2016年05月06日

【色々とみて】96_上田市のサントミューゼと越ちひろさん展へ


 GW前に、長野県の上田辺りへ行ってきました。越ちひろさんhttp://www.chihirokoshi.org/の展示会などが目的ですが、別所温泉なども半日ほど見たりしてきました。寄った順では最後でしたが、まず展示会をやっている「サントミューゼ」https://www.santomyuze.com/(上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館)の建物です。何の前知識も入れずに行ったのですが、ビル型の建物ではない、なかなか面白い建物でした。家

s160506a.jpg 上田駅から歩いていくと、ショッピングセンターの向かいにこのように見えてきて、コンクリートの四角い建物なんだ…と最初は思いながら、アプローチを進んで行きます。近づいていくと、遠目では開口のように見えていた部分は、コンクリートの壁の縦凹凸で、一部着色してこういう表情になっているのがわかります。大きなコンクリート壁面の、印象を和らげるような意匠で、庇のようなデザインと合わさってとてもいい感じです。

s160506b.jpg さらに進んで施設の中心へ近づいてくると、だいぶ様子が変わってきます。コンクリート製の大きなゲートや、写真の通路屋根のようなゲート?の向こうに大きな芝生の広場が見えます。この日は、平日の月曜日だったので閑散としていますが、休日などは市民の方々でにぎわうようです。この写真の通路屋根は一般的な屋根の高さよりだいぶ低く、この低いものをくぐって入っていくという感じが印象的です。

s160506c.jpg これは建物内にあった案内図ですが、平面図はこのようなことになっていてちょっと驚きです。左のホールと右の美術館自体は普通な感じですが、そのエントランスホールにあたる空間が、丸い芝生の広場と、その周りを一周する屋内の通りの空間からできているようです。この屋内の通り(呼び名があるかもしれませんが…)の両側に、個々に独立した様々な機能空間がぶら下がっていて、箱の中に居る感じが全くないのがとてもイイです。ちなみに、メインエントランスは駅とは反対の駐車場側のようです…。目

s160506d.jpg 広場全体はカメラに納まらないですが、赤い部分がホールへの階段室、青い部分が美術館への階段室、その手前にある小屋の形をした部屋は子どもアトリエです。広場に展示されいてる2本の丸太は、ちゃんとは見てこなかったのですが、建物にも使われている上田の木材を紹介しているもののようです。

s160506e.jpg 小屋の形をした離れのような部屋は10室くらいあり、写真はスタジオですが、このような形をしています。RC造の平屋ですが、勾配屋根に板を張った外壁の意匠で、違う建物が紛れ込んだような不思議な感じです。空調などは結構考えて設計されているのだろうと、感心してしまいます。るんるん

s160506f.jpg 右側の、屋内の通りの丸い建物の外周には、細い角の木材がずらっと縦に張られています。左の美術館の建物は、上記のホールと同じでコンクリートの壁面に縦と庇の凹凸を付けた意匠です。間に立って見比べると、左の考えて創られた表情よりも、右の角材の張った都合による完全には意図できない表情の方が、私は惹かれるものがあります。

s160506g.jpg 屋内の通りは平面上丸いので、このように常に先が曲がっており、見通せない先に何かありそうな期待を感じます。芝生広場側の内側は開口ですが、反対の外側は角材張りになっているのも、通りの曲がっていることを引き立てているようです。上を渡るブリッジは美術館へのアプローチです。天井に伸びる柱は丸い鉄骨?CFT?なので、ここはRC造やS造の組み合わせなのですかね。

s160506h.jpg 張られている角材は、このようなことになっています。サイズが2種類?あることと、角でなく一面を斜めにカットしているのが、壁のランダムさを創り出している勘所でしょうか。それにしても角材張りの面積を考えると大変な施工手間ですが、その手間の分、魅力になりますよね。ひらめき

s160506i.jpg 公共施設なので、屋内外とも誘導ブロックが通っているのですが、誘導ブロックも通りの円の中心に合わせて?、きれいなRを描いて貼られています。こういうのは案外珍しいかもしれません。床のタイルは、当然ながら通りのRに合わせてキッチリ張られているのですが。

s160506j.jpg 余談ですが、屋内の通りに置かれていたイスです。細い鉄骨のフレームに、小さい木の背もたれ、白い柔らかい座面で、置かれている姿がイイ感じです。頼りなさそうだけど存在感がとてもある…という感じです。

s160506k.jpg 越ちひろさんの展示会は、想像と違って、とてもパワフルというかエネルギーに満ちている展示でした。あさって5/8(日)までやっています。日にちの都合でライブペインティングの作業は見れなかったのですが、作品のキラキラ感とは少し違って、その大きな作品を描かれる熱さをとても感じました。様々なものを描いていたり壁面や和の内装で描いていたりと、その作品の持ってる強さにとても驚きます。アート

