2017年02月15日

【光と風と素材の家_メンテ】57_木部のオイル塗装の塗り直しと収納とびらの当たり防止など


s170215a.jpg 正月休みのことですが、天気が良かったので、チマチマと自宅のメンテナンス作業もしていました。まずは、秋にやり残した、窓枠の劣化したオイル塗装の塗り直し作業です。(→”04_室内に風を導く窓+全館冷房室温測定1”)にも書いてるように窓の数が多く、なかなかいっぺんに済ますの難しいので、通常ならやらない気温の低い時期にも作業です…。
 塗り直しが必要なのは、窓枠に普通のスギの無垢板を使い、塗装も荏油100%のオイル塗装のためです。太田油脂さんの「匠の塗油」http://www.ohtaoilmill.co.jp/を好きで使ってますが、ねこたちもいるので、こういう塗料が安心です。それゆえ樹脂塗装とは違い、8年が経過して、日当たりの良い窓枠の部分は、塗装の劣化と白太のやせが積み重なって黒っぽくなってきました。その表面を固く絞った水拭きとペーパーでこすり取り、再び同じオイル塗装をし直します。写真の、奥の角隅のシミは、サッシの結露が染みた跡で、ペーパーかけて跡を無くします。
s170215b.jpg カーテンなどは外して作業しますが、サッシなどのマスキングは面倒なので、塗ってしまってからクッキングペーパーで拭き取るだけです。荏油だけなので、それで特に問題は無いです。昨秋〜今回は、四方全部を塗っていますが、日が良く当たる下枠は、2〜3年でまた塗り足す必要が出てきます。晴れ

s170215c.jpg こちらは、秋に前記の塗り直し作業の際に、転落防止手すりのソケットに貼ったマスキングテープです。ですが、はがし忘れて完全に固着してしまったので、その対処です…。マスキングテープは作業後にすぐはがさないといけないのですが、それを見落とした上に、普段あまり行かないかみさんの部屋だったので、年末まで剥がし忘れに気づきませんでした。
 左が、マスキングテープが固着したソケットで、ここまでテープが劣化してしまうと、のりははがし剤などを使わないととれません。ですが、その作業は曲面相手なのでかなり面倒です。ごまかす方法を少し考えて、ある程度はがしたら、その上から布ガムテープを巻いてしまうことにしました。
s170215d.jpg 取り付けるとこのような感じになり、まあいいかと。本当はこういう時に、(→”109_「LIFE × DESIGN」で暮らしを楽しくする雑貨など”)にあるような、おしゃれなマスキングテープを巻けば、アクセントにあるのかもですが…。布ガムテープもいずれ劣化するので、またその時にどうするか考えます。あせあせ(飛び散る汗)

s170215e.jpg (→”44_引出しハンドル交換と天板の塗装とメンテ”)にも書いている、洗面カウンターの水栓のハンドル下ですが、結局、手塗りのウレタン塗装は完全に防水するには至らず、ずっと水滴があるとその下にわずかに浸透して、集成材にカビが出てきました。そのため、ペーパーで磨いてカビをとらねばならなくなり、磨いた後はもうウレタン塗装はやめ、定期的に磨く前提でシリコン樹脂入りのオイル塗装に変えてました。そのルーチン作業で、頻度は1年に1回くらいです…。分かってはいたのですが、無垢集成材に手からの水滴が落ちる状態で水栓を取り付けるのは厳しいです。たらーっ(汗)

s170215f.jpg 最後は、収納とびらの、当たり防止ゴムの貼り替えとスライド丁番の調整です。年末に、工具や材料を片付けていたら、戸の当たり防止ゴムの余りが出てきたので、閉まる音が大きくなっていた収納とびらを貼り替えました。ゴムに厚みがあるので、合わせてスライド丁番も調整しますが、単純に製作した収納が多いので、とびらの具合は普段もマメに調整しています。家

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posted by ki at 19:57| 風.光.素材の家_アイデア

