2020年04月13日

【建物進行中など】42_まぜこぜスペース「マーブルテラス」の立ち上げ手伝い その1


s200412a.jpg
先月まで、"クッキープロジェクト" さんの「Cafe & Deli マーブルテラス」の、立ち上げのお手伝いをしていました。様々な人やモノの「まぜこぜ」をテーマにしたスペースで、単なる飲食店ではなく、関わる人たちでつくって展開していくスペースなのだと思います。"COVID-19" 対策最中の今日時点では、限定的な営業になっていますが…。

写真は、オープン前の夜に撮影したもので、ブラインドを閉めて照明で照らしている様子です。日中は、窓の面積が広く、とても明るいスペースです。このあとも開店直前まで、法規対応など細かな調整をしていました。

s200412b.jpg
北浦和駅の西口にある「Commune TOKIWA | コミューンときわ」という、新しい賃貸住宅の1Fにあります。南東角のスペースで、屋外には隣接した広い共有のテラスがあります。

s200412c.jpg
「コミューンときわ」に関しては、リンク先サイトを見ていただくのがいいです。特徴の一つに、写真のような入居者向けの中庭や、スタジオ、屋上庭園などのスペースがあり、入居者などのコミュニティを重視しているのが面白いです。

s200412d.jpg
店内スペースの「まぜこぜ」雰囲気づくりの一つとして、イスも1脚1脚違うものにしています。一般的な業務向けイスの、"パブリック"「CRES」の製品なのですが、その中から、デザインや張り材のセレクションや手配などをしていました。この写真は、最初の写真の、店内レイアウトの決定前に撮ったものです。

s200412e.jpg
木製のイスの脚には、プラパートという保護パーツを付けていました。店内の床がモルタル仕上げのため、硬めのプラスチックのタイプです。その取り付けの下穴開けに、径1.0mmのドリルを初めて使ったのですが、よくぞ折れないものだと関心したりでした。

s200412f.jpg
2人掛けテーブルの方は、天板と脚を別に手配して接合してました。天板は、深谷市の "川本園" さんで作っていただいた桧集成材で、桧の香りがしていました。"川本園" さんのことは、以前にアップ しています。

本当に、丸太の切り出しから製品加工まで自前でやっているので、木の表情が生きています。色々な都合で節有りの集成材としているので、なお表情がイイのですが、その反面、生きてる木の動きがやや大きめになります。使いながら様子を見て、調整しながら使っていくのかなと思っています。

s200412g.jpg
この天板を受け取りに行った時も、ちょうど挽いたばかりの桧がたくさん積まれていて、いい香りがしてました。

s200412h.jpg
その天板の真ん中には、"川本園" のKさんが描いたキャラクター「ポンちゃん」が、イイ感じに刻まれています。"川本園" さんでレーザー加工してくれたものです。

s200412i.jpg
「マーブルテラス」の店内デザインや、厨房レイアウトなどの設計は、"ものくり商事" さんが担当していました。浦和にある "ものくり商事" さんが運営するシェアスペース「ONVO SALON URAWA(オンヴォ サロン 浦和)」は、モダンなデザインに楽しい要素が散りばめられた、とてもイイ感じのスペースです。私は、厨房のことを学ばせてもらったりでもありました。レストラン

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 14:11| 建物進行中など

2020年03月10日

【色々とみて】143_"TOTOミュージアム" の白い曲面と、衛生陶器の展示など


s200310a.jpg
さらに小倉 では、"TOTOミュージアム" にも寄ってました。上は、ミュージアムではなくTOTO本社の建物です。ミュージアムとは見事に対照的で、スクエアな濃いカラーの建物なのが面白いです。

s200310b.jpg
北九州モノレールの駅から歩いていくと、こんな感じに現れてきました。小雨だったので、陰影やコントラストは控えめに見えていたと思うのですが、それでも存在感があります。曲面は柔らかそうに感じるので?、威圧感みたいなのがほとんど無いのが不思議です。