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2016年04月22日

【色々とみて】95_上野公園と上野東照宮の見事な装飾など


s160422a.jpg だいぶ前になってしまいましたが、上野恩賜公園内にある修復工事が終わった上野東照宮http://www.uenotoshogu.com/へ寄ってきました。上野動物園入口脇から東照宮へ向かい、大石鳥居をくぐり灯籠の間を歩いていくと、このように見えてきます。黒っぽい色に輝く金色の存在感は、上野公園の中でも違う場所へ入って来た感があります。参拝はこの唐門の外側からするようになっていました。数年前に来た時は修復工事中で、社殿が描かれた工事用のシートで覆われた状態でした…。晴れ

s160422b.jpg 拝観料を払って透塀の中へ入って、社殿を近くで見てみます。その前に、脇にある栄誉権現社に参拝してから、透塀の中へ入ります。写真は、唐門の内側の装飾ですが、見事というかすごいです。iPhoneでの撮影のため、全体は画角に納まりませんでした…。柱間の透彫もすごいですが、屋根の唐破風の形状と装飾や、柱に軒桁が乗る所の斗や肘木や木鼻の装飾の細かさがすごいです。
 日光含め東照宮全体の装飾は、思いつく限りをとことんやり切ったように感じます。これらの装飾を考えて追求する熱意と造り上げるエネルギーはすごく、その結果、完成した建物が放つオーラは、日常とは一線を画した特別な空間であることを醸し出しています。1年ほど前に、日光の大猷院などを見てきていたhttp://home.kurade.net/article/131169735.htmlので、それと同じ意図で建てられた建物が、都内にも残っているのも驚きです。
 ですがそこは、現在は上野公園内の動物園に隣接する立地なので、敷地の横を動物園に来た子ども達が通って行く声が響いていたりします。このような混在やギャップ?が、上野公園テーマパークの面白さでもある気がします。

s160422c.jpg こちらは拝殿です。金色がメインですが、ベースの黒色が効いているので、軒などはとても洗練されている印象です。屋根や各垂木先の金色の並びは、きれいです。参拝者のことを考えてか、唐破風の両サイドの屋根には雨どいが付けられていますが、なるべく気にならないように?単純な形状で納められているようです。

s160422d.jpg 拝殿の南西側背面です。柱上部の斗などは細かく色が使われた装飾ですが、それよりさらに黒色と金色の印象が強く、屋根の隅部や各垂木の装飾が見事です。屋根の上はほとんど見えないのですが、棟の先端にある鳥衾(というのですね…)が長く伸びているのがいい感じです。るんるん

s160422e.jpg 社殿を囲う透塀ですが、寺社を仕切る塀としては緩やかな印象です。4.5尺くらい?の幅の装飾が200枚以上連続しているそうで、立派な屋根が乗っています。装飾は1枚の中に上下2ヶ所あり、それらが全て違う装飾になっているそうで、手前に設置された柵兼手すりに、それが何の装飾かのラベルが貼られていました。中段の青緑色の斜め格子の装飾は、装飾の意味は分からないのですが、そこだけがまわりと違う意匠に感じます。

s160422g.jpg 東照宮の参道から撮った、旧寛永寺五重塔ですが、上野公園にあると思うとやはり新鮮です。私の世代には、上野は公園の印象なのですが、こういうエリアにいると、かつては大きな寛永寺の境内だったということを感じられます。目

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2016年04月06日

【ばり研通信】76_「マイナンバー」のことを知ってみる


「ばり研」(=ノイエ)は、http://blog.goo.ne.jp/neue-blogです。
以下、「ばり研通信」180号(2015年11月末発行)の私の連載より、一部、修正して掲載してます。
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とりあえずいってみますかぁ♪ #76

* 「マイナンバー」のことを知ってみる *

s160406.jpg 原稿依頼の時に、私の編集担当のAさんから「『マイナンバー』のこと書けます?」と話しがありました。「マイナンバー」はノイエ全員に関わる事ですが、私自身は基本的な概念しか分かりません。じゃあ…直近で自分自身に影響することぐらいはノイエで知っとこうか…となり、「マイナンバー」について、話したり聞いたりして書くことにしました。
 ※なお、以下「マイナンバー」とは、法令上でいう「行政手続における特定の個人を識別するための番号」のうちの「個人番号」のことです。また、以下の内容は、2015年11月12日に聞きながらメモしたものなので、正確かつ最新の情報は、内閣官房などのホームページや「マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178」で確認してください。電話
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 この原稿を書く時点では、ノイエのメンバーやスタッフでは、まだ誰も「マイナンバー」を受け取っていませんでした。そこでまず、メンバーで「マイナンバー」について知ってることや、どんなモノだと思うか話してみます。が、「何に使うの?」「TVでカードが送られてくると観たけど」「保険証とかの代わり?」「病院とか役所で見せるの?」…という状況です。そもそも、何がどう送られて来るのか…すら分かりません。
 なので、メンバーで「マイナンバー」の何を確認したらいいか…を話し、さいたま市北区在住のAさんと、北区役所へ「マイナンバー」のことを聞きに行ってみることにします。聞きに行くことで、「マイナンバー」のことで困った時に、どこへ相談に行ったらよいかも分かると思いますので。目

○まず区民課で「マイナンバー」の基本的なことについて
1) 「通知カード」の郵送

・郵送される物は、「通知カード」と「個人番号カード(ICチップや写真付の樹脂製カード)交付申請書」。
・「通知カード」は世帯ごとに一つの封筒で郵送され、その中に世帯の全員分の「通知カード」が入っている。世帯分離している場合は、世帯のごとの封筒で郵送される。
・簡易書留の受取りは、日本郵便における本人確認の基準による。世帯のうちの一人が、世帯の全員の分の本人確認をして受け取るものと思われる。自署困難な障害者などの単身世帯では、従来の書留などと同様に、障害者手帳等の提示で本人確認することで受け取り可能と思われる。
・郵送の状況は、国が「通知カード」を作成して、直接、管轄の郵便局へ送付するため、市区町村では分からない。