2017年02月05日

【色々とみて】109_「LIFE × DESIGN」で暮らしを楽しくする雑貨など


 先週、「Gift Show」の「LIFE × DESIGN」見本市にちょっと寄ってきました。基本的には、雑貨等を扱う小売販売業向けの卸し見本市なのですが、招待もあったので、暮らしにつながるような洗練された雑貨の世界が、どんな雰囲気なのか寄ってみました。興味惹かれるものが色々あって良かったので、その中の暮らしにつながりそうなモノを、少し紹介してみます。目

s170205a.jpg Studio PI-PA (スタジオピーパ)さんの「いろくみ」http://www.irokumi.jp/というカードパズルです。「色彩のプロがつくった『いろくみあそび』のためのカードセット」で、「さまざまな色や形の『いろくみカード』をくみあわせるだけで、立体的で、色の美しく響き合うオブジェが簡単にできます」というものです。子ども向けのトレーニングだけでなく、「大人向けの本格的な造形ツール」のシリーズもあります。きれいな色とやさしい形状を組み合わせるので、完成した立体もやさしく楽しい感じになるようで、とてもいいです。紙製だそうですが、丈夫な芯材を挟んでいるので「カード」呼ぶピースもしっかりしています。

s170205b.jpg 仲吉商事さんの「NY-craft」という天然孟宗竹を使った食器類で、「agney*」http://www.agney.jp/と「RIVERET」http://www.riveret.jp/という、2種類のブランドから構成されているようです。「agney*」の方の、竹の表情を活かしたとてもかわいい、ランチプレートや「おうちおべんとうばこ」などに興味惹かれました。後でカタログを読むと、ライフサイクルの短い竹を自社の竹山・工場で製材していて、製品の表面コートも独自開発のクリアコートで、洗剤で洗うこともでき、70℃程度まで耐熱性能があり、そのような食洗機ならば対応するようです。これらの成形から塗装まで行う自社工場は、越谷市にあるようですね。るんるん

s170205c.jpg 地図のゼンリンさんの「mati mati」http://www.zenrin.co.jp/goods/matimati/という、地図データをデザインした雑貨です。現在、12の都市の地図デザインがあるようで、それぞれの特徴が見えて地図好きとしてはとてもいいです。その中で「STREET MEMO TAPE」という、はやりのマスキングテープが気になります。各都市の地図の中から、通りに沿って切り出したようなデザインで、広げると通りが伸びている感じになり、アクセントなどにすると楽しそうです。

s170205d.jpg 同じマスキングテープで、本業のカモ井加工紙さんのマスキングテープ「mt」http://www.masking-tape.jp/です。こちらは、サイズもカラーも模様もかなり種類があるようです。さらに「mt CASA」というインテリア用のマスキングテープもあり、「弱粘着仕様」なので、「服を着替えるように、お部屋も気軽にイメージチェンジ」できるそうで、テープ状のものだけでなく三角形や六角形のパターン形状のタイプもあります。インテリアだけでなく家電などの製品も、自分の好みするために、面倒な塗装などに代わって、このようなテープを貼るのが主流になっている感じです。それに役立つ「my mt」という、オリジナルデザインのテープをオーダーできるシステムも用意されていて、ラッピングの時代というのを実感します。ひらめき

s170205e.jpg こちらは、COTA-laboさんの「いろあみど」http://iroamido.jp/です。「看板の担う重要な役割である『街を美しく演出する』その力にこだわります」というCOTA-laboさんによる、「どこの家にもあるアミ戸を、アートやグラフィックのキャンパスに変える」という製品だそうです。白か黒かの選択肢しかなかった網戸ですが、ここまで派手に絵柄がなくても、レースカーテンのような感じで雰囲気が演出できると、普通のお宅でも良い感じになるのではと思います。

s170205f.jpg 最後は、ペーパーワールドさんhttp://www.paperworld.jp/の、ダンボール製スケルトン(骨組み)の「K11-FrameWork」です。室内の中に、もう一つ空間を簡単に演出することができ、軽量で扱いやすいことも良さそうです。単なるダンボールのフレームではなく、かなり強度がある感じに設計された部材を、しっかりと噛み合わせる構造になっていて、全体がガッチリした印象です。そのため、脚元を梁間方向につながくても、床に置いてしっかりと建っているようです。家