s200310c.jpg
エントランスへのアプローチではこんな感じに見えて、とてもイイです。何か、キャラクターの世界へ入っていくような感じです。衛生器具も、ある意味キャラクターのようなモノではありますよね。

s200310d.jpg
エントランスを入ると、2層を覆う大きな曲面の、真っ白な天井が圧倒的です。四角いエレベーターシャフトも、天井とは縁が切れています。その上空の隙間の狭さから、天井のリアリティが見えてきたりです。しかし、この真っ白で均質で、違和感の無い自然な曲面の硬い天井を、設計・施工しているのはなかなかスゴいと思ったりでした。この1階の奥には普通にショールームがあって、普通に商談などしているのもまた、不思議な感じです。

s200310e.jpg
2階の展示フロア側からエントランス方向を見ても、この精度で、光の反射の印象に違和感がないです。フロアからの間接照明が中心なので、白い天井はとても広く感じます。数少ないスポットライトと、ポツポツと点在する黒い換気口?から、天井の距離感を少し感じるくらいです。

s200310f.jpg
メインの展示室も、角の無い白い壁から構成され、それを黒っぽい床と天井が引き立てていて、イイ感じです。

s200310g.jpg
2棟の間をつなぐ空間の屋上には、このような人工的なデザインの見るための庭があります。その向こうに、白い曲面屋根の長いチューブが伸びていて、なんとも不思議な景色です。

s200310h.jpg
屋上などは、かなり積極的に緑化されている建物のようで、ミュージアムの裏側に見える低層部の屋上も、緑に覆われています。その真ん中に、白い浴槽のようなデザインの階段室がイイ感じです。先に屋外へ出てから階段を上るという、凸ではなく、逆の凹んだ階段アプローチが面白そうです。

s200310i.jpg
あちこちの窓に、このような水滴をイメージした?、注意喚起を兼ねた装飾が付いています。樹脂製のものを貼り付けている?のだと思うのですが、単調でなくそれぞれにパターンが違い、でもそれっぽく違和感もなく楽しいです。どういう職人さんが施工したのかな…と思ったりでした。

s200311a.jpg
展示で一番印象的だったのは、100前に作っていた、これらの洋食器でした。デザインが、とても華やかでモダンできれいで、今でも十二分に魅力的で素晴らしいです。これだけの食器を作っていたとは知らなかったので、驚きだったこともあります。

s200311b.jpg
こちらは、箱根の "富士屋ホテル 花御殿" に採用された、藤色の衛生陶器だそうです。今、展示場で見るととても派手に感じますが、ホテルの華やかなインテリアの中では、これぐらいが必要なんでしょうね。"花御殿" は1936年竣工とのことで、海外の方向けに、この時代から国内で洋式便器が製造されていたのですね。

s200311c.jpg
こちらは、一般家庭に水洗トイレを普及させるための、1/10?スケールの模型とパンフレットです。模型がとてもよくできていて、写真で見ると本物のようです。まだ「TOTO」ロゴが使われる前なので、1960年代ではと思います。その頃でも、水洗トイレの選択肢に「洋式」はあったのですね。

この洋式便器の品番には「C14」とあります。今でも、古い洋式トイレで、便器が小さいな…と思うとこの「C14」に出会いますよね。調べると、1956年に発売になり、改良されながら1987年まで販売された、定番便器のようですね。

s200311d.jpg
1930-1940年頃の洗面器です。この頃のものには、痰吐き器という専用の小さな穴があったようです。よく分からないのですが、この時代は、手や顔を洗う水の排水先と、痰を流す?部分を分ける必要があったのですかね。

s200311e.jpg
"力士用" 腰掛便座というのがあるのを初めて知りました。一般的な便器の大形よりも、だいぶ大きいです。両国国技館の建設時に開発された、とのことなので、今の相撲部屋のトイレは、このサイズが使われているのでしょう。

