2021年05月02日

【日曜大工仕事】38_木製玄関ドアのドアクローザー修理と調整


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先月、知り合いの方が、ご自宅玄関ドアの、ドアクローザーが外れてしまったとのことで、ちょっと直しに行ってました。玄関は木製で、アーチ形状のガラスの欄間が付いてますが、年月を経て少し傷んできている感じでした。玄関ドアは、木製の枠に木製ドアを取り付けてあり、ドアクローザーは後付けされたようです。そのドアクローザーのアーム側の木枠への固定ビスが、開閉の繰り返しで緩み、気付かなかったため抜けてしまったようです。

ビス穴が広がってしまっているので、アームと固定金具を一旦外し、金具の取り付け位置をずらして、ビス固定をし直します。ずらしたことで本体とアームの位置関係が変わっているので、アーム長を調整して固定金具とつなぎます。ドアクローザーは、ドアを閉めた時に、写真左側のアームが、水平かつドアと並行になっていることが、正しく機能しているか判断の目安になります。

最後に、各部の緩んでいるビス類を締め込み、ドアの開閉速度を調整して完了です。玄関ドア全体の交換はそれなりの費用もかかるので、もうしばらくこの玄関ドアでも大丈夫そうです。家

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posted by ki at 17:23| 日曜大工仕事など

2021年04月09日

【光と風と素材の家_メンテ】77_CO2濃度の測定を、安価な測定器で試してみる


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CO2、ホルムアルデヒド、TVOCの各濃度と、温湿度を測定できる "Air Quality Detecor" です。最近の換気目安の参考になるかのお試しで、Amazonで吟味?して、ダメ元で送料込4,500円ほどで購入したモノです。今のところ、CO2に関しては目安には十分なレベルで機能してます。ホルムアルデヒドとTVOCは、まだよく分かりません。

そもそもCO2の濃度は、さほど正確に測定されるモノではなく、100ppmくらいは誤差の範囲で、数字にさほど意味があるとは思っていないです。概ね1,000ppmを超える状態が継続していると、その室内空気の状態はあまり良くないと、判断するくらいでしょうか。

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試しに先月、住人が3人+5ねこのウチで測定してみると、特に窓開けをしていなくても、どの時間どこでも450ppm(外気は410ppmほど)を超えないようです。室内の湿気排出を重視した設計なので、24時間排気とサッシ換気框と各部納まりなどから、スカスカなくらいのようです。その時の暖房は、床暖房のみです。

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この測定器に呼気を吹きかけると、1,500ppm近くまで上がるので、一応、機能しているのを確かめられます。本当は、石油ファンヒーターの影響も見たかったのですが、今年は片付けるのが早く間に合いませんでした。

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石鹸ほどの大きさしかないこの測定器ですが、はるばる10日ほどかけて、中国の深圳市から国際郵便 "ePacket"?でやってきました。発送元は運発送業者?なので、送り主が誰かはよく分かりません。でも、追跡有りなので、川崎東郵便局の通関を出るまで、送られてくるのは細かく見れてました。しかし、箱に「E15331W」と型番らしき表示はあるものの、本体には何の表示もありません。でも、5ヶ国語で書かれた取扱説明書には日本語も含まれます。色々気になるのですが、概ね役立ってるのでOKなんでしょうね…。家

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posted by ki at 21:07| 風.光.素材の家_アイデア

2021年03月11日

【色々とみて】147_「山内若菜展 はじまりのはじまり」圧倒される静かな情念


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今週、「山内若菜展 はじまりのはじまり」を観に、東松山市の "原爆の図 丸木美術館" へ寄っていました。展示はとてもイイですし、作品が発している情念がとても凄いです。実作を観ることをおすすめします。会期は4/10(土)までです。

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ヒロシマを描かれた《刻の川−揺》、フクシマを描かれた《牧場−放》《海》《山》の4作品は、想像していたより遥かに大きく、遥かに描き込まれた作品でした。展示室の広さと壁の余白と相まって、静かに圧倒される感じです。

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大作以外の展示もありました。フクシマの牧場を描かれた《牧場》と《朝》は、静な情念な印象です。