2)「通知カード」の保管
・「通知カード」の保管は、その人が無くさないような方法で管理すればよく、特に常時携帯する必要などはない。
・「個人番号カード」の交付は任意で、申請しなくてもよい。
・紛失や破損や盗難などで「通知カード」が使えなくなった場合などは、役所へ再発行の申請をすることになると思うが、まだ手続きが具体的になっておらず案内できない。おそらく、再発行ための手数料等がかかると思われる。

3)「通知カード」の使用・記載
・現時点で「マイナンバー」を記載するのは、会社勤めの人(サラリーマン)の年末調整ぐらいなので、サラリーマン世帯の扶養等で記載を求められる程度と思われる。
・サラリーマン世帯以外の人は、基本的に官公庁施設の中で記載を求められるだけと考えてよいが、まだ当面、記載が必要になる制度は無い見込み。その確認は関係各課へということで、確定申告→税務署、国民年金・国民健康保険関係→年金課、雇用保険関係→県ハローワーク、障害者自立支援法関係→支援課、生活保護→福祉課など。
・障害のある人などで、官公庁以外で「マイナンバー」を書いてとか「通知カード」を見せてと言われ、どうしてよいか判断がつかない場合は、その場では伝えずに相手の名前と連絡先を確認して、一旦、判断のできる人に相談してから、後日対応するような方法もあるのでは。
・官公庁以外では、銀行に「マイナンバー」記載の話しがあるが、法的整備が未だなので、当面、任意の記載と思われる。モバQ

○この後、年金課と支援課をまわって
・国民年金(障害者基礎年金など含む)などの年金制度は、日本年金機構が「マイナンバー」は当面のあいだ記載しないと表明しているので、当面、記載はない。
・国民健康保険は、H28年度から一部申請書に「マイナンバー」の記載欄ができ、記載することで証明書等を省略する予定だが、当面、記載は任意の見込み。健康保険証への「マイナンバー」記載や、健康保険証との一体化などの予定はない。
・障害者自立支援法関連は、一部手続きの申請書に「マイナンバー」の記載欄ができるが、当面、記載は任意のため手続きは今までと変わらない。障害者手帳や受給者証などへの「マイナンバー」記載や、手帳等との一体化などの予定はない。
・障害者自立支援法の事業所等に対して、行政から「マイナンバー」の記載を求めることも、当面予定はなく、事業所等を通じて利用者の「マイナンバー」の記載を求めることもない。ビル
     *
 このように、「マイナンバー」のことを聞いた中では、サラリーマン世帯の年末調整以外では、当面、「マイナンバー」を記載する機会はないようです。Aさんも、「通知カード」をどうしまっておくかと、「マイナンバー」を求められた時にどうするか、という点に、考えることが絞られたようです。私などでも、「通知カード」は、どこか大事な物をしまうところに入れておく…ことになりそうで、そうなると、番号の流出より、しまい忘れ…を心配した方が良いのかもです…。あせあせ(飛び散る汗)

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2016年03月22日

【色々とみて】94_大正〜昭和初期のままの旧安田楠雄邸の空間 その2


s160322a.jpg http://home.kurade.net/article/174428228.htmlの続きで「旧安田楠雄邸庭園」http://www.national-trust.or.jp/properties/y-tei/y-tei.htmlです。「残月の間」の奥に、家族の日常生活の場として使われた「茶の間」があり、この2つの部屋の間の畳の下に防空壕があるそうです。防空壕は年に2回程度中を公開する日があります。「茶の間」はなじみのある空間スケールで、とても落ち着いた空間です。畳と段差の無い小さな踏み込み床もあり、庭側は猫間障子の付いた障子でだけで仕切られています。

s160322b.jpg 障子だけというのは、その障子を外側から見ると、写真内の右側のようになっています。ガラス戸などはなく障子がダイレクトに外に面し、濡れ縁になっています。障子1枚でも、写真のように軒が深いので、普通の雨であれば特に問題はないそうです。
 もちろん雨戸はありますが、日中は冬場でもこの障子1枚という建築当時と同じスタイルで、平成8年まで生活されていたそうで驚きです。普通はサッシを付けてしまいそうですが、それをしなかったため当時の姿が残っているのです。ここにも大きな沓脱石が置かれています。

s160322c.jpg 「茶の間」の襖を開けると、このような立派な水屋が作られています。この水屋は、家族が日常でお茶を楽しむために使われていたそうです。喫茶店

s160322d.jpg 「茶の間」の奥の北側にある「台所」です。目を惹く大きなトップライトは建築当時のもので、他にも勝手口などの大きなガラス窓に囲まれた、とても明るい空間です。この「台所」が唯一改修された箇所とのことですが、その改修も昭和4年とのことで、住宅の現代化への改修とは全く話しが違います。改修によって、コンロと流しを台所の中央に移し、調理人の方が使い勝手の良いアイランド型?になったそうです。