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2017年01月22日

【ばり研通信】85_「津久井やまゆり園」で起きた事を言葉に出してみる


「ばり研」(=ノイエ)は、http://blog.goo.ne.jp/neue-blogです。
以下、「ばり研通信」190号(2016年11月末発行)の私の連載より、一部、修正して掲載してます。
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とりあえずいってみますかぁ♪ #85

* 「津久井やまゆり園」で起きた事を言葉に出してみる *

s170122.jpg 障害者週間前なので、今年7月に「神奈川県立津久井やまゆり園」で起きた事を考えてみます。しかし、ノイエのメンバーと話すには、10月末時点で得られる客観的な事実が少なすぎます。そのため、そこで起きた事を各々がどう認識しているかに絞り、言葉に出してみるだけでも大事かなと考え、私の方で6つの質問にして話しをしました。「」はメンバーの言葉、・は私の言葉ですが、単語や語尾の整合や掲載できない表現、重なる内容などは、多少編集して掲載しています。
        *
@何が起こったのか、どんな事が起こったのか。
「入所施設にいた人を、元職員の人が一晩で何人も殺した」「元職員が逆恨みで、関係ないそこに入所している人たちを身勝手な理由で殺していった」「通り魔事件かと思ったが、ニュースで元職員だと分かった」「職員が、知的障害者の人とかお年寄りとかをナイフで刺した」「残虐な殺人事件が起こった」「死んでしまった」「ほとんど虐待ぐらいに考えている」。
・以前勤めていた若い男性が、ひと気のない深夜を狙って、逃げたり抵抗したりほとんどできない人たちを多数殺傷した。

A起きた事を知った時、何を思ったか、どう感じたか。
「職員の仲間割れかな」「やな気持ちになった」「死んだから悲しい気持ちになった」「なんてことを、関係ない人たちを危害を加えるのはおかしい」「殺した人がどんな気持ちでいたのか、が最初」「殺された本人と残された家族は、気持ちが通じ合っていたのか」「知的障害者と聞いて、障害者が人を刺したというのにびっくりした」「うちの施設にもそういう人がいたらどうしよう」「殺人とかから、どう逃げたらいいか分からなく不安」。
・深夜にそんなに多数を殺傷したと知って怖い。そこまで深刻化するまで警察も呼べないのはどうしてだ。

B「津久井やまゆり園」は、どういう場所、どんな場所だと想像するか。
「自然がいっぱいありそう」「広いところ」「建物自体が大きく、入所者や職員が何人もいたのでは」「知的障害の人が生活している場所」「老人とか知的とかのホームのような所」「知的障害者と高齢者が一緒に住む所」「知的・精神・身体障害者とか、コミュニケーションができない人がいるのかな」。
・本人や周りの事情などで、地元で暮らせないとされた障害者を隔離していた時代に造られた古い施設。ここに暮らす人で、日中、施設の外へ出かけている人は少ないのではないか。

C亡くなられた人は、どういう人、どんな人だと想像するか。
「そこで日常生活を送っている人たち」「そこの施設に入ってお世話になっていた人たち」「ベッドで寝ている人たち、身体障害の人が多かったのかな」「寝たきりの人だったり、自分では発言するのが難しい人」「コミュニケーションのうまくとれない人」「テレビでは、言葉がしゃべれなかったり、お年寄りが多く、動けない人をほとんど刺したと聞いた」「暗い人たち、死ぬと暗いから」。
・そこで暮らしていた、自分で逃げたり身を守ったりができない方々。

D他の事件と違い、Cのほとんどの人は、名前などが公表されないのは、どうしてだと想像するか。
「個人情報が分かるから」「施設側の個人情報がたくさん載っていて、それを持ち出して世間の人に知らせるものではなかったのでは」「一人や二人は名前を出してもいいと思うけど、全部出すと大変なのかな」「障害者だから、差別かな」「遺族の希望もあるのかな」「出さないでくださいと家族が言っているのかな」「巻き込まれなかった、まだいる人の気持ちも考慮したのでは」。
・本当の名前や年齢などが分からない人が含まれているのでは。施設の仮名でも不詳でも世の中に伝えないと、生きて暮らしていた事実自体を、否定していると受け取れてしまう。

