような道路拡幅用地がたくさん点在しています。幅員15mへ区道を拡幅しているようですが、すでにかなり市街化された赤羽駅周辺での道路拡幅は、なかなか時間がかかるのだと思います。既存の歩道も狭いので、写真のように、道路用地を緑と白のガードレールで囲って入れないようにしなくても、と思ったりしますが、囲わないと自転車で埋まってしまう?のでしょうかね…。てことは、仮設駐輪場にして少しでも維持費を得たらとかできないのですかね。

s161007c.jpg さらに進むと、都道の赤羽西補助第86号線の区間に入り、このような変則2車線の道路になりました。正確な断面構成は分かりませんが、両側歩道2m+写真左側車道3m+右側車道4mぐらいでしょうか。最近では変則は珍しいと思いますが、西が丘方面から赤羽駅へ向かう方向だけバスが通るためで、バスの台数も多く、赤羽駅西口の道路事情を現している気がします。この区間も、幅員20mへの拡幅整備が事業化http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/02/20p2o500.htmされているようです。バス

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s161007d.jpg こちらは、その日の移動途中に乗った都電荒川線で、かなり久々です。写真は、鬼子母神前〜飛鳥山まで乗った8900形ですが、黄色い都電は過去ですが、もはやグリーンとベージュの都電も過去のものなんですね…。車内の装備やインバーター音などで、私は都電に乗ってる感が薄いですが、チンチン!だけは新しい車両にも付いているんですね。

s161007e.jpg 運転台もブラックで計器類が多く今どきな雰囲気ですが、2ハンドルなので、運転技術が必要な路線なのかなと感じます。料金箱に箱をかぶせるアナログ方式?も、そのままなんですね。るんるん

s161007f.jpg 鬼子母神停留所前で撮ったのですが、すごい大掛かりな工事の中を都電が走っています。この前後の区間は、環状第5の1号線整備のため、仮設軌道で移設したりしながら、地下を含めた街路整備http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/10/20lao200.htmを進めているそうです。こういう、鉄道などを止めずに下の工事を進める技術は、こまめな日本ならではな感じがします。

s161007g.jpg 飛鳥山公園脇の歩道橋を渡ったので、都電のすれ違いを撮ってみようと待つと、運良く7700形と8900形のすれ違いになりました。東京では、道路の真ん中を走る姿はなかなか新鮮ですが、車の列に並んで進んでいると、最近の車両のデザインだとバスみたいですね…。

s161007h.jpg その「音無橋」交差点の、車と路面電車の右折信号の矢印です。路面電車は黄色でしたね…と思い出します。そういえば、肝心な?飛鳥山と王子駅の区間を、この日は乗らなかったですね…。晴れ

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2016年09月18日

【色々とみて】104_飛鳥山公園から音無親水公園と名主の滝公園へ


s160918a.jpg アップに時間がかかってますが…。引き続き、http://home.kurade.net/article/176789262.htmlの次は、周辺の飛鳥山公園https://www.city.kita.tokyo.jp/d-douro/jutaku/koen/asukayama.htmlを見てまわり山頂?を目指します。途中、都電6000形やD51の保存車両がありますが、保存状態はさすがになかなかきびしいようです…。暑い日だったので、上の写真のように噴水周辺は子ども達で大変なにぎわいでした。桜やあじさいで有名な飛鳥山公園ですが、歴史があるので大きな木々が多く、普段でもいい雰囲気です。

s160918b.jpg 公園の北端「アスカルゴ」の乗り場近くから、北の方の景色を見下ろします。遠くまで見通せるいい眺めの中を、新幹線が通り抜けて行き、足元の飛鳥大坂を都電が行き来します。一人だったので「アスカルゴ」には、なんとなく恥ずかしくて乗りませんでしたが…。晴れ

s160918c.jpg 飛鳥山公園の次は、すぐ北側にある有名な音無親水公園https://www.city.kita.tokyo.jp/d-douro/bunka/koenichiran/otonashishinsui.htmlに行ってみます。「音無橋」の脇から降りていく階段は、違う世界へ降りていくようなワクワクするようなアプローチです。石神井川の旧流路を利用して整備された親水公園ですが、上に架かる「音無橋」の見事なアーチがあることで、さらに特別な印象の空間になりとてもイイです。ここも、水遊びの子ども達などでとてもにぎわっていました。

s160918d.jpg 音無親水公園北側の道の様子です。この写真だけ見ると、アーチと石と階段の空間は、とても日本の道の風景には見えません。実際には、アーチの下は駐輪場になっていて、写真の左見切れには、上の大通りと行き来する自転車も乗れるエレベーターがあったりします。この道沿いは桜が植えられているので、春はまた違った表情の道になりそうです。るんるん