s160322e.jpg 「台所」は土間の手前に、床の張られた広い前室のようなスペースがあり、大きな戸棚と床下収納が作られています。この戸棚がとても興味深く、食器棚と調理した食品を置く棚を兼ねており、そのため戸棚は蝿帳として戸に網を張ったような造りになっています。風は通すけれど、蝿は入れないという仕組みです。
 さらに、この戸棚は前室の中央で仕切りのように設置されていて、空間を2つ分け、両側から使えるようになっています。写真は、女中部屋側から撮ったものですが、写真右側の方が、家族などが利用する表側になります。
 写真のように、このスペースにも天窓があります。昭和30年頃まで使われていた、氷を入れて冷やす木製の冷蔵庫なども残っていて、当時の邸宅の台所の様子を伝えるものがたくさん残っています。るんるん

s160322f.jpg 来客用とは別に、建物の奥の方にある階段は箱階段になっています。その階段を上がった所に、小さなスペースがありいい感じです。

s160322g.jpg この階段にあるガラス窓は、ちょうど目線の高さになる下から二段目に、写真のようなスリット状に磨り残したガラスが入っています。外の様子を見るためだそうで、とても面白いです。

s160322h.jpg 「茶の間」の上の二階に「予備室」と呼ばれる和室の部屋があります。後述の「客間」とプライベートなスペースとの中間にあたり、客用にも家族用にも、どちらにも使えそうな位置としつらえになっています。写真は、その「予備室」のあたりにあった装飾です。これも建築当時からのもので、モダンな柄を細いスリット状に丸で抜くような繊細な造作は、現代のレーザーで加工したかのようです。かわいい

s160322i.jpg 二階のメインとなる「客間」で、広さも天井の高さなどもスケールの大きな空間になっています。写真は、広いので床と書院のあたりを撮ったものです。

s160322j.jpg 「客間」の縁側は、庭の望むガラス戸が続く、とても明るい空間です。写真は1月なので、庭の様子は寂しい時期ですが、春は写真のしだれ桜を間近に楽しむことができたりと、当時から今でも、来客をもてなす建物の中心の空間になっています。

s160322k.jpg 「客間」と「次の間」との間の欄間は、このように繊細に組まれた筬欄間と呼ばれる組木細工が入っています。材や隙間のピッチなどとても見事な姿ですし、大正時代のものとは思えないほど全く狂いもなくきれいです。よく見ると、漆塗りの部分や朱塗りの部分もあり、とても手が掛かっているのが分かります。目

 この邸宅は、関東大震災も戦時中の空襲もくぐり抜けてきたそうです。さらに、邸宅とはいえ木造住宅で、70年もの年月を経ても、建物や木部が傷んだり傾いたりなどしているのが、とても少ないのにも驚きです。地盤の良い場所に独立基礎?ですが、建築時に地面からの湿気を防ぐため、全面に土間コンが打設されているそうです。浴室や土間まわりは、コンクリートで布基礎のようになっているようです。さらに建物外周のほとんどがガラス戸や窓の開口になっており、陽もたくさん入り、空気がとても通るので湿気も全くこもらない感じがします。
 土台や梁の材種は聞いてこなかったですが、柱は総栂の真壁造りで、適度な住宅スケールで区切られているため柱の本数はとても多く感じます。床も、廊下や縁側含め基本的に畳を載せているので、梁や床組などもかなりしっかりできているのではと感じます。家

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2016年03月11日

【色々とみて】93_大正〜昭和初期のままの旧安田楠雄邸の空間 その1


s160311a.jpg 1月末に、文京区千駄木にある「旧安田楠雄邸庭園」http://www.national-trust.or.jp/properties/y-tei/y-tei.htmlを見に行ってきました。邸宅は大正8年築の、敷地に合わせた雁行型の近代和風建築で、昭和初期以降はほとんど改築や改修がされておらず、建築当時の姿がほぼそのまま残されている、というのが驚きです。サッシ化された窓も無く、エアコンの設置も無く、洋室のカーテンは大正時代のものがそのまま使われており、当時の家具や生活用品も多数そのまま残されていたそうです。平成8年まで普通に生活に使われていたとのことで、70年間、ほぼ変わらない暮らし方をされていた…というのもさらに驚きですし、住まいへの愛着というものを強く感じます。そういう経緯や気持ちを踏まえて、住まいを見させていただき、感じさせていただく…という気持ちになります。平成8年に遺族の方から日本ナショナルトラストへ寄贈され、修復を経たのち一般公開されているそうです。とても、キレイに手入れや管理がされており、邸宅を使って建物に息を吹き込む季節の和の行事なども企画されており、また行きたくなる空間です。るんるん

s160311b.jpg 表玄関は広い土間に、巨大な沓脱石がドンとあります。4枚ガラス引戸だけでなく、障子の入った窓や欄間で明るい空間になっています。天井は、スギ板の張り向きを変えて市松にしてあります。写っている方々は、日本ナショナルトラストの関係で、建物案内などをされている文京区のボランティアの方々です。この日は冬シーズンでとても寒い日だったので、ほぼ私一人で案内していただき見学できました。

s160311c.jpg 玄関を上がった寄附の脇に、電話室があります。そこに昭和初期のダイヤル式の電話機がそのまま残っています。パンフレットによると「2号自動式壁掛電話機」というものだそうです。博物館とは違って、住宅の中にあるとたいそうな物だったのがよく分かります。電話