s200311f.jpg
こちらは、海外向けの便座一体型のトイレだそうです。ヨーロッパや中東向けの高級機種?のようですが、サイズはかなり大きくスクエアな形状です。床には置かれず、壁に固定されています。壁に付いているシンプルなシルバーのモノが、大と小のフラッシュのスイッチのようです。

s200311g.jpg
こちらは、ミュージアムのトイレで実際に使われている、個パーティション付き小便器です。とてもスペース効率が悪いので、他ではお目にかかれなさそうですが、不思議な雰囲気です。実際には、目線の高さくらいまで、パーティションの高さがあった方が、落ち着きます…。

s200311h.jpg
こちらも、ミュージアムのトイレで実際に使用されている、TOTOの悩める?リモコンです。これは、"ネオレスト" にオプション設定される「スティックリモコン」で、初見では、なかなか分かりません…。16コ?ものボタン操作が並んでいますが、スタイル重視ですべて同列なので、家庭向きという印象です。この他に、さらに多い設定用の操作部が、どこかに隠れているのですよね…。

ちなみに、「標準リモコン」はこれとは別の、パネル型のリモコンですが、こちらもシンプルなデザインにしたい?TOTOさんの、悩める感じが伝わってきます。長年、リモコンの操作やデザインにチャレンジしていきているTOTOさんならでは、なのかもなのですが…。

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 20:52| 色々と見て

【色々と見て】 一覧

引き続きアップしていきます。目
143 "TOTOミュージアム" の白い曲面と、衛生陶器の展示など
142 "九州鉄道記念館" と小倉駅への列車など
141 門司港 "レトロ" と、迷える?まちづくりなど
140 熊本県津奈木町のアートと温泉と建物など
139 宮代町コミュニティセンター「進修館」の不思議な空間
138 「ダイヤゲート池袋」の "ダイヤデッキ" へ
137 つなぎ美術館「大平由香理展 海鳴り」へ
136 LVLと動きのある空間の住宅と「ねこじゃらし公園」など
135 武蔵野線支線のカルバートと常盤緑道と別所沼公園
134 国立ハンセン病資料館と多磨全生園へ
133 "ウェスタ川越"と"雀ノ森氷川神社"と西武線踏切など
132 熊野前商店街から十条銀座と周辺の商店街へ
131 岡野友敬さん作品展の楽しさと地元でのつながり
130 「ソニックブーム・うふっ」展と「"癒し"としての自己表現展」
129 "旧田中家住宅の和洋が組み合わさる不思議な空間
128 "tupera tupera"の絵本とアンスティチュ・フランセ東京
127 埼玉会館の小ホール棟と、手刻み軸組を見せていただいて
126 "工房集"の展示・アトリエと「ブラジル先住民の椅子」展
125 森川里緒奈さん作品展「〜りおなさんの青〜」と"comeya"
124 「林芙美子記念館」の和風と間取りや空間の設え
→ 全てを表示(01〜)
posted by ki at 20:50| 色々と見て

2020年03月06日

【色々とみて】142_"九州鉄道記念館" と小倉駅への列車など


s200306a.jpg
門司港へ行った 時に、小倉駅から乗ったのは415系Fo119編成でした。後ろにもう1編成付いて8両だったので、ガラガラでした。事実上、通勤運用を終えて、門司港駅まで回送の客扱いみたいな感じでしょうか。残念ながらロングシート車でしたが、懐かしい常磐線の雰囲気を思い出します。

s200306b.jpg
門司港では、"九州鉄道記念館" にも、ちょっと寄りました。本館の建物は、かつての九州鉄道の本社社屋を活用したものだそうです。本社屋というには少し地味な印象ですが、いい感じです。横に長いので、かつての車両庫のようにも思えたりです。

s200306c.jpg
建物は外壁だけ保存?されていて、建物内は鉄骨造の一体の空間のように改装されています。重厚感のある落ち着いたいい雰囲気と感じますが、並べただけの展示物や、子ども向け中心の少ない物販など、展示の方はもう少しがんばってほしい感があります。でもメインは、811系運転シミュレーターなのかもですね。