Eそのような事を起こした人は、どうして起こすに至ったと想像するか。
「自分のまわりにはそういう人がいないで、どうしてそう思ってしまったのか」「殺した相手の人と何があったのか、もっと他に方法があったのでは」「仕事のストレス・人間関係・給料かなと思った」「恨みがあったのかな」「巻き込まれた人の気持ちを無視したのでは」「その人が言った言葉で『障害者はいらないのにな』と言ったのがとても気になる」「『障害者なんて世の中から消えてしまえばいい』という言葉が一番印象に残っている」「こういう人は、介護とか施設とかに働きに来ないでほしい」「下の世話するが、結局他人だし、しんどいしつらいのもあるのかな」「老人だと痴呆の人もいて、分かってくれる人もいないのでつらいのかな」「最近は、関係ない人に危害を加えることが増えてきたと思う」。
・何にそこまで追い詰められていたのだろうか。事を起こす対象は何でも良かったように感じるが、過去に経験していた障害者が、その自己防衛機制の理屈に当てはめられたのか。事を起こした人もそこに暮らしていた人もどちらも、我々の社会がはじき出していた人たちなのではないのか。

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posted by ki at 17:48| Comment(0) | ばり研通信

2017年01月11日

【光と風と素材の家_メンテ】56_小屋裏設置エアコンの故障・交換と清掃など


s170111a.jpg (→【アイデア】02_空間をつないで全館での冷暖房と換気)で小屋裏に設置していた5.0kWのエアコンが、設置から8回目の夏場をちょうど終えたところで電源が全く入らなくなりました。明らかにエアコンの電源まわりが故障したようなので、修理ではなく、閑散期の10月末に交換になりました。写真は、交換後のエアコンです。

 小屋裏のエアコンは、エアコンの冷風を直下の吹抜けを経由させて、1台で屋内の大半を冷やす用に使用しており、最上部に位置するため冷房のみの使用です。ですが、今となっては住宅の断熱性能がさほど高くないため、強めで長時間の連続運転になっていることが多く、また、基本的に連続運転のため、夜間も止めずに弱めで運転されていました。大まかにいうと、夏の2.5ヶ月くらいの間は、ほとんど回りっぱなしという感じです。そのため、エアコンの電源部に、一般家庭での使用想定より負荷がかかっていたと思うのですが、家庭用の壁掛けエアコンに、店舗など向けようなタフな耐久性を期待しても無理ですよね…。あせあせ(飛び散る汗)

 今回はメーカーを代えて、量販店ではなく業者向け型番でMSZ-JXV5616の三菱電機の5.6kW機http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/setsubi/jxv/にしてみます。住宅の状況から、最大能力が高くないと温度を下げられない可能性があるのですが、今どきのインバータ機は最弱時0.6kWまで下がるので、連続運転になればさほど消費電力はかからないのでは…と考えます。ムーブアイなどの省エネ機能は、ほとんど使えないのでOFFにしますが、そのような付加機能が付いてないようなベーシックな機種だと、エアコンの基本的な設計が古くベースの性能が劣ってしまうことを危惧します。

s170111b.jpg エアコンの冷媒配管とドレン管は特殊ルートですが、再利用で全く問題なしとの判断でした。室外機も、以前の機種より少しサイズが大きかったですが、ギリギリですが無事納まりました。敷地境界までの距離が短いため、今回は室外機のショートサーキットの可能性をより下げるため、吹出ガイドを追加しています。

s170111c.jpg 右が、この新しいエアコンのリモコンなのですが、日本国内向けの高齢者仕様?のためか、とても大きいです。最近は、コストダウンで小さい標準リモコンが多い中なので、ちょっとびっくりです。目

s170111d.jpg 小屋裏に設置しているもう一台の日立エアコンRAS-2210RXV5は、使用頻度が少ないので、14年経過したものの特に不具合は無くまだまだ継続使用します。毎年、夏場の使用が終わった頃にフィルターなどを掃除するのですが、このエアコンは下部がガバッと開くので、分解せずともファンや風洞がそれなりに掃除できます。今年になって、掃除機に付属の隙間ブラシが便利なことに、初めて気付きました…。掃除の様子を撮ったのですが斜めになってしまったので、垂直を正しく回転させて余白のある写真になっています。モバQ