s160311d.jpg 玄関から近い位置にある応接間でここは洋室です。大正時代から昭和初期の、洋室の調度品が当時の雰囲気を再現するように置かれています。アームチェアと2段の丸テーブルは昭和4年の結婚祝い品だそうで、上段がガラスの2段丸テーブルは、どういう使い方をしたのかとても興味深い形をしています。チェアの表地は、最近、当時のまま残っていた生地を元に、当時の作り方を再現するようにして作り直し、張り替えたそうです。テーブル脇の2つの台は手あぶりというそうで、炭を中に入れて手を温めるのに使ったそうです。この手あぶりや奥のレースカーテンは、大正時代のままのものだそうです。

s160311e.jpg 応接間の奥、庭園側には、このような広い縁側のようなサンルームがあります。連続したガラス戸でとても明るいですし、床のゴムタイルもモザイクタイルような雰囲気を出していて、気持ちの良いスペースです。この床のゴムタイルも、劣化して脆化していたので、同じ物を再現して作り直し張り替えたそうです。

s160311f.jpg 応接間の一部のガラスはこのような結霜ガラスというものが使われています。「摺りガラスの表面にニカワを塗り、乾燥させると、ガラス面に食いついたニカワが収縮し、表面を剥ぎ取るためできる模様…」とのこです。「芋虫が這ったような模様」は若干気持ちが悪いですが、1枚と同じ模様にならないというのがいいです。

s160311g.jpg 応接間には、このような大正時代の蓄音機ビクトローラーがあり、現在もレコードを聴くことができるそうです。パンフレットには、米国ビクター・トーキング・マシン社の1923年製のVV-80というものだそうです。スピーカーにあたる拡幅器は、上段の観音扉を開けると中に内蔵されているそうです。このビクトローラーの右にちょっと写っているのは、昭和5年頃製造のヤマハのピアノで、ビクトローラーと共に2008年に修復され、現在もコンサートなどで使われているそうです。晴れ

s160311h.jpg 玄関から長い畳廊下を通った先に、「残月の間」があります。写真は、中央が障子の出隅柱で、左側が「残月の間」、右側が縁側になります。廊下もここの縁側もずっとガラス戸が連続しており、1階でありながら、とても明るいのが印象的です。建物全体で、100枚以上の雨戸があり、毎日(あるいは公開日?)朝全て開けて、夕方全て閉めて…というのをボランティアスタッフでやっているそうです。光りと風を通さないと、建物がみるみる傷んでしまうので、大切なことだとは思いますが、なかなか大変な枚数です…。

s160311i.jpg 天井も、様々な意匠のものがあるのですが、この「残月の間」の縁側の天井は、このようなスギ板の天井です。うねるような模様のある板目を、引き立つように見せる意匠も珍しいですが、床を支えるかのようなさお縁というか野縁のような構造は、天井の水平剛性を高めているかのようです。

s160311j.jpg 建物内の照明も、建築当初からのオリジナルの灯具がかなり残っています。意匠的には、持ち手の上にロウソクを置いて持ち歩いた提灯?をモチーフにしたような灯具が多いです。写真は「残月の間」の灯具で、2灯の間に2羽の鳥を透かしでデザインした鋳物製で、案内の方が、鳥が見えるよう向こう側に白い紙をあててくれています。ちょっと周りからは浮いたような意匠に感じますが、独特な姿は面白いですし、鋳物にした中に電線を通しているというこだわりがとてもいいです。目

 続きは、http://home.kurade.net/article/174584528.htmlです。

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2016年03月01日

【ばり研通信】73_特別支援学校の学生さん達に伝えるとしたら…


「ばり研」(=ノイエ)は、http://blog.goo.ne.jp/neue-blogです。
以下、「ばり研通信」177号(2015年7月末発行)の私の連載より、一部、修正して掲載してます。
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とりあえずいってみますかぁ♪ #73

* 特別支援学校の学生さん達に伝えるとしたら… *

s160301.jpg この通信が発行されるのは、学生さんたちがそれぞれに夏休みを過ごしている頃だと思います。そこで、特別支援学校の学生さんなどに、ノイエの経験豊富な?メンバーから、自分の生活の中でどんなことを伝えてみたいか聞いてみることにしました。ただ、私から条件をお願いして、〇〇楽しいよ〜とか、〇〇気分いいよ〜という感じで伝えられることに限定して、バリアフリーとか真面目な?話しは避けてもらいました。映画
     *
 Aさんは、普段「ストレスがたまっているので」、「夏休みとか長い休みに入ると」気分がいいよ、とのことです。「どこにも行かなくていいし、面倒なやつら(ノイエのメンバー?)に会わなくていいし」と。休み中は、「どっかに行くわけでもなく、ひたすら寝て、ダラダラする」のが最高で、「休みは基本的に昼夜逆転」と。いつ頃からほっといてもらえる?ようになったか聞くと、「昔から母親が(仕事で)ほとんど家にいない」ので「一人でいられたから」と、一人で自分の時間を過ごすことが多かったようです。
 誰にもジャマされず自分の時間を過ごすことも大事…という感じでしょうか。長く寝るなど心身の回復もあると思います。こんな感じに自分の時間を過ごせるには、家族との信頼関係ができてないと…というのもありますね。モバQ