s160918e.jpg さらに、王子神社https://www.city.kita.tokyo.jp/d-douro/bunka/koenichiran/nanushinotaki.htmlまで行ってみます。想像と違い伝統的な門構えある庭園で、かなりマニアックな?庭園なのか、前記の公園の様子とは一転して、ほとんど人のいない空間でした…。

s160918f.jpg 武蔵野台地の端の王子周辺には、かつて7つの滝があったとのことですが、残っているのは名主の滝公園内のこの1つだけのようです。ささやかな滝ですが、都区内で滝の雰囲気が味わえるのは面白いですし、涼みに来ている人もいるようです。古地図の本には、公園内には当初5つの滝があったとのことですが、だいぶ狭くなり滝の水も減ったとはいえ、都市部で残っているのが驚きです。

s160918g.jpg 公園内は、このような木々が伸び放題?という感じの、静かな鬱蒼とした庭園です。ですが、回遊式の庭園は、水景が人工的にとてもうまく再現されていて、マニアックに?当時よく考えられた感が伝わり、期待以上に面白かったです。目

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2016年09月07日

【色々とみて】103_渋沢史料館「青淵文庫」と「晩香廬」の上流の空間


 http://home.kurade.net/article/176654191.htmlの次は、王子の飛鳥山公園内の旧渋沢庭園にある「青淵文庫」と「晩香廬」を見に行ってました。渋沢栄一記念財団による「渋沢史料館」http://www.shibusawa.or.jp/museum/facility/の一部として公開されています。建物の名称の由来は調べてないですが、どちらも字面といい響きといいなんとも素敵なネーミングです。外来語に頼らなくても、こういう名称を付けることができるのだなと思ったりします。晴れ

s160907a.jpg 「青淵文庫」は、1925年完成の鉄筋コンクリート造の建物だそうで、「渋沢栄一の80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて竜門社(当財団の前身)が寄贈した…」とあり、「…栄一の書庫として、また接客の場としても使用されました。」とのことです。
 大きさは小さいですが、RC造の建物なので、公的な建物には見えるくらい立派です。写真の角度からは、右奥が隠れるのでシンメトリーな印象が強く、厳格な雰囲気が感じられます。

s160907b.jpg 室内は撮影できる範囲が限られています。写真は、文庫ということで図書館に近いのだと思いますが、室名が「閲覧室」となっている大広間です。接客などに使われた部屋なのだと思います。左側の屋外に面する面に、ステンドグラスと窓枠を飾るタイル装飾があり、とても華やかです。この窓やタイルの意匠は、室内と屋外が同じになっているのですかね。天井の周囲にもコテによる装飾があります。

s160907c.jpg この窓枠などを装飾するタイルがとてもいいです。渋沢家の家紋「丸に違い柏」をモーチフにとありますが、とてもモダンでカラフルなデザインになっています。復元にあたっては、当時の残っていたタイルの型をそのままとって再現したとのことです。ステンドグラスも柏の葉をデザインしたものだそうですが、こちらは和洋折衷の伝統的な印象です。目

s160907d.jpg 建物からせり出した位置にある階段室です。丸く回っていく階段で、RC造の石張りによる重厚な雰囲気と、縦長の窓が丸く並ぶ雰囲気がとてもいいです。個人的な建物なので階段幅は狭く、その適度なコンパクトさが馴染みやすいスケールです。

s160907e.jpg その階段の手すり子は、六角形の不思議な意匠でとても面白いです。縁起物があちこちにあしらわれている建物なので、亀甲のモチーフでしょうか。上側の手すりからの手すり子を、下側の2つの手すりこで挟んでリベットで締める?という、凝った構造のようです。るんるん

s160907f.jpg 続いて「晩香廬」です。1917年に寄贈された「洋風茶室」で「内外の賓客を迎えるレセプション・ルームとして使用されました。」とのことです。平屋のワンルーム広間+厨房などというシンプルな構成です。内部を見ましたが「洋風茶室」という意味はよく分かりませんでした…。軒がとても深く屋根面積の広い寄棟の屋根が印象的で、煙突があるのがいい雰囲気です。コーナー部などに煉瓦?タイル?で装飾がされ、窓の枠を濃い色で押さえた意匠が特徴的です。

s160907g.jpg 内部は撮影できないので、エントランスです。壁のタイルや方杖のあるポーチ風の意匠は洋風ですが、3枚引きの引戸は日本らしい意匠のガラス戸です。ガラスの引戸を入った玄関の正面がガラス面になっていて、ガラス引戸を通じて向こう側の庭が見えています。室内へは、玄関に入って右側に上がる感じになり、この玄関まわりの雰囲気もとても明るく印象的です。家

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posted by ki at 20:53| Comment(0) | 色々と見て