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2017年01月01日

【お知らせ】2017年も、よろしくお願いいたします。

s170101.jpg

 いくさん(息子)も、中学生を卒業する年になり、
 私も、自分自身のことを、心配する歳になってきました。

 そうなると、自分の思うところ感じるところに対して、
 素直に動いていけるようになれると、よいのかなと思います。
 でも、若い方々のジャマにならないように、気をつけねば…です。

 今年も、なんかイイ感じかな〜♪と思える年になりますように。
 今年もまた、よろしくお願いいたします。晴れ

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posted by ki at 22:29| Comment(0) | お知らせ

2016年12月25日

【建物進行中など】39_それぞれの暮らし方にふれてみる その5


 「ばり研通信」189号(2016年10月末発行)の私の連載より、一部、修正して掲載してます。「ばり研」(=ノイエ)は、http://blog.goo.ne.jp/neue-blogです。
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 前回http://home.kurade.net/article/177881738.htmlに続き、「でるでるCLUB」で見てきたことを、ノイエから参加のAさんと話して書いてみます。9月に、ふじみ野市で活動している「上福岡障害者支援センター21」さんhttp://k-center21.net/のケアホーム「第2ひまわり」や、生活ホーム「みどり荘」などを見てきました。Aさん含め車いすの方々も、それぞれの方法で住まいの中まで入り、そこでの暮らしを見て感じて話しをしていました。目
        *
s161225a.jpg 「第2ひまわり」は、戸建住宅の個室を5名分の個人スペースとして、DKと水回りを共用スペースとして改装した住まいです。主に、親と離れた生活の経験をしようという方が暮らしており、週末だけは親元へ帰ったりするそうです。ここで暮らすEさんの、人付き合いの楽しい話しを聞いた後に、Eさんの個室を見させていただきました。自分の好きなモノを好きなように並べてあり、Eさんならではの居心地の良さが作られているように感じました。
 Aさんは、DKの共用スペースで「電気が点いていなくて、中が暗かった」と思ったそうです。ダイニングが1階の中央にあり、窓がキッチン越しになるのでやや閉じた印象だったかもです。ですが、2階にあるEさんの個室は、窓も大きくとても明るい部屋でした。
 Aさんは、車いすから降りて玄関を入ったことも印象に残ったようです。普通の住宅なので道路から玄関ポーチへも段差があり、Aさんは道路で車いすを降りてポーチに腰掛け、そこから地面を這って玄関へ入りました。私には大変そうに見えたのですが、Aさんは、自宅に比べて入りやすいと感じたそうです。家

s161225b.jpg 「みどり荘」は、6室あるアパートのうち、5室を個人の住まい、1室を事務所兼食事などの共用スペースとした生活ホームです。別棟で浴槽を埋め込んだ広いお風呂があり、重度障害の方の入浴設備もあります。個人の各室はそれぞれに玄関があり、そのカギは各個人で管理するそうです。そのため、外出などの時間は自由にでき、普通のアパート暮らしに近い印象です。また、生活ホームの制度なので、住む方自身が頼んだヘルパーさんが入ることもできます。ここで暮らすFさんから、体験入居を何回もしたことやお金の管理など、一人暮らしは自分でやろうとしないとできないと感じた、ということを聞きました。
 おじゃました事務所は、各個室と中がほぼ同じだったので、Aさんは、「畳の奥が網戸で」「生活している、使っている感じがあって落ち着ける」と感じたそうです。また、「門限が無くて、好きな時間に帰ってきていいのはいいな」、「ご飯が食べたい時はあるけれど、気が休まるかなって」思ったそうです。Aさんは家族が多いので、自宅では時間や音など気を使うからのようです。いい気分(温泉)