 Bさんの伝えたいと思うことは、Aさんにも手伝ってもらって考えます。その中から「いかに気付かれないようにカラオケをやって帰ってくるか…」が一番活き活きしてる?かな、となりました。人力車の販売中に、上階でやってるカラオケ教室に、ノイエの誰にも気付かれずに行って、販売の片付けまでに戻ってくる…ということです。Bさんは、どうやって行こうか様々な作戦を考えて実行していて、販売中のメンバーに気付かれないぐらいは「おちゃのこさいさい」みたい…だと。
 やりたいことは、自分でどうやってやろうか考えて実行してみる…という感じでしょうか。ただ待っていると、大抵はやらないままで過ぎてしまいますからね。るんるん

 Cさんは、「コンビニのおばさん(店員さん)が、僕が行くと、今日は何がいいの?と出て来てくれるようになった」とのことです。おばさんのどこがいいか聞くと、「覚えていてくれて、気さくにどんどん話しかけてくれて、これが買いたいと言ったらスーッと動いてくれる」と。そうなると「僕も土日も行くようになるし、そこの商品を買いながら、おばさん今日もいるかなと見たりする」と。どうしてそういう関係になれたのか聞くと、Cさんの方からも「これから仕事に行ってきます」とか「仕事帰りに顔を見に来ました」とか、話しかけているから、とのことです。
 お店などでも、自分のできないことを分かってもらうだけでなく、お互いの人づきあいがあって、もっといろんな意志疎通ができるようになる…という感じでしょうか。年齢を重ねると、気にかけてもらう立場から、徐々に気にかける立場に変わっていきますしね。晴れ

 Dさんは、「二十歳すぎの頃に、小学校の時の同級生だった友達と、ショッピングとかして、おしゃべり」するのが楽しかった、とのことです。おしゃべりはどういう感じで楽しかったか聞くと、「時間が経つのを忘れる」くらい夢中になっていたと。そういうおしゃべりはどうしたらできるようになるか聞くと、「自然体になれば」と、気負ったりしないのがいいようです。
 友達とかとおしゃべりをしよう…という感じでしょうか。様々な人と色々気軽なおしゃべりは、特に女性には楽しいと思いますし、人づきあいも広がりますよね。目

 Eさんは、「ネイルとか、おしゃれとか」がいいとのことで、特にネイルは「人に見せられるし、自分で眺めていても楽しい」とのことです。「友達との話しのネタにもなるけど、やっぱり自己満足」が大きいとも。ネイルをしていると「気持ちが晴れてくる」けれど、逆に「少しでも欠けると凹む…」のだそうです。ネイルを始めたきっかけを聞くと、「友達がキレイでうらやましかったので」と、やはり女性はおしゃれそのものが楽しいんですね。
 女性はおしゃれを楽しみましょう…、もしかしたら、今どきは男性もおしゃれを楽しみましょう…という感じでしょうか。自分の気持ちも盛り上がってきますし、自己満足は日々の活動の大事なエネルギー源だと思います。かわいい

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2016年02月17日

【色々とみて】92_アトレ浦和と蔦屋書店と「縫い−その造形の魅力」展


s160217a.jpg 先月、浦和へ行く機会があり、昨年11月にオープンしたアトレ浦和https://www.atre.co.jp/shiten/index.php?scd=21を、やっとこ見ることができました。ホームから降りてくると、アトレ北口というSuica専用改札口が新しくできて、アトレのNorth Areaに直接出られるようになっています。JR系の駅ビル直結の改札というのはあちこちにありますが、Suica専用にして駅員さんを置かないこういう形式が、標準的なスタイルになっていくのですかね。

 この改札を出た先が、すぐダイレクトに「浦和 蔦屋書店」http://real.tsite.jp/urawa/に入るレイアウトなので、その店内の様子が駅構内からもよく見えて、イイ雰囲気になっています。蔦屋書店の洗練された空間と独特なディスプレイ、そこにスターバックスコーヒーもあって、この空間の中に居ると埼玉な感じ?がしません。スペースとしてはとても興味が湧きますが、ここのスタバでは、私は緊張してお茶できないかもです…。喫茶店

s160217b.jpg こちらは、東口駅前広場側のSouth Areaの外観です。内部は人が多いので写真が撮れませんでしたが、こちらも店舗の構成と配置が面白いです。単なる持ち帰り用の食品店やスーパーだけでなく、コンパクトなカフェなどもあり、さらに中央に配置された休憩スペースを囲むようにテイクアウトできる飲食店が並び、そのスペースで食べることができます。別な時に、そこで食べたりしましたが、広くはないですが不思議なスペースで面白いです。ちゃんと手洗器などもあり、ちょっと立ち寄って食べるだけみたいな使い方に便利そうです。るんるん

s160217c.jpg その後は、うらわ美術館http://www.uam.urawa.saitama.jp/へ寄って、「縫い−その造形の魅力」展を見てきました。展示の中では、やはり宇梶静江さんの絵本の元作品がとても良かったです。平面の紙に印刷された絵本とは違う質感と立体感は、表現したいことをもっと力強く伝えてくる感じです。他にも歴史をたどる展示の中で、パンフにも載ってる「刺子半纏」の裏地の見事な華やかさや、「たっつけ」という青森のオシャレなボトムス?も、デザインが今でも通じる見事さです。

s160217d.jpg うらわ美術館は、浦和ロイヤルパインズホテルの入っている建物内にあります。初めて行ったのですが、ホテルと共通のエントランスホールを通り、エレベーターで上がるまでの空間は、オープンして15年の建物とは思えない、昭和のホテルの雰囲気満載のインテリアです…。目