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ヒロシマを描かれた小作は、額装もされているので、前向きに蘇っていくような思いに、思えたりです。目

"若菜絵ブログ"
http://wakanaeblog.seesaa.net/
原爆の図 丸木美術館
https://marukigallery.jp/

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posted by ki at 21:30| 色々と見て

2021年02月13日

【日曜大工仕事】37_壁面にリーフレットを面出ししてたくさん並べる


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少し前、北浦和の "マーブルテラス" さんで、リーフレット棚の取付作業をしてました。店内の壁に、リーフレットを面出ししてたくさん並べられるようにしたい、とのことで、色々検討した結果、クリアの壁掛けケースをズラっと並べることになりました。写真では4段ですが、現場で5段に追加になり、最大35枠が並ぶリーフレットケースはなかなか壮観です。

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採用したケースはポリスチレン製で、無理な負荷が加わると割れてしまうため、ガッチリとは固定しないようにします。なので、このケースの形状(付加機能のために背面に凹凸がある)と引っ掛け穴があるのを利用して、ダルマ鋲×2にケースを引っ掛けるだけにしました。ダルマ鋲とすることで少し壁から浮き、背面の凹凸が壁に当たらなくなります。ケースの最下部だけが壁に接触するので、そこにクッションテープを貼り、壁の塗装を傷めないようにします。

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ダルマ鋲は、石膏ボード下地の合板まで刺さるよう、針長20mmのものを使っています。ケースは引っ掛けてあるだけなので、場所の入れ替えや、外して別な物を壁に掲示することも簡単です。取付作業としては、70本のダルマ鋲を刺すので、作業効率と精度を高めるため、写真のような板と画鋲による治具を作って、水平器と組み合わせて作業しました。下地合板に鋲を刺し込むのも手だけでは大変なので、1mmドリルで下穴を開けてからグリグリ差し込んでいきましたが、それでも指は痛くなりましたね…。家

"マーブルテラス"_クッキープロジェクト
https://www.cookiesproject.com/

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posted by ki at 14:16| 日曜大工仕事など

2021年01月19日

【日曜大工仕事】36_テナントスペースの換気の推計とその判断


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先月、何ヶ所かの換気量の計算をする機会がありました。いずれもテナントスペースで機械換気設備があるので、給気状況のチェックと合わせて、その換気量をP-Q線図などから推計し、厚労省の通達に基づき、人数制限や自然換気(窓開け等)の要不要を判断します。夏前にも話題になりましたが、暑さよりも寒さの方が、居室環境としては厳しいですよね…。

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概ね、機械換気で、ビル管法の基準、必要換気量一人あたり毎時30m3(元は、室内CO2許容濃度0.1%の基準)を満たすようにして、不足する場合は、自然換気(窓開け等)の併用や、在室人数の制限を行うようにする…のだと思います。要は、ビル管法の適用を受ける特定建築物(必要な設備があり、かつ、適正に維持管理されている)では窓開け等は不要で、それ以外の建築物でも同じ水準を満たすように、利用者数に合わせた換気を確保するように、ということかと思います。

この基準は、"SARS-CoV-2" 対策と思うと、当該室内へのウィルスの入り込み方など、引っかかる点もありますが、そもそもの "室内CO2許容濃度" と思うと、人が集まったり活動する室内空間では、実はほとんど満たされてる(ハズの?)レベルの必要換気量なのですよね。ビル

「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法_厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000618969.pdf

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posted by ki at 16:52| 日曜大工仕事など

2021年01月01日

【お知らせ】2021年も、よろしくお願いいたします。


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もう そろそろ、おもいっきり、うた うし かないですね!