s161225c.jpg さらに、UR都市機構の賃貸住宅で一人暮らしの、センター21のGさんのご自宅へもおじゃましました。大規模な集合住宅なので、エレベーターも有り、通路や玄関なども広く段差もほぼ無いので、車いすも利用するGさんでもスムーズに部屋まで行けます。Aさんも、「段差が少ないな」、車いすでも「入口から奥まですーっと行けて」「楽に動けるな」と感じたようです。
 普通のマンションなので、室内は広く周囲も気にならないので、皆で飲んだりしてたのですが、とても居心地の良い空間でした。Aさんは、「ソファーがあったのが、仕事から疲れて帰ってきて休めるのかな」と思ったそうです。また、「クッションや、床に新聞、テレビとかがあって、私はここで生活してるみたいなのを、みんなに見せても恥ずかしくない」ということや、「人を招き入れてもイヤだなっていうのがないんだな」というのが、「自分ではできないかな…」と感じたそうです。
 Gさんの一人暮らしの武勇伝?の楽しい話しを聞きながら、自分らしく暮らせる空間と時間が持てることは、人として魅力を高めていくためにとても大事だなと、あらためて思った1日でした。るんるん

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【建物進行中など】一覧

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2016年12月11日

【色々とみて】108_さいたま新都心けやき広場と高田馬場駅の公共トイレ


 2ヶ月ほど前になってしまいましたが、たまたま通りがかった、さいたま新都心のけやき広場下のトイレが、とてもキレイになっているのに気付きました。なので、一緒にいた車いすの彼に付き合ってもらって、女子以外のトイレ内を一通り見てみました。目

s161211a.jpg けやき広場の下階は、ピロティのような半屋外の空間に店舗などが並んでいるので、このトイレもガラスの自動ドアの特定防火設備によって区画されています。さらに、バリアフリー対応などのため自動ドアになるので、火災時などの停電時の非常用出口として、なんとくぐり戸付きのタイプです。

s161211b.jpg トイレ内は、車いすやベビーカーが移動しやすいように、曲がり角が無く曲面の壁で構成されています。公共トイレもトイレ内の設備が増えてきて、まだあまり見慣れない種類のピクトグラムが表示されています。ベビーベッド・ベビーシート・フィッティングボードは、ある程度普及してきたように思いますが、車いす対応トイレの一番下に表示されている、車いすの人など用の移乗ベッドや、写真にはありませんが、女性トイレの化粧直しスペースを示す口紅は、私はまだ見たことがなかったです。車椅子

s161211c.jpg 今どきなので、男子トイレ内にも、ベビーベッドが洗面スペースに装備されています。

s161211d.jpg 一般の男子トイレ内の個室も様々なタイプが用意されており、その中の一番大きい個室は、入り口が折り戸になっています。個室内は、便器サイドの手すりはなんと両側に設置されており、小さい子用の便座まで装備されています。あくまで、いわゆる車いす対応のトイレとは別の個室ですが、この個室であれば使える車いすなど利用の方も結構いると思います。

s161211e.jpg こちらが、いわゆる車いす対応トイレ内ですが、写真は便器とオストメイトのある側の半分だけを載せています。写真にない側に、大型の折りたたみベッドや車いす対応の洗面台などがあります。最近は、便器脇に設置するものが増えてきてしまって、L型手すり・ペーパーホルダー・手洗い器・ウォシュレットリモコンが窮屈です。このトイレでは、ペーパーホルダーが上にストックできるタイプのものが付いていて、その分だけTOTOの標準よりリモコンの位置が高くなってしまい、少し使いづらそうです。TOTOさんとかでは、このトイレ脇の装備は、どのように整理する考えに進んでいっているのか興味があります。ひらめき

s161211f.jpg 当然ながら、こどもトイレもあります。ここは、こどもトイレといえども、ちゃんと丸見えでない空間になっています。こども用の洗面台に加えてハンドドライヤーも装備されています。この右側に進んだ奥には、明るい授乳スペースもあるようです。

 このような、公共施設やショッピングセンターなどの所詮トイレに、これだけ思いやりと機能性を込められているのを見ると、ウォシュレットと共に世界に誇るトイレ大国なのが良い感じです。るんるん

s161211g.jpg おまけでもう一つ、撮影は夏頃ですが、西武鉄道の高田馬場駅の、通常の男子トイレの個室です。なんと扉が引き戸で、さらに便座がウォシュレット付きで、かつ音付きのタイプです。電車

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posted by ki at 21:03| Comment(0) | 色々と見て