s200306d.jpg
車両展示場では、「EF10 35」がイイです。足回りも近くで見れるようになっているので、HT65台車?ですか、その構造を見ていると飽きません。この35号機は、外板がステンレス板に張り替えられていて、その上からぶどう色の塗装がされているのですね。1950年代後半に、ステンレス板張り替えとステンレスへの塗装と、当時ではかなりの高級仕様だったのでしょう。

s200306e.jpg
もう一つ、581系の「クハネ581-8」が、この角度から見ると、思ったより寝台特急の雰囲気が出ていてイイです。
s200306f.jpg
車内は、乗ったこと無いですが、715系時代の雰囲気なのだと思います。それでも、天井高さなどから、全盛期のB寝台を想像できなくはないですね。

s200306g.jpg
門司港駅から小倉駅への戻りは、811系PM9編成の先頭の転換クロスシートで、前方を眺めながら戻りました。前方視界も広いですし、前向きになるシートも良いのですが、順次リニューアルでロングシート化されるみたいですね。

s200306h.jpg
小倉駅からは、北九州モノレール に乗り換えます。その、小倉駅ビルの中にある小倉駅が、ビルのコンコースに開放された吹き抜け状態なのが、私には新鮮でした。写真のように、ホームから下のJRの改札などが丸見えで、上空すぐには、普通にビルの天井が張られています。電車

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 23:58| 色々と見て

2020年03月05日

【色々とみて】141_門司港 "レトロ" と、迷える?まちづくりなど

s200304a.jpg
1月に 津奈木へ行った 帰りに、小倉や門司港に短時間ですが寄ってました。まずは、1年ほど前に、保存修復工事を終えた門司港駅 です。かつての繁栄を感じさせる見事な姿です。建築様式はよく分からないのですが、色々と混ざったような印象です。

s200304b.jpg
駅コンコースも、かつての雰囲気がイイ感じに再現されています。平面や天井高など空間スケールがとても大きく、かつては相当に混雑したのだろう、ということが想像されます。観光客程度の今となっては、ちょっとスケールが大きすぎて寂しいですが…。

s200304c.jpg
1階の待合スペース?には、スタバが入居してました。入口のスタバの看板も、こっそり脚がレールです。お茶はしなかったのですが、天井の高い中の雰囲気は贅沢感があります。店の真ん中にエレベーターがあって、ちょっと空間を阻害してるかな、思ったのですが、後から調べたら駅舎の2階へ行くためのエレベーターだったんですね。私はそれを知らず、2階へ行きそびれてしまいました…。

s200304d.jpg
終端型の駅ホームです。とても広く長く、今でもホーム上に何も置いてないので、なお広く長く感じます。このホームをあふれるくらいの人が、かつては乗降していたのでしょうね。ホームの屋根は、黒く塗装したレールと木下地で組まれています。

s200304e.jpg
門司港駅前の駅前広場は、広いですが噴水があるくらいで、駅前広場の周囲も、"門司郵船ビル" があるくらいです。かつての改修で平面的な外観になったそうですが、キレイに維持されてますし、なんとかしよう感はあります。普通にテナントオフィスビルとして使われているようです。

s200304f.jpg
その、駅との反対側の港側に、"旧大阪商船" が建ってます。こちらは、良い雰囲気がそのまま残っています。1階道路沿いのピロティ的な空間が面白いですが、現在は区切って使われている感じです。現在は、デザイン関係のギャラリーなどに使われているようです。