 声に出してみたり、心の中でだったり、
 つながる誰かと一緒に、あるいは一人であっても。
 気持ちイイ、カッコイイ、そんな曲を口ずさんでいると、
 自然体な自分に揺り戻され、共振して歌いたくなります。

 歌詞から広がる世界観、メロディに誘われる躍動感、
 様々な楽器がその躍動を盛り上げて、さらにミックスで高揚します。
 楽曲の響きの波には、絶対的な何かがありますよね。
 大好きな歌をリピートしつつ、また次の時代に身を置きますかね。るんるん

 今年もよろしくお願いします。
 2021年1月。

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posted by ki at 16:22| お知らせ

2020年12月20日

【建物進行中など】46_小さい子に配慮した透明PET板パーティション (衝立) の製作


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先月ですが、COVID-19対策の一つとして、透明PET板によるパーティション(衝立)を製作してました。およそのサイズは、W950mm×D500mm(脚部分)×H990mmです。透明PET板(写真は、一部ピンク色の保護フィルム付のまま)900mm×900mm 厚3mmを、多少ベコベコしますが分割枠を入れず、1スクリーンとした衝立としています。

使われる場所の特性から、ハイハイの赤ちゃんでも向こうが見えるよう、枠の下端は低くし、でも手などを入れないよう枠下の隙間は無くしています。EVAマットなど柔らかい床の上に置かれる想定で、接地面積を大きくしたべた足の設計です。塗装も、100%荏胡麻油から作られたオイル塗装で仕上げています。

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脚は2×4材をH型に組んでいます。その上に、ヒノキ(節有の汎用材)の枠材を組みます。加工性と強度を高めるため、縦枠を脚の外側で挟むような納めにしています。

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技量上から難しい嵌合は避け、ビス・ダボ・接着併用でビス頭は見える納まりとして、枠の四隅には歪み止めを入れてます。押縁は反りをなるべく避けたいので、ヒノキの無節材です。PET板のため、破損して交換することはほぼ無いと思いますが、木材もPET板もそれぞれ伸縮があるので、ガッチリは固定せず、クッション材を奥に敷いて押縁で挟むだけにしています。

納品で、ウチのフリードスパイクに積み込もうとしたら、リアゲートの開口高さ(1,000mm?)に超ギリギリでセーフ…でした。目

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posted by ki at 17:52| 建物進行中など

2020年12月06日

【日曜大工仕事】35_水栓の切替部品とカートリッジの交換とメンテ


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今秋はちょこちょこやってる水栓関係の作業です。浴室のシャワー混合栓の、シャワーとパイプの切り替えができなくなったようで、切替部品の交換をしてました。外してみると、その切替部品が、中でバラバラになってました。写真は、交換部品が来るまで、古い切替部品も暫定的に再度組み直した状態です。バラバラになった部品を取り出すため、水栓本体はシャワーもパイプも外した状態です。

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新品の部品と並べてみると、右の古い方は、先の留め具の引っ掛かり部分が、長年の強い回転摩擦ですり減って外れてしまったようです。水栓も古くからあるタイプなので、メインの想定はパイプ側で、今どき主に使うシャワー側にすると、この切替部品に負荷がかかる設計のようです。

加えて、かなりの力で目一杯まで回されていたようです。パッキンタイプの水栓のハンドル類は、軽い力でスウーッと操作するイメージがいいです。ギュウギュウするほどゴムパッキンが変形して傷むので、水が漏れやすくなりますので…。

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自宅トイレの、立水栓のカートリッジ(流量調整部品)交換もしてました。狭く作業性が悪い場所なので、今回はプラグレンチを導入して、交換が楽になりました。

こちらは、通常のパッキンでなく、カートリッジ式を試す目的で付けてみた、SANEIの「ミニセラ」です。しかし、11.5年で2回目の交換となりました…。

取付けのOリング部でなく、ハンドルの回転軸部から水漏れするので、弱点なのか…水栓との相性が悪いか…のようです。立水栓はパイプを100mm延長しており、吐水口の高さが、ハンドル部よりかなり高くなっているのが、多少なりとも影響ありそうです。水栓は、なるべく単純な構造のモノがいいですね…。

SANEI
https://www.sanei.ltd/

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さらに、キッチン水栓のシャワーが、口の脇の方からも吹き出して、周りが濡れてしまうことがありました。シャワーが少し目詰まりしたようです。シャワー口を外して、穴を爪楊枝で突ついて、ついでにキレイに掃除して、スムーズなシャワーの流れが復活です。シャワー内のパーツの、2種類のシャワーをつくる穴の形状のノウハウが、とても面白いです。家