2016年11月30日

【建物進行中など】38_それぞれの暮らし方にふれてみる その4


 「ばり研通信」188号(2016年9月末発行)の私の連載より、一部、修正して掲載してます。「ばり研」(=ノイエ)は、http://blog.goo.ne.jp/neue-blogです。
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s161130a.jpg 障害のある方の暮らしを訪ねて話しを聞く、という「でるでるCLUB」の活動に興味を感じ、7月から飛び入りで?参加しています。「でるでるCLUB」は、埼玉障害者自立生活協会の事業の一つで、普段は会わないような様々な人が集まって、外出の企画を立てて出かけていくことで、互いのつながりをつくっていく活動だと思います。ノイエからはAさんが参加しているので、他の人の暮らしを訪ねて感じたことを話して、連載に書いてみたいとお願いしました。目
        *
 7月は、戸建住宅で一人暮らしをされているBさんを訪問しました。元々お父さんと暮らしていた自宅で、お父さんが亡くなられてからは、ヘルパーさんを頼みながら自宅で暮らしているそうです。Bさんは、過去の施設への入所経験から、一人暮らしがしたかったそうですが、ヘルパーさんを頼みながらの生活は、時間が決められてしまうので半分施設のよう…とのことです。
 ですが、主に時間を過ごされている部屋は、日々の暮らしの中で色々なことをされているのが伝わってくる、多様なモノの詰まった、居心地の良い空間でした。動きやすいように、上空もうまく利用して、生活に必要な物が整理されているのに感心しました。
 Aさんは、電動車いす使用のBさんが、自宅の玄関を「一人で開けて入っていく」ことが、「必死に入ろうとしている感じ」で印象的だったそうです。「手すりにつかまって」車いすから立ち上がり、玄関引戸の「カギを押して」開けて…と、一人でこなしていました。また、ヘルパーさんを頼んで「好きなプールへ行ったり、好きなことができる」ことが、「悩んでなくて生き生きとしている」と感じたそうです。さらに、「お父さんに頼りきっていた、というBさんの話しを聞いて」、「突然、人がいなくなったら、全部自分が考えなくちゃならない…」と、当事者の方の話しは伝わるものがあるようです。家

s161130b.jpg 8月は、生活ホームで共同生活をされているCさんを訪問しました。戸建住宅を利用した生活ホームは、各個室+共用のDK・浴室・トイレの生活空間で、3〜4人の方が共同生活できるそうです。DKにおじゃまして、Cさんや世話人の方のお話しを伺ったのですが、介助者さんなどが出入りして、そこで食事をしたりお酒を飲んだりしながら話しをしているような、共同生活の空気感が良かったです。私は、三方向を田んぼに囲まれた、この生活ホームのロケーションも好きでした。
 Aさんは、ダイニングの「テーブルが目に入って、冷蔵庫や炊飯器がそこにあって」、「自宅と同じような空間にいる気がした」そうです。そこで、「Dさんと共同で生活していて」、「たまに(世話人の)Eさんとお酒を飲んでいだり」、「女性の話しをしたり」するのが、「一緒にいるからこそ」で「自然な感じがした」そうです。ビール
        *
 この2つの暮らし方のうち、Aさんがやってみたいと思うのは、Bさんの一人暮らしの方だそうです。その理由は、訪問して思ったことよりも、現在の自分の暮らし方から思う所が強いようで、「家族が多くて、(食事やお風呂などの)時間が区切られていて、(その時間に合わせて動くことから)抜け出せなくて…」とのことです。「ヘルパーを入れることや、一人で暮らすことに憧れていて」と話す一方、「ヘルパーを頼んだことがないので、どうしたらいいか分からない」ことや、一人で暮らすとなった時に、そのことを家族とどう話せるか…など、不安も大きいようです。
 私は、大学へ通っている時に一人暮らしをしました。初めは家事などやる事の心配をしましたが、すぐに、友人など知り合いが増えないと、日々の生活が広がらずつまらないことを感じ、苦手な人付き合いに必死になりました。当時の手探りの人付き合いでは、失礼なことも多々あったですし、失敗もしたですね…。るんるん