s200304g.jpg
その隣に、"旧門司三井倶楽部" が建っています。こちらは「ハーフティンバー様式と呼ばれるヨーロッパ伝統の木造建築工法」で建てられた建物だそうです。ディテールを見てると、和洋折衷という感じで、左右非対称のなんとなく落ち着かない動きのある意匠が、もしかしたら、周りの左右対称の伝統的な建物との対比だったのかな、と想像したら、谷町から移築されてきたモノでしたか。現在は、レストランと展示ギャラリーで使われているようです。
s200304h.jpg
上の本館の裏側に、木造平屋の附属屋が建っています。かつて、管理人などの住居として使用されていたそうです。オリジナルの配置は分からないですが、この場所でこの建物・構成は、なかなかの違和感ですね…。

s200304i.jpg
親水公園側から港内越しに、上記の "旧大阪商船" や "旧門司三井倶楽部" の方を見ています。左の "海峡プラザ" から右の "プレミアホテル" まで含めて、まちづくりの迷える感?をかなり感じます。移築して並べていくと、どうしても、現実の街よりテーマパーク感が強くなりますよね…。

s200304j.jpg
港内の東側突端に建つ "旧門司税関" です。港内側の両端部が凸になっていて、2階建でも格式を感じさせる雰囲気があります。説明を読むと、かなり荒廃した状態だった建物を復元修復したそうですが、そのことは全く感じられずすごいです。中には入りませんでしたが、飲食店のほかに、市民向けの休憩室や展示室があるようです。

s200304k.jpg
その傍らに、「門司守」というアートオブジェが立っていました。いい感じのプロポーションです。"守" というので海を見るこちらが正面かと思ったのですが、海をバックに撮った方がよかったですね…。

s200304l.jpg
その奥側に、"大連友好記念館""門司港レトロハイマート" が建っています。"大連友好記念館" は、2年前まで "市立国際友好記念図書館" として使われてきた1995年築の建物で、大連にあった建物をそのまま再現した建物だそうです。"門司港レトロハイマート" は、黒川紀章さん設計による31階建の超高層マンションです。景観に関して色々あった建物ですが、良くも悪くもシンボルではあります。ほぼ同時期に建築された2つの建物ですが、この関係と存在が、まちづくりとしての難しさと迷える感を表現しているように感じます。

s200304m.jpg
北九州港の門司港地区の東港?に、巨大な台船「FLOAT RAISER (フロートレイザー)」が泊まってました。調べると、約100m×40mの広さで、5,000tまで積込みできるようです。4つのスパッド部?は高さは15mくらいあり、甲板面から7.4mまで沈降できるそうです。浮体式洋上風力発電なんて、どこでやってるのだろうと思ったら、北九州市沖で実証運転 が行われているんですね…。目

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 15:32| 色々と見て

2020年02月28日

【色々とみて】140_熊本県津奈木町のアートと温泉と建物など


先月、大平由香理さんの作品展「海鳴り」を観に、熊本県の津奈木町へ行ってました。展示のあった "つなぎ美術館" 以外も、少し観てまわってました。

s200227a.jpg
上は、アートプロジェクト「つなぎの根っこ」の、津奈木駅の駅舎内にあるのサイン?です。屋外の作品は、年月を経てだいぶ傷んでしまっていますが、駅舎内は比較的良い状態で観ることができました。

s200227b.jpg
駅舎の床には、このような感じに、大きい生き物?のような作品があります。写真より、実物はもっとハッキリ見えて、いい感じの雰囲気を醸し出しています。人が歩く地面なので、ある程度で無くなっていくことが前提なのかと思いますが、また違う「根っこ」が製作できたらいいのかな、と感じます。

s200227c.jpg
駅にいたら、ちょうど、肥薩おれんじ鉄道の「くまモンラッピング列車3号」がやって来ました。見れると楽しいですが、黒と赤の "くまモン" 色?バージョンは、ちょっと地味ですね…。

s200227d.jpg
「達仏」も観に寄りましたが、私は苦手な空間でした…。

s200227e.jpg
その近くに、大量の木材が積まれていました。ズラっとこれだけの本数が並んでいると、都会育ちの私にはとても壮観です。調べると、中山リサイクル産業 という会社の "グリーンパーク津奈木" という施設で、主に木質チップの製造をしているようです。