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posted by ki at 16:18| 日曜大工仕事など

2020年11月06日

【光と風と素材の家_メンテ】76_ビルトイン食洗機の配管修理と給水弁交換


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先月また、食器洗い乾燥機の自前修理してました。前回は、2年ほど前 ですね。趣味ネタとしてアップしてますので、食洗機の修理は、自己修理せずメーカー等へ依頼してください。給排水や配線など色々つながっていて、固定もされてますので。

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ビルトインの食洗機、パナソニックNP-P60V1PKPKは、毎日使用して11.5年経過してるので、通常の機器寿命は過ぎていると思います。先月、"庫内排水エラー" と、給水が止まらなくなるのが、ほぼ同時に起こりました。なので、食洗機を引き出して、後パネルを開け原因を探ります。

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"排水エラー" の方は、ゴム配管の劣化でジワ漏れしていたようです。白い配管の下にあるL型のゴム配管が、その白い配管との干渉で、ゴム劣化が進んでしまったようです。上側の白い配管は、2年前にシリコンチューブに自前交換した配管で、2年経過した感じではまだ大丈夫そうです。

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今回は、その時の残りのシリコンチューブを使って、下側を交換してます。2本ある白い配管の下側が、今回交換した配管です。ちょっと折れ気味ですが、閉塞することはなく、シリコンの耐久性があれば大丈夫と思います。

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給水が止まらない方は、運転してない時でも、庫内の水位が、残菜フィルターの上までジワジワ上がってきてました。

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これは、給水弁の劣化不具合なので、写真の給水弁を手配しました。まだ、3,000円ほどで入手可能でしたが、その給水パッキンの一部は仕様変更になっていて?、ウチのタイプはもう無く、既存のものの再利用になりました…。なので、このパッキンがダメになったら引退です。

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給水弁は、水道からの給水ホースと庫内給水管の間に入っているだけです。本体から外し固定具からも取り外して交換し、配管接続と配線をやり直して、元の通り取り付ければ完了です。作業後の、試運転と標準運転1回は問題なく運転され、給水もちゃんと止まりました。1ヶ月ほど経過しても問題なく、これであとどれくらい延命できますかね…。

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posted by ki at 12:28| 風.光.素材の家_アイデア

2020年10月21日

【色々とみて】146_「ゆめたまごの ちいさなさくひんてん」と"分校カフェ MOZART"


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先週、「ゆめたまごの ちいさなさくひんてん」と、その会場の "分校カフェ MOZART(モザート)" さんを見に、小川町へ行ってみました。

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展示販売されている「アートなショッピングバッグ」や、「ておりん」など裂き織りの雑貨は、緑や自然な素材が多い中では、やさしい感じの楽しさが引き立って感じます。人工的でガチャガチャした建物の中で見るのとは、やっぱり違いますよね。

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下里分校は、ほぼそのままの状態?で残っており、その一部をリノベーションした "MOZART" さんは、とても良いロケーションに素敵な空間です。その日は、あいにくの暗い曇天でしたが…、春は桜もキレイそうです。

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給食風の?定食が食べられるそうですが、時間的にコーヒーだけいただいてきました。しかし、平日はお一人でカフェをまわしているそうで、忙しい日はなかなか大変そうです…。

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カフェで売ってた "どんちゃんふぁーむ" さんの「地大豆きなこ」と「自家焙煎麦茶 極浅」が、美味しいそうで珍しく、買ってきてみました。今日時点では、まだどちらもいただいてないですが…。小川町は、有機農業の割合がとても高い(農地面積の約10%)ことを教えていただき、土日はカフェでも有機野菜を販売してるそうです。目

"ゆめたまご"
https://www.facebook.com/Yumetamago/
"分校カフェ MOZART(モザート)"
http://mozart.shimozato.jp/
"どんちゃんふぁーむ"
https://www.facebook.com/306376606090604/

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posted by ki at 20:07| 色々と見て