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2016年11月21日

【ばり研通信】82_三角ベースとペタジーニとライオンズと♪


「ばり研」(=ノイエ)は、http://blog.goo.ne.jp/neue-blogです。
以下、「ばり研通信」187号(2016年7月末発行)の私の連載より、一部、修正して掲載してます。
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とりあえずいってみますかぁ♪ #82

* 三角ベースとペタジーニとライオンズと♪ *

s161121.jpg ノイエで連載ネタを考えてると、Bさんから「コリジョンルールがよく分からない…」という話しがでました。そこから野球の話しをする中で、そういえばノイエの野球好きの面々は、自分自身はどう野球をやったり観たりしてきたのか聞いてみたくなりました。野球
        *
 まずは「はあとねっと輪っふる」さんの「かわら版」に、よく野球のことを書いているAさんです。Aさんは電動車イスを利用しています。野球は、養護学校の「小学5,6年」の頃に「体育で三角ベースをやっていた」そうです。「養護学校の多目的室で」「四つ這いで」やっていて、ピッチャーが「転がしたボールを、カラーのバット(プラバット)で打って」、「四つ這いで一塁へ」走った?そうです。ボールは「黄色いスポンジの」ボールを使っていたそうです。
 プロ野球は「(先輩の)Cさんが中学3年くらいで、西武ライオンズのファンクラブに入っていて、(その時に)自分は小学3年くらいで、いいなと思っていた」と。初めてプロ野球の試合を観に行ったのは「小学校の5,6年の頃、西武ライオンズの試合を観に、家族で西武球場に行った」そうです。でもその時は、「全部(試合終了まで)観たいと言ったけれど、混むからと7回くらいで帰り、すごく残念だった」そうです。

 一方、電動アシスト車イスを利用しているBさんは、野球は「普通小学校に行ってた時、5,6年の体育の授業でもやりました」と。「手でゴムボールを打つ」野球だったけれど、「自分だけプラバットを使って、ペタジーニのまねをしたりして、(他の人からは)うらやましいなぁと言われてました」そうです。家でも「4人兄弟で、うちの庭で野球もして」いて、「母親の実家の庭が広いので、そこでもやっていました」と。「グローブも持っていて」、「ゴムボールから、小学5,6年の頃に軟式になりグローブを買った」けれど、「中学で手が入らなくなって、野球をやっていた弟が行ってたスポーツ洋品店へ行って、オールラウンド用を買いました」とのことです。「バッティングセンターにも、中学の頃に2,3回行った」ことがあるそうです。
 プロ野球は「小学5,6年の頃、東京ドームへ、家族と巨人-阪神戦を見に行きました」そうで、「阪神の応援がうるさかった」のを覚えているそうです。「(当時巨人にいた)ペタジーニが、(アウトカウントを)間違えてボールをスタンドに投げ入れて、なにやってんだろう…と思った」そうです。目
        *
 私は、小学2,3年生の頃から、近所の遊び仲間で野球をやっていましたが、都内なので住宅に囲まれた駐車場での遊び野球でした。ゴムボールとプラバットとはいえ、車や家にボールがガンガン当たるのは当たり前で、ガラス戸に当たるとさすがに謝りに行き、家の敷地内に入ってしまうと「ボールとらしてください」と言うだけ言って勝手に入って取りに行き、ホームランは平屋の住宅の屋根を越えたらという、今では考えられない野球でした。これはさすがに小学生の間まででしたが…。野球のルールは、高学年の子が教えてくれたのですが、地面を転がるボールは「ゴロ」と教えられた時の「五郎?」という違和感は、今でも鮮明に覚えています。
 プロ野球は、私も西武沿線育ちなので、小学校5年(だったかな)の球団創設時に、自動的に?ライオンズファンクラブに入り、西武球場へ通うようになりました。親と行ったこともありますが、ほとんどは小学校の友達仲間だけで球場へ行っていたと思います。ファンクラブの小学生は、外野芝生席から内野自由席が出入り自由だったので、野球を観に行ったというより、西武球場で食べたり走り回ったりと遊びに行っていた印象で、試合のことは全く記憶に残っていません…。松沼兄さんの投球フォームや、キャッチャーが受けるミットの音の記憶は、もっと後の、中学になってからな気がします…。るんるん

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