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2016年02月06日

【日曜大工仕事など】27_水栓のレバーハンドル交換とウォシュレット触媒交換など


s160206a.jpg 以前、http://home.kurade.net/article/171672093.htmlで暮らし方を見させていただいたお宅で、洗面化粧台の水栓が回しづらいとのことで、水栓のハンドルをレバー型に交換することがありました。その方は握ることはできなくはないのですが、手や指に不自由があるので、左の写真のようなよくある洗面化粧台のハンドルでは、思うように操作できないようです。ハンドルが花のようなデザインで、引っかかりが特に少ないので、なおのことのようでした。

s160206b.jpg ハンドルを回転させて操作する水栓のほとんどは、ハンドルを好きなタイプに簡単に交換できますし、今はホームセンターでも様々な交換用ハンドルが売られています。その中から、三栄水栓のスイングレバー「リングー」http://www.san-ei-web.co.jp/view.php?pageId=1009&dataId=5264にしてみました。狭い洗面台なので、レバー長が80mmと短めが良いのと、手で押す部分がリング形状で大きいので、多少手が不自由でもレバーが押しやすいというのがあります。また、樹脂製でハンドルのカラーが明確に分かるのと、従来の金属製に比べて安価なのもいいです。

 まずは、ちゃんと止水できていないとのことで、パッキンをチェックすると、かなり硬化していて交換が必要でした。水栓のスピンドルに付いていたパッキンを交換してから、レバーハンドルを取り付けます。余談ですが、ご自分で水栓パーツを交換する際は、細かいパーツが排水へ落ちないよう、洗面器の排水の栓を閉めておくのをお忘れなく。賃貸アパートなので転居時に元のハンドルに戻し、レバーハンドルは外して持っていくため、外したハンドルはキチンとしまっておきます。

s160206c.jpg 交換してからは、レバーの向きを調整します。洗面の右側に壁があり、その方は左手でしか操作できないので、レバーは左手で操作できるように、適切なスピンドルの凹凸との噛み合わせを探します。色々操作を試してもらいながら、写真のような左に30度くらいの位置で止水して、右に押して出水する位置になりました。最後に、水が出過ぎて跳ねてしまうので、洗面器下にある止水栓の開きを少し絞って完了です。目

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s160206d.jpg こちらは別な家ですが、流しシンクに付いている混合栓です。使い方の問題なのか、かなり力を入れて閉めないと水がちゃんと止まらなくなっていました。水栓自体は、まだ6年ほどしか使っていないので、パッキンの劣化とも考えにくいのですが、一応交換してみます。

s160206e.jpg 右が付いていた水栓のこまで、パッキンは厚めの多少節水型?のようなものが付いています。せっかくなので、パッキンだけでなくこまごと新しいケレップに交換してみます。これで軽く閉めても止水できるようになりましたが、止まるまでのストロークが少し長いので、この水栓自体に何か構造的な特性があるのかもしれません。たらーっ(汗)

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s160206f.jpg ウォシュレットの脱臭の排気からの臭いが多少気になるとの話しがあり、排気部分に入っている触媒組品を交換してみました。ウォシュレットは6年ほど前のTCF6220で、対応する触媒組品のTCA83-2Rを、TOTOパーツセンターhttp://www.toto.co.jp/Showroom/parts/から購入しています。

s160206g.jpg このように排気口を開けると、そのまま中に触媒が納まっています。古いものを引っ張り出して、中をとどく範囲で掃除してから新しい触媒を押し込み、排気口を戻すだけなので交換は簡単です。これも効果のほどはなかなか分かりづらいのですが、トイレの臭いが減った感はあるようです。モバQ

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posted by ki at 15:24| Comment(0) | 日曜大工仕事など

2016年01月25日

【色々とみて】91_障害者アート企画展とカフェフレンズNETと白幡沼


s160125a.jpg 先月ですが、「埼玉県障害者アートフェスティバル」http://www.pref.saitama.lg.jp/a0604/festival/index.htmlの中の「第6回埼玉県障害者アート企画展 Discover あなたも見つけに」を見に、埼玉県立近代美術館http://www.pref.spec.ed.jp/momas/へ行ってきました。私は展示会を知らなかったのですが、「クッキープロジェクト」http://ameblo.jp/cookie-pj/の方から誘っていただき、短い展示期間に行くことができました。土日を含むとはいえ展示日が5日間しかないので、一般の人が気付いて見に来るためには、2週間は期間が欲しい感じです…。それぐらいの充実した内容だと感じました。