s200227f.jpg
"つなぎ温泉四季彩" にも寄って、温泉に入って温まり、お昼ご飯に、太刀魚のお刺身を美味しく食べてきました。建物全景は撮り忘れましたが、写真の、小さな専用モノレールで上がった上に露天風呂があるそうです。小心者なので、露天風呂には行きませんでしたが…。

s200227g.jpg
表の建物から温泉へは、写真の、岩山をくり抜いたというトンネルを抜けていきます。照明もイイ感じで、温泉への高揚感が高まりますが、抜けた先の温泉お風呂は、至って普通な建物でした…。でも、お湯は良いです。

s200227h.jpg
その隣に、突然と、ひと昔前的なモダンな建築がありました。"物産館グリーンゲイト"という物産店「つなぎ百貨店」の建物で、調べると、「くまもとアートポリス・プロジェクト」の一つのようです。設計は、北山孝二郎(K計画事務所)さんだそうで、言われてみるとなるほどという感じです。1992年の竣工ですが、2年前にリニューアル されたばかりだったようで、とてもキレイでした。

s200227i.jpg
津奈木といえば、八代海に沈む美しい夕日が有名なのですが、私が訪れた日は曇天で、夕方の赤崎展望台からの眺めも残念でした。大平さんが製作していた "旧平国小学校" など海沿いもグルっとまわったのですが、天草も霞んであまり見えない日でした…。モバQ

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 17:45| 色々と見て

2020年02月20日

【色々とみて】139_宮代町コミュニティセンター「進修館」の不思議な空間


こちらも、昨年末に訪れた、宮代町の コミュニティセンター「進修館」です。1980年に、象設計集団 の設計によって建築された施設で、2000年に化粧なおしがされています。今年の1月に40周年を迎え、設計者などを交えてシンポジウムが行われたようです。建物に関しては、簡単には説明できないので、「進修館について」を参照してください。

s200219a.jpg
東武動物公園駅から歩いてくと、こういう感じで現れてきます。冬は樹木が落葉していて、建物の全景がわりとよく見える時期でもあるようです。建物のことを知らずに初めて来たら、目立った看板も無く、これがコミュニティ施設とは思えないでしょう。私も久しぶりの2回目ですが、建物の中に入っていくにはなんとなく勇気が要ります。

s200219b.jpg
一部だけですが、少し見てまわりました。庭から建物を見ると、色々と立っていたり、穴が空いていたり、段々があったりするのがよく分かります。本当に、空間の構成やインスピレーション的な部分に基づいて、設計されているのを実感できます。庭からは1階は見えず、穴へ潜っていくようなアプローチです。

s200219c.jpg
庭を丸く囲む段スロープの端部です。建物の一部が、土地に同化し始めてるような印象で、独特な雰囲気を感じるつなぎの空間です。維持管理は大変そうですが、良い雰囲気が感じられるよう保たれていると感じます。

s200219d.jpg
2階の "コロネード" で、庭の外側に丸く延びています。コンクリートのアーチが、高さ・尖り気味のR・ピッチ・カーブ具合と、どれも印象強い組み合わせになっている感じです。ここは、化粧なおしの際の "ブドウ色"?がとても効果的に感じます。

s200219e.jpg
こちらは1階の回廊です。こちらはちょっと怖いです。壁・天井の白色と先が見えない不安感からでしょうか。1階の壁・天井は、当初から打放しではなく白色の塗装だったみたいですね。

s200219f.jpg
"光路" と呼ばれる吹抜けアトリウムです。上記の、少し暗い廊下を抜けてくると、この明るい光路が横切っているので、より印象的です。この柱・梁的な凹凸が、とても細かいピッチなのは意匠的なものなのですかね。ツルッとした壁面より、影の表情のある凹凸という感じでしょうか。