 100名ちょっとのアーティストさんの作品があり、展示作品は数も多く、平面から立体まで表現方法も様々でとても見ていて楽しかったです。私はやはり、手間をかけて完成までたどり着いていると感じる作品や、作者の方が好きなように?自分の表現をしている感が強い作品に、興味がわきます。
 会場で、実行委員会の方と少し話すことができたのですが、作品は埼玉県内から公募のような形で募集して、作品を鑑賞したり、アートマネジメントを考えたりするワークショップの過程を経て、実行委員会やアーチストの方で展示する作品を選んだそうです。選ばれる前の作品数は、さらにもっとたくさんあるそうで、県内にそれだけの活動があり、アーティストさんが製作してるのかと思うと、ちょっと驚きです。目

s160125e.jpg これは、この「障害者アート企画展」のポスター兼フライヤー兼作品集と、出展アーティストさんの紹介冊子です。ポスター兼…のほうは、写真に写ってない片面はA2全面のポスターで、もう片面は折り畳むと写真のようにフライヤー兼作品集として配布できるようになっていて、よく考えられています。アーティストさん紹介冊子も、どのような人柄でどんなふうに製作に取り組んでいるかが全員について書かれており、アーティストさん自身にも着眼していることが伺えて良い感じです。るんるん

s160125b.jpg この日は他に、NPO法人フレンズネットワークさんhttp://www.f-net.or.jp/が、さいたま市南区別所にオープンした「カフェフレンズNET2」にも行ってきました。本格的なスパイスカレーや自家製シフォンケーキなどがいただける、自然で良質な食材へのこだわりのあるお店です。私は、シフォンケーキとコーヒーをいただきましたが、どちらもとても美味しいです。こだわりカレーを食べた方も、とても美味しかったようです。
 写真のように店内は広く、来客だけでなくお店で働く車いす利用の方にも、十分に動きやすいスペースになっています。また、店の奥には個室スペースもあり、サロンや広場など色々に展開できそうなスペースになっています。
s160125c.jpg お店で「フレンズNET」さんの自家製ジャムなどを売っていたので、色々種類がある中からラ・フランスのジャムを買ってきてみました。喫茶店

s160125d.jpg こちらは、「カフェフレンズNET2」すぐ裏手にある白幡沼です。冬場なので少し寒々とした景色ですが、水場があるのはやはり気持ちいいです。この頃は、まだ暖かい冬の日だったのですが、10人弱の方がカメラを構えて、水辺の鳥たち?を狙っていたようでした。晴れ

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posted by ki at 20:17| Comment(0) | 色々と見て

2016年01月18日

【建物進行中など】37_それぞれの暮らし方にふれてみる その3


「ばり研通信」179号(2015年10月末発行)の私の連載より、一部、修正して掲載してます。「ばり研」(=ノイエ)は、http://blog.goo.ne.jp/neue-blogです。

→前半のhttp://home.kurade.net/article/171672093.htmlからの続きです。サーチ(調べる)

s160110d.jpg 主に時間を過ごす和室は、南に面した6畳の広さで、2間(約3.6m)間口の2畳分の押入があります。前記のダイニングスペースから和室へは、浴室とトイレの間の短い廊下を通り抜けていく感じです。
 和室のメインは、パソコンとその周辺機器に囲まれた座卓…という感じで、パソコンを駆使しているAさんらしい部屋です。押入は襖を常に外した状態で、壁一面の大きな棚のようでとても便利そうです。Aさんがよく使う物や布団などは下段に置き、上段は収納ケースやヘルパーさんに片付けてもらう物などが置かれているようです。下段に、ラベルの剥がされたペットボトルが並んでいたので聞くと、手がすべるので、買ってきた時にラベルは剥がすのだそうです。

 和室の上空には、ハンガー掛けや物干が部屋を横断するくらいの長さで架かっていて、仕事着や普段着などの洋服がハンガーで吊るされた状態になっています。洗濯した後にヘルパーさんに掛けてもらうそうですが、室内干しのためだけでなく、Aさんが自分で着るものを選ぶのにも都合が良いようです。和室の照明は、Aさんが前の住まいから持ってきたリモコン付きの照明なのですが、なぜか壁のスイッチが見当たらなかったそうです。そのため、外出して帰って来た時にリモコンを探さないよう、和室の入口にリモコンは置いて出かけるようにしているそうです…。目

 キッチンは、ガスコンロではなく卓上IHコンロのみにして、換気などの注意を要する裸火を扱わないようにしています。キッチンのシンクは、Aさんは三つ這いの状態でも水栓に手が届くので、食事後の食器を水に浸けて置いておいたりするそうです。
 洗面は、前記のダイニングスペースの一画に置かれた洗面化粧台で、三つ這いの状態で洗面や歯みがきなどをしているそうです。水栓ハンドルは一般的な握りタイプですが、握りにくかったようなので、この取材の後に、手を掛けて回転させるレバーハンドルに交換しました。洗濯機は、その洗面化粧台の横に置かれていますが、床の排水口がちょうど洗濯機の真下だったため、洗濯機にゲタを履かせて対応したそうです。ひらめき

s160110e.jpg トイレは洋式ですが、便座は何も機能の無い普通のままなので聞くと、Aさんは、ウォシュレットなどは使ったことがないので使っていないとのことでした。ペーパーホルダーは左手側でないと使えないそうですが、その使いやすい位置はトイレのドアです。そこで、ドアとホルダーを両立させるため、写真のようなスライドするホルダーをAさんと大工さんで考えて製作したそうで、とても興味深いです。そのホルダーの上の壁に、立ち座りを支える→ 続きを表示
posted by ki at 16:56| Comment(0) | 建物進行中など