s200219g.jpg
"大ホール" も不思議な空間です。四角くも丸くもないですし、360度見る方法で、ホールの雰囲気が違います。写真の左からつながるひな壇席、カーテン閉まってますが外が見える窓のある壁、どちらも平面的にはカーブしています。天井のクロスの天井梁も見えています。写真の、わらじの会のクリスマス会 で行ったのですが、個性的な面々に全く負けない空間です。

s200219h.jpg
個々のパーツも見ていて飽きません。扉の、魚の鯉?をモチーフにして手押し部です。写真は、大ホールの出入口ですが、とてもキレイなので、ある程度作り直されたりしてるのでしょうか。扉の方は木製建て具のままで、維持管理で難しい面が多いと思いますが、素通しガラスの入った雰囲気が、可能であれば維持されるといいなと思ったりです。

s200219i.jpg
床のあちこちに埋め込まれている、ぶどうのタイルです。青紫色はとれてしまってますが、凹凸がかなりあるのでイイ感じです。奥の木製ベンチも、オリジナルデザインのものなのでしょうか。高さもちゃんと高低ありますね。

s200219j.jpg
今どきなので、エレベーターが付いてました。2008年頃に設置されたようですね。エレベーター用に新しく仕切られた壁?は、床タイルに近い青紫色のようです。この先、もしバリアフリー改修がさらに進むとなった時に、黄色い誘導ブロックはどうするか、その時に誤認しそうな床タイルはどうするか…など、すでに、この建物の各所での "合理的な配慮" が議論されているのかなと思ったりです。

s200219k.jpg
余談ですが、東武動物公園駅の西口は、道路は整備されたものの、まだ駅前には何も無いんですね…。東武鉄道としては主要駅の一つですが、春日部よりも北となると、なかなか厳しいのでしょうね。目

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 16:22| 色々と見て

2020年02月17日

【色々とみて】138_「ダイヤゲート池袋」の "ダイヤデッキ" へ


色々見に寄ったネタが溜まってしまったので、アップしていきます。昨年の12月に、「ダイヤゲート池袋」の "ダイヤデッキ" に寄ってみました。

s200217a.jpg
池袋駅の南側、西武池袋線の線路敷の上に跨って建つオフィスビルです。明治通りから角を曲がって行くと、上の写真のように角がそびえ立っています。私のiPhoneでは、全景は納まりません…。

s200217b.jpg
特徴ある建物の外観は、意外に細い鉄骨そのままでつくられているようです。"ブレース構造" とネットなどに表記されているので、揺れ止めではありつつも、基本骨格はS造なので、意匠的な側面の方が大きいのでしょう。意匠の特徴である「ダイヤ」は、列車の運行計画の「ダイヤグラム」からきてるそうです。

s200217c.jpg
個性的な建物の見た目とは違って、"ダイヤデッキ" は西側の線路側に開けた、とても落ち着いた構成の空間です。上空に、大きなオフィスビルが載っている…という感覚もあまり感じません。日当たりもいいので、平日でも、デッキで時間を過ごしている方が結構いました。

s200217d.jpg
デッキから、JR池袋駅方面を見ています。開けていて気持ち良いです。埼京線や山手線もよく見えますが、電車を観察するには、ちょっと遠いですかね。

s200217e.jpg
デッキ南端から、下を通る西武線がこんな感じで見えます。

s200217f.jpg
デッキ西側の地上から見上げた様子です。RC造の地上構造部?の上に、斜めのSRC造の柱?が立っているような構造でしょうか。デッキは、その斜めの柱と、構造、意匠、管理のいずれからも?、できるだけ縁を切るように設計されているように見えます。デッキは、豊島区に「池袋駅東西連絡(東西デッキ)通路整備基本構想」があるので、一部は、豊島区管理の公共用の通路?になるなど、あるのでしょうか。

s200217f.jpg
そのデッキの、将来の池袋駅東西連絡通路方向への延長部分です。写真から2ヶ月経っているので、少し変わっているかもしれません。「ダイヤゲート池袋」は西武ホールディングス等の本社でもあるので、西武池袋線の池袋駅から直接アクセスできるようになると思います。

s200217h.jpg
線路レベルから見ると、線路の上空は、まさに土木構造物のままです。池袋駅を出てすぐのトンネル的な空間なので、ここは何かしら演出されるとイイですよね。電車

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 20:15| 色々と見て

2020年02月02日

【建物進行中など】41_川本園さんがつくる桧の集成材とその作業の工夫


先週、約10年ぶりに、深谷市にある "川本園" さんに行ってました。テーブルや什器の製作打合せと、施設内の案内をしていただきました。打合せでは、他では無い、節有の材による集成材の話しもしてました。木の表情は節があった方が良いと私は思うのですが、今でもまだ、節はマイナスイメージなようですね…。

f200129a.jpg
製品の部材となる桧集成材を、"川本園" さんでは丸太からつくっています。丸太は、製材して乾燥させるので、製材機も木材乾燥機もあります。

f200129b.jpg
乾燥させた木材を集成材用に切断し、節や傷みなどから使えない部分を選別マークして切り落とします。

f200129c.jpg
その切断部分をフィンガージョイントに加工して接着し、必要な長さの材にして、四面プレーナー加工します。それらを複数本並べて接着して磨けば、集成材の板になります。

f200129e.jpg
この集成材の板を切り出して、各製品に加工・組立てしていき、オイル塗装をして完成になります。

f200129d.jpg
案内していただいた時は、これら作業のほぼ全てを、メンバーさん方々だけで淡々と進めていて、それが当たり前の空気感になっていてイイ感じでした。メンバーさんが、作業をしやすくしたり間違えないようにするための、治具やアイデアが各所にあり、私は、加工の様子を見ているだけでも、全然飽きず楽しめます。

ライン加工などではなく、メンバーさん手作業や手操作で加工が進んでいくので、懐かしいゆったりした感じも良いです。が、抱えているバックオーダーの量と納期を聞くと、私ではビビってしまいそうです…。でも、依頼者と製造する方との双方で、やれる形にしていく関係ができているのかなと感じます。約40年続けてきていることは、やはりスゴいのですよね。家

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 21:32| 建物進行中など

2020年01月26日

【色々とみて】137_つなぎ美術館「大平由香理展 海鳴り」へ


f200124a.jpg

f200124b.jpg
津奈木町のつなぎ美術館で「大平由香理展 海鳴り」を観てきました。大胆な構図に、その土地の砂や、ワークショップでの町の方の作品などを取り込んで、手数を掛けて描き込まれた作品はとてもイイです。大作の「つなぐ」は、窓から見える岩山とのつながりからも、当然のようにそこに掲げられるべき存在として魅せてくれます。

f200124d.jpg

f200124c.jpg
エネルギー感で迫ってくる作品と違って、今回は、「夕練」や「たそがれ時」のように、じわじわと感じてくる作品もありました。黄金色やあかね色の一つの色味で、一見は静かですが、だんだんと観えてくる、押しというか影みたいな表現が、ずっしりと描き込まれているように感じます。この「夕練」や、海の表情の変化を描いた「流転」は、砂の粒や和紙のしわを感じるのが良く、斜め横から撮りたくなりました。

f200124e.jpg
「しらぬいの海」は、なんとも不思議な姿です。町の人たちが暮らしている日常の海が、実は大きくうねるようなエネルギーを産み出し、宙に浮いて、どこへでも向かっていける力を秘めている、という感じでしょうか。作品の上に並ぶオブジェクトは、町の人たちと作家さんが製作した陶器などです。

大平由香理さん は、「アーティスト・イン・レジデンスつなぎ2019」として約4ヶ月間、津奈木町に滞在して制作されていたそうです。制作に対するスタンスやプロセスも魅力があるので、その制作中も訪れたかったのですが、実現せず残念でした…。アート

くらしデザインスタジオ@考(^^;)トップへ

posted by ki at 17:45| 色